スポンサーリンク

いかにパワーレスで歌うべきか

 声楽のレッスンに行ってきました。レッスン場所はいつもの会場(Y先生の別宅)でしたが、レッスン会場がちょっぴり模様替えされていました。部屋が大きな透明なビニルで2つに仕切られていました。これで先生と私達は接触したくてもできない…という状況になります。ま、接触する必要なんて全く無いんですけれどね。
 まず最初は、発表会のあれこれについて相談しました。一人の持ち時間は10分である事は確定となりましたので、私はまだ90秒ほどの余り時間があります(二重唱は妻と時間を折半します)。90秒なので、そのまま捨ててしまってもいいのですが、なんか勿体ないので、発声練習代わりの曲を、もう一曲歌う事にしました。それはイタリア古典歌曲で、ドゥランテ作曲の「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」です。この曲は短いし、テンポも速くて、声出しに最適ってわけです。発表会では高声版で歌います。
 知らない人のために、こんな感じの曲です。
 さて、レッスンです。いつもどおり、ハミング練習から発声練習をしました。今回の練習目的は、いかにパワーレスで歌うか、特に高音を力づくではなくテクニックで発声していくかという練習です。もちろん、声はパワーレスであっても、息はしっかり支えます。パワーレスで歌えば、当然、ノド周辺は不安定になります。その不安定さを回避するために、ついつい力づくで歌ってしまう私ですが、それではダメで、不安定さは息をしっかり支える事で回避します。
 ポイントは、息の支えと、クチ(ノド)の開きと、息の速度&量だと感じました。これら3つをバランス良く実行できた時に、楽に高音発声ができるような気がします。この感覚を体に叩き込む事が大切です。
 私の場合、息の支えが弱いのはいつもの事ですが、クチの開きというか、ノドの奥をどれだけ開けて伸ばすか…なのですが、これが全然できていないような気がします。できていない…と言うよりも、それを行うための筋肉を認識できていないって感じです。まだまだです。
 筋肉を認識するというのは、とても大切な事で、まずは認識できないと鍛えることもできません。逆に言えば、認識して意識をする事で、ようやくその筋肉を鍛える事ができるわけなのです。
 息の速度&量に関しては、音程が高くなるにつれ、息の速度は速くしないといけませんが、息の量は逆に減らしていかないといけません。息の量が多いと、高音が出ないだけでなく、ノドも痛めて、声が早く減ってしまいますので、注意が必要です。感覚としては、フルートで高音を吹く時の息…かな?って感じで吐いてます。声楽学習は、あれこれフルート演奏に役立っていますが、フルート学習が声楽に役立つことがあるとは思いませんでした。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。

にほんブログ村 クラシックブログ 声楽へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました