声楽のレッスンの続きの続きです。
次はプッチーニ作曲の歌劇「トゥーランドット」のテノールアリア「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」です。このアリアは、まずまず歌えるので、注意するのは最高音Bの箇所です。
この曲に関しては「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」と違って、最高音の前で時間を取って準備をする暇がありません。音楽の流れは止められません。ですから、音楽が流れている中で準備をしていくしかありません。
具体的には高いBの手前のFの、裏拍の時に急いで準備する必要があります。
その準備とは、
1 息の勢いを増し、それを以てノドの上を開けると同時に上に引っ張る。
2 アゴを落として、ノドを下に引っ張る。つまり、ノドを上下に引っ張ります。
3 腹筋を入れます。上に入れてから下に引っ張ります。
4 タイミング良くBを出します。
この準備で大切なのは、ノドにせよ腹筋にせよ、まずは上へ引っ張ってから、下へ引っ張る事です。逆にしてはいけません。逆にすると、声が胸に落ちてしまいます。まずは上に引っ張って、ポジションを高くしてから下へ引っ張るのです。
とは言え、準備に掛けられる時間が少ないので、ほんと難しいです。ただ、難しいからと言って、勢いや力づくで声を出さないようにしないといけません。あくまでも、高音は引っ張って出す…これを忘れてはいけないのです。
最後は、ドニゼッティ作曲「ランメルモールのルチア」の二重唱「Verranno a te sull’aure/そよ風にのって」です。
とにかく難しい曲です。おそらく、今回の発表会で歌う曲の中では一番難しい曲だろうと思います。音高が高いので、ついつい勢いよく歌いがちですが、常に支えられた息で力強くpで歌うようにしないといけません。そう、pで歌うんですよ。これが難しい。
また、終始、ずっと歌っていると声が消耗してしまうので、適宜喋らないといけません。
高いAやBは、あっちこっちで何度も出てきます。だから高音であろうと特別な決め音であるとは考えずに、自然のメロディーの流れの中で発声する事です。もちろん、その他の音と同じ音色で自然体で歌わなければいけません。いやあ、難しい。
とにかく、一回通すと、それだけでヘトヘトになります。発表会の曲順としては、我々的には一番最後に歌いたい曲です。この曲を歌っちゃうと、声が無くなってしまい、他の曲を歌えなくなっちゃうもの。
曲順的には…
「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」
「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」
「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」
「Verranno a te sull’aure/そよ風にのって」
…かな? 最初の2曲は連続でも可能だけれど、後の曲たちは、一応休憩を挟んで欲しいなあと思ってます。それくらい、どの曲も、今の私が歌うにはタフな曲たちだからね。 それにしても、発表会まで、あと約一ヶ月ですが…まだまだ暗譜できてません。まあ、本当に最後まで暗譜できなきゃ、楽譜見ながら歌っちゃいますが、なるべく暗譜をして本番に臨みたいと思ってますので、もっとしっかり練習して暗譜しないといけませんね。
頑張りましょう。
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コメント
ひとことのコーナーで、
韓国の、例の、土下座像について、
すとん様が言及されておられる件ですが、
前提1
私立の植物園での話であって、
公立・国立のどこかではなく、
前提2
また、植物園のホームページでの説明と、
NHKによる、園長への電話インタビューでの説明とが、
食い違っている、
といった、2つの前提ではありますが、
それにしても、ちと、思いますのは、
こんな愚劣なことをして、
日本人がどう思うのか?
そんなことも分からず、
ただ「謝れ!謝れ!」という感情の赴くままに、
こんな愚劣な像を展示する誰かさんは、
本当に「お馬鹿さん」だと思います。
(/_\;) (/_\;) (/_\;)
おしまい
オペラ座の怪人の怪人さん
韓国の外務省報道官が言うには「他国の首脳を礼遇するという国際慣例を考慮すべき」なんだそうです。でも事実確認の必要があるし、私有地にあるから、対応についてはこれから考えるんだそうです。…たぶん、いつもの通り、きっと何もやらないんだろうと思います。口先だけの人たちだもんな。
たぶん、日本は他国のうちに入っていないんだろうと思うし、愛国無罪で、むしろ英雄気取りなんだろうと思います。