声楽のレッスンの続きです。
ハミング練習は、いい感じでした。声の立ち上がりがふらつき気味なのは、しっかり息を腹筋で支えていないからです。最初っから、しっかりと息で支えましょう。
発声練習で注意された事は、声をまっすぐ前に出してはいけないという事です。必ず、一度声を後ろに回してから前に出しましょうという事です。そうする事で、声に立体感が生じます。
さてコンコーネの6番です。まずは母音唱法です。歌いながら(特に白玉音符)響きを上げる練習をしました。音程は替えずに響きだけを高くするのです。今までも何となくはやっていました。それを能動的に意思的に行いましょうって話です。
やり方は、声を出しながら、軟口蓋を上にクイっと上げるだけです。字で書くと簡単ですが、軟口蓋なんてろくに神経が通っていないので、クイと上げるだけでも結構大変です。とにかく、クイって上げるのです。
クイっと上げるためには、最初っから軟口蓋が上がっていてはいけません。歌い始めはあくまでもニュートラルで、歌い始めてから軟口蓋をクイって上げます。上げる高さは、次の音符の音程の響きまでです。で、次の音に入ったら、一度軟口蓋はリセットしてニュートラルに戻します。そこからまた次の音に向けて軟口蓋をクイって上げるわけです。
うむ、忙しいです。でも、それをやらないといけません。
無論、軟口蓋をクイっと上げると、その瞬間に声がふらつきますので、しっかりと息で声を支えないといけません。そのためには腹筋がグイっと動かないといけません。
それにしても、ちょっとノドがヒリヒリします。忙しくて自宅練習もままならないため、全体的な歌い込みの量が激減しているので、少しノドが弱くなっているかもしれません。筋肉なんて、使わないとすぐに劣化するからねえ。もちろん、花粉症は関係するでしょう。ほんと、煩わしい。
そう言えば先日、まだそんなにたくさん花粉は飛んでいなかった頃、朝の通勤の時にマスクをしていたら、ちょっと息苦しかった(私は喘息患者でもあります)ので、マスクを外して歩きました。「まだ花粉なんて、ほんのちょっと」と見くびっていたのがいけなかったのでしょうね。10分ほど歩いてから、急にノドにモノが詰まったような感覚がし、咳が止まらなくりました。その時は「ヤバイ」としか思わなかったのだけれど、あれは花粉症でノドが腫れて、それで異物感を感じていたのだと思います。花粉症、なめたらあかん。
その時は、ひとまずマスクをして、しばらく休憩していたら収まりました。コロナも怖いし、花粉症も怖いし、喘息も怖い。ああ、三密ならぬ三怖だね。
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