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やっぱりA♯は難しい

 声楽のレッスンの続きの続きです。シューベルト作曲「美しき水車小屋の娘」の 7番「Ungeduld/苛立ち」の話です。
 この曲は、有節歌曲なのです。4番まであるのです。ドイツ語が苦手な私には、このような歌詞が多めの曲は…ちょっとつらいです。自宅で一生懸命に歌詞を読み込んできましたが、とりあえず、1番に関しては、拙いけれど歌えるレベルにまで読み込んできましたが、2番はまだ読み込みが不足気味で、歌えるレベルには達していません。3番4番に関しては、まだ目を通していないくらいです。
 ですから「本日は1番だけで!」とお願いしてしまいました。
 前の6番は、初回のレッスンの時に、すでにすべての歌詞で歌えるレベルにしておきましたから、今回の曲の出遅れ感は半端じゃありません。この曲は合格をもらえるまで、ずいぶん時間がかかるかもしれません。
 さて次は、ヴェルディ作曲「リゴレット」の「La donna e mobile/女心の歌」です。この曲は、もはや最後の最高音A(実はA♯)の発声だけが問題です。
 その他の部分は、響きを高くする事。張り切って歌う箇所と、お休みをしながら歌う箇所のメリハリをしっかりつける事。この2点に注意すれば良しなのです。
 で、問題は最高音Aの箇所。先生曰く「ここは絶対に歌えるはずだから!」と励まされながらチャレンジし続けました。
 いくら高い音程の音であるとは言え、ロングトーンで歌うわけではなく、ほんの一瞬、チョロっとでも出ればいいのです。、引っ掛ける程度に出ればいいのです。間違って出ちゃったレベルで十分なのです。
 気をつける事は、力まない事です。力んだら、すべてがパーになってしまいます。高音は力づくでは出ないのです。少なくとも、首から上は、楽にリラックスしていないといけません。
 その代わり、腹筋はしっかり動かさないといけません。もっと素早く、もっと力強く、もっと思い切って、動かさないといけません。持てる力のすべてを腹筋にぶっ込む感じでいいくらいです。
 で、クチの奥を全開にし、頭から、スコーンと抜けたような、開放的な音色の声で歌えれば良いのです。
 …と注意事項は分かっているのだけれど、実際にこれが出来るのかと言えば、なかなか難しいです。何度もトライし、その度に注意されて、一つ一つ改善して、最後の最後に、チョロっとだけAが出たみたいですが…じゃあ、自宅に戻って一人でAが出せるのかと言えば、それはちょっと無理っぽいです。
 先生の指導の元なら、出せるわけですから、全く出せないわけでは無いのでしょうが、一人の時に使えなければ、それは“できる”とは言えませんね。
 実にまだまだな私です。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。
    >無洗米
    「無洗米」という言葉にはこちらも違和感を感じていました。
    wikiでは
    「無着色=生産者が着色を行っていない」、「無農薬=生産者が農薬を使用していない」であることから、「無洗米」は 「生産者が米を洗っていない」といった意味になるのではないかと指摘している。しかし「無」と同様に否定を表す接頭辞「非」や「不」では「非洗米」「不洗米」と印象があまり良くないことなどから、「洗う必要がない」ことを端的に表す表現の難しさも挙げている。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%B4%97%E7%B1%B3
    妙に納得です。
    ちなみにこちらはお米屋さんで3分づきしてもらったものを買っています。
    失礼しました。

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
     やはり「無洗米」はおかしいですよね。wikiにあった「既洗米」は妙に納得ですが、だからと言って、今から「既洗米」という呼び方にはならないだろうなあ…とも思います。
     やはり、最初にネーミングした人の罪は、とても重いと思いますよ、私。

  3. 如月青 より:

    「水車小屋」第7曲、現調版で歌ってますが、Aがやはり関門です。
    先日のレッスンで、上の音域が伸びない原因は舌根に力が入って持ち上がり、息の流れを止めているから、ということが判明しました。
    舌根を下げるのにスプーンで押し下げるのがいいそうですが、やってみたらかえって反動がついて吐き気がしてきたので、下の歯の上に舌を伸ばしてできるだけ下あごをだらしなく脱力、声は出そうとせず、出なけりゃでなくていい、というくらいの意識で息を通すといいようです。慣れるまで音量は意識せず、むしろできるだけ小さく、と教わりました。
    家でやってみると、高音程を顔面の上部で調節する感覚が分かり、うまくいくとb辺りまで楽に出せます。
    パートによって事情は違うと思いますがご参考まで。

  4. すとん より:

    如月青さん
     クネーデルの話ですね。私は合唱を始めた20代の頃に指摘されて、それこそスプーンを押し当てながら歌って感覚を掴んで矯正しました。日本人なら誰しもが通る道なんだそうです。
     ちなみに吐き気の話ですが、ノドが開けば吐き気がするのは反射なので当然です。吐き気の一歩手前で歌うのが理想のフォームなんだと、よくY先生には言われますが、そこまで自分を追い込めないのが私なんです(汗)。
     私の場合は、舌根が問題なのではなく、声帯周辺の筋肉に力が入ってしまうのが原因なのです。脱力、難しいです(涙)。

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