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発表会まで約一ヶ月ですね

 声楽のレッスンの続きの続きです。メンデルスゾーン作曲「エリア」の4番「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」です。注意事項は昨日の記事にもあったように、なるべく感情を入れずに、心は冷静なまま最後まで歌い切る事です。確かに、それは大切な事だと思いました。
 以前のように曲の事をあまり知らずに、ただの“歌”として歌っていた時には、割と楽に歌えていたのに、曲の内容や歌詞の意味、オラトリオの中における役割などを知り、自然と感情移入をして歌った結果、感情表現に声を使ってしまったのでしょうか? あるいは感情に発声が引っ張られたのでしょうか? この曲を歌い切るのが、とても大変になってしまいました。声も途中で使い切っちゃったし…。ああ、この感覚はとても懐かしいです。キング先生のところで歌っていた時は、いつもこんな感じでした。で、いつも撃沈していたんだよね。
 実力が伴わないのに、思いのままに、余計な事をあれこれするから、声をすぐに使い切ってしまうわけだし、撃沈するわけです。とにかく今は、たとえ棒歌いになっても、発声第一で“歌”として歌い切る事を優先的に行いましょう。なにしろ、正直言えば、それすら難しくて手に余っているのが現状なのですから。
 さて39番「Dann werden die Gerechten leuchten/その時正しい者は」です。すぐに感情を抜きなさいと言われても、簡単に抜けるものじゃありません(笑)。この曲も、3&4番同様に、歌詞の内容を伝えるよりも先に、発声の事を考えて歌わないといけません。棒歌い上等!っす。
 この曲は音程の平均値が高い曲です。こういう曲ほど子音を強調して、フライング気味に歌うと良いです。合わせて、息もフライング気味が良いです。声になる前の声をきちんと発声していく事が楽に発声するコツなのです。
 次はバーンスタイン作曲「ウェスト・サイド・ストーリー」の二重唱「One hand, one heart/ひとつの手、ひとつの心」です。いやあ、和音が難しいせいか、歌っていても、うまく和音に乗り切れません。よく伴奏を聞いて、きちんとハマるところで歌わないといけませんが、そのハマるところが狭い狭い…。さすが現代曲。
 今回注意されたのは、妻と声を開く箇所と閉じる箇所を合わせる事です。同じように歌っていても、片方が声を開き、もう片方が声を閉じたら、あまり美しくありません。開くなら二人とも開く、閉じるなら二人とも閉じるべきなのです。この曲は二重唱なので、独唱曲のように、自分勝手に歌ったり、気分次第で歌ったりは、基本、無しです。ちゃんと打ち合わせをして、打ち合わせ通りに歌わないといけません。ああ、面倒くさい(笑)。 最後は、「椿姫」の「Ah! fors’è lui/そはかの人か~Sempre libera/花から花へ」のテノール・パートです。妻がレッスンをしているところに、自分の箇所が来たら、横入りして歌うわけですが…いやあ、入るタイミングが難しい。だいたい、自分のレッスンの番ではないから、気を抜いてボケっとしているわけじゃないですか? そんなところに、急に自分の番がやってくるわけだから、あれこれ慌ててしまうのが本音です。そうでなくても、入りが難しいのに、気を抜いていたら歌えるものも歌えないのは当然です。
 今回のレッスンはこんな感じでした。次回のレッスンはY先生ではなくF先生によるレッスンとなっております。妻メインでのレッスンになりますので、私は気楽気楽でございます。

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コメント

  1. 如月青 より:

    初めてのコメントですが、中年の声楽愛好家です。
    発表会前の練習につきまとうあれこれ、本当に良くわかります。
    すとん様はでも自分のやるべきことをよくわかっていてすごい!と思います。
    実は自分も一週間後に発表会を控えている者です。曲目はcaccini「Ave Maria」、シューベルト「春の夢」。
    とにかく音が上がるときに喉の力を抜いて、とそれだけしか考えられません...
    さて、唐突で申し訳ありませんが、先ほどメールを1件送らせて頂きました。
    多少お手数のかかることのご提案ですが、お目通し頂ければ幸いです。

  2. すとん より:

    如月青さん、いらっしゃいませ。
     お互い、発表会間近みたいですね。全力を尽くして、お互い、その日に臨みたいものです。
     さて、メールの件ですが、どうやら不達のようです。申し訳ありませんが、もう一度送っていただくか、差し障りの無い範囲でこちらにお書きいただくのが良いかなって思います。こんな事は初めてなので、私もちょっとキョドってます(笑)。

  3. 如月青 より:

    ご連絡有難うございます。メール再送させて頂きました。
    「神様のような声」の項で感じましたが、オペラのテノールは「アクションスター」なのですね。
    昔雑誌記事で読みましたが、チャールズ・ブロンソンが、「あなたは知性のある方なのにどうして内面的な演技をしないのか」と問われ、
    「役柄がactorではなくstarだから、心理劇はいらない。かっこよく「型」を見せて観客を魅了するのが役目」という趣旨の答えを返したそうです。
    先ごろ亡くなった田村正和氏も(古畑任三郎以前は特に)それを意識して行動していたようです。
    横浜は自宅からは遠いので、舞台を拝聴できないのが残念ですが、かっこよくstarを演じて頂けると期待しております。

  4. すとん より:

    如月青さん
     興味深い話です。確かにテノールと他の声種と際立って異なる点として、テノールの諸役は、ほぼほぼ主役だという事です。たまに脇役テノールもいますが、それは例外的な存在で「テノール=主役」なので、テノールがアクションスター的な存在であるとは、確かに言えるかもしれません。
     メール読みました。

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