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息はしっかりと吐く、ずっと吐く

 声楽のレッスンに行ってきました。まずはいつものようにハミング練習からです。
 今回は、自分的にはあまりうまく行っていないような気がしました。本業が忙しくて、あまり自宅で練習していなかったので、あれこれ歌う感覚を忘れてしまっているようでした。ですから、ハミングにしても、なんか恐る恐るだった事を白状します。と言うのも、歌おうとして、息を吐いたところで、どんな声が出るか、自分でも分からなかったのだもの。いくらハミングであっても、息と声の関連性が何となく不安に感じていたのです。
 そんな事もあって、ちょっと違和感を感じながらのハミング練習となりました。
 注意された事は、しっかりと鼻から息を吐く事。腹圧をしっかりと掛ける事。響きをしっかり高く保つ事。まあ、いつも言われている事ですが、こういう基本的な事が大切なのだろうと思います。
 次は発声練習です。いつも甘い音程ですが、今回はさらに悪かったようで、音程の注意が多かったなあ…。“1-3-5-3-1”とフレーズがあったとします(数字は音程ね。1がドなら、3がミで、5がソです)。“1-3”の音程はまあ良しであっても、“3-5”の音程はちょっと狭いのです。“5-3”はちょっと広くて、“3-1”はかなり広い。つまり、上は届かず、下は下がりすぎ…というのが、今回の私の歌なのです。狭い“3-5”は音程の幅を広げる…と考えるよりも“5”の響きを高くする方が解決できるようです。“5-3”は“3”を、“3-1”は“1”をしっかり(腹圧で)支えることで下がりすぎるのを回避できそうです。
 響きと支えが足りない…んだなあ。響きも支えも、要は腹圧なんだよね。結局私の場合、腹圧不足がすべての原因のようです。
 フレーズの歌い方も注意されました。レガートが大切です。
 私は無意識ですが、発声する時、一音ずつ、ポンポンと置くように発声するそうです。いや、置くように…と言うよりも、一音ごとに息を出したり引っ込めたりして歌うようです。よく言うとマルカートで歌っているとも言えますが、そんな上等な感じではありません。息の出し入れをしたり、一音ごとの強弱などはつけずに、吐いている息は切らず、ずっと同じ勢いで吐き続けながらフレーズを歌っていかないといけません。それがレガートです。で、そのレガートが無意識にできないといけないのです。無意識にできるようになるためには、練習時に意識して行い続ける事です。頑張りましょう。

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コメント

  1. ショウ より:

    こんばんはー
    あんまり関係ないかもしれないのですが、、
    https://m.youtube.com/watch?v=ASXYB_TQjpc
    全然喉・首に力が入っていなくて、頭の方に響かせてるような気がしませんか?
    遊びで真似してみるとスカスカな声になるんですよね、、
    どうやって全く喉・首に力を入れないで力強く歌える(声帯の閉鎖が強い?)のかと考えた時に腹圧なのかなーと思いました、勘ですけれども(笑)
    ホントに喉・首に、力入れずに歌うのって難しいと思います。

  2. すとん より:

    ショウさん
     パヴァロッティは私の目標…というか、憧れですね。ほんと、この人のように歌えたら、もう後は何もいらない!…って感じです。
     あれだけ頭の方に声を響かせるには、そもそも声のポジションがかなり上にないとダメだし、そのためにはしっかりと息を吐かないといけないし、そのためには腹圧もたっぷり必要だし…。じゃあ、腹圧さえしっかりすれば、あんな声が出せるのかと言えば、そんなわけもないわけだし…。
     真似ができれば、もうそれだけで十分と思ってますが、その声真似すら難しいと思ってます。要するに、良い声と身体と、努力する才能と、豊かな音楽性との3つが同時に備わっていないと、あの声で歌うのは難しいんだろうなあって思います。
     まあ、私は私の声での最高を目指すだけで、パヴァロッティの真似はしない…というか、できないしね。

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