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トラブル報告…通販で買ったモノが不達かと思ったら、20日遅れで届いた件

 ネット通販全盛の時代です。私もよく利用します。自宅にいながら、日本全国はもちろん世界中から、欲しい商品を購入でき、それを自宅まで届けてもらえるわけで、とても便利なシステムだと思います。私も色々なものをネット通販で購入します。

 でも、ネット通販って、店で直接商品を購入するのと較べると、実は様々な会社の色々なサービスを使っているので、トラブルが起こった時は、色々と面倒だったりします。

 商品を売ってくれる会社はもちろん、その商品を配送してくれる配送業者(海外からだと複数の業者の手を経て届くこともあります)、支払いのためのクレジット会社等々のお世話になります。

 以前、外国のウェブサイトからDVDを購入して、注文とは違った品が届いた時(結構あります)は困りました。クレームは英語でしか受け付けないサイトとか、日本語で受けてくれるけれど対応が不親切なサイトとか…まあ外国のサイトとトラブルが発生した場合は、たいがいこじれるし、面倒だし、泣き寝入りだって、たびたびしました(つまり授業料です)。

 また、遅配とか不達もあります。海外からは通常一ヶ月ほどで荷物が届きますが、たまに三ヶ月ぐらいかかる事もあります。こちらは不達と判断してクレームを入れても、実際は単なる遅配だったりするわけだし、トラブルの元がどこにあるのかも分からない事あり、結果として不達になってしまった時は、やっぱり泣き寝入りをする事もあります。

 海外からの買い物は、言葉の問題や商習慣の違い、単純に遠方からの配送等々、トラブルのタネがたくさんあるわけで、あれこれあっても仕方ないと諦めている私です(それでも日本じゃ入手できないモノとか、めっちゃ安価な価格設定などに惹かれて、ついつい購入しちゃうんだけれど…ね)。

 そこへ行くと、日本国内の買い物なら、それらの諸問題をクリアできるし、日本人は丁寧に仕事をするので、今の今までトラブルなんて発生する事もなく安心して利用していました。それが、つい先日、思いもかけないカタチでトラブルが発生いたしました。

 楽譜を購入した…と思ってください。国内出版社の、ちょっとレアな楽譜です。ちょっとレアなので、近隣の楽譜屋の店頭には無いし、かといって休日に都会に行って購入するヒマもなかったので、ネット通販…具体的にはアマゾンで購入しました。

 あいにく、アマゾンでは品切れだったのですが、マーケットプレイスという、アマゾンの中でサードパーティーが商売をするというサービスがあり、そこで某大手楽器店のWeb通販部から、目的の楽譜を購入した…わけです。その某大手楽器店のWeb通販部を、仮にA社としましょう。アマゾンから直接の購入ならば、配送料無料だったのですが、割と急ぎで欲しかったので、配送料がかかるけれど、在庫があるA社から購入したのです。ちなみに、配送料は250円でした。私自身が電車に乗って東京を往復をすれば約2000円かかっちゃうわけだから、配送料を高いとかは全然思いませんでした。

 で、その日は、楽譜を始め、その他にもあれこれ(別の店から)購入し、やがてそれらの商品が我が家に届きました。

 でも、楽譜だけ届きません。まあ、遅れることもあるだろうと、数日待ちましたが、それでも品物は届きませんでした。さすがに、これは遅すぎる…と思い、どうなっているのだろうかと、ちょっぴり心配になりました。アマゾンには、商品の配送状況などを調べるページがあります。そちらを見たら、まだ配送途中という事だし、荷物の到着予定日まで、まだ数日ありましたので、焦らずに待つことにしました(でも本当は、一刻も早く楽譜を必要としていたのです)。

 焦らずに待つ事にしたとは言え、この段階で、少し不安になっていたのです。というのも、国内で買い物をした場合、注文したら、商品は翌々日に届くのが普通で、遅れても1日か2日の話で、到着予定日の1週間から10日前には、だいたい荷物が届いていたからです。ですから、こんなに遅いというのは珍しい事だったのです。

 とにかく、到着予定日までは待つことにしましたが、なにしろ日数があるわけで…私も少々うっかりしていました。

 数日後“あれ? そろそろ荷物が届いていないのは可怪しくない?”と思って、アマゾンの配送状況を調べるページを開いてみると…なんと、びっくり! 昨日、届いている事になっていたのです。それも我が家に届けた時刻までしっかりアップされていました。

 私はさっそく家族に尋ねましたよ。荷物は届いていないのか?ってね。そしたら、誰も知らないし、受け取っていないのです。あれあれあれ、ウチの中で紛失か? 家中をひっくり返して探しましたが、何も出ません。いよいよ、オカシイです。

 で、ふと思い出しました。荷物が届いたとされる時刻、私は何をしていたのか?

 実は家にいました。それどころか、玄関の前にいて、近所の人と長話をしていたのです。用件は、自治会関係の話で、荷物が到着した時刻を含んで、30分近く、玄関の前で自治会の人と話し込んでいたのです。その間、郵便屋さんは来ましたが、いわゆる配送業者らしき人はいませんでしたし、その郵便屋もウチの前は素通りしていました。

 あれ? オカシイぞ…。

 とりあえず、マーケットプレイスとは言え、アマゾンから購入したわけだから、アマゾンの購入履歴のページから、A社にメール連絡を入れてみました。アマゾンから連絡を入れると、その連絡メールが、A社だけでなくアマゾンにも送られるので、あえてそれを利用しました。

 当然、返事はすぐ来ることはなく、翌日になりました。

 次の日、A社から返事が来ました。内容は「ウチはちゃんと発送した。だから商品が届かないのは配送業者の責任。配送業者に問い合わせをしてくれ」というものでした。まあ、そりゃあそうだろうけれど、その配送業者を指定したのは、あなたの会社であって、こちらが配送業者や配達方法を指定したわけでもないのに…ねえ。A社の印象が悪くなりました。もう二度とその会社で買い物をしない事にしました…とは言え、そもそもその会社、ウチの近所には無いので、今までも買い物してませんでしたが(笑)。

 とりあえず、配送業者のサービスセンターというところに電話を入れてみました。“アマゾンによれば、私の荷物は貴社によってすでに配送済みとなっているのだけれど、品物が到着していないのです”…って内容です。

 サービスセンターの方の対応は丁寧でしたよ。さっそく調べますと言ってくれ、一度、電話を切りました。

 しばらくすると、その配送業者のウチの地区担当の営業所から電話がかかってきました。事情を話しました。向こうの会社の記録は、すでにアマゾンのサイトにアップされているのと同じでした。それどころか「配送担当者が言うには、荷物が大きくて、郵便ポストに入らなかったので、玄関のドアノブに、ビニール袋に入れて、下げておいたそうです」と、具体的な配送状況の話さえ教えてくれました。つまり、配送業者は確実に配達したよと言うわけです。

 そうは言っても、品物は届いていないんだよ。

 ううむ、なんか納得しない。いくら配送されていても品物は確かに届いていないのだから…。

 で、こちらが反論しようと思った矢先に、あちらから「弁償します」と言ってきました。だから、私が購入したものを「具体的に詳しく教えてください」と言ってきました。

 弁償? だってあちらはちゃんと配送したんでしょ? じゃあ責任ないじゃん。確かに私は納得してないし、実際に品物も届いていないけれど、配送会社はやるべき事をやったんでしょ? じゃあ、配送会社に非はないじゃん。非が無いのに、弁償するの? 今度は別の意味で、なんか割り切れない気持ちになりました。

 とは言っても、実際に注文した楽譜は届いていないし、届かないと困るし、それもなるべく早く入手したいし…。おまけに、その楽譜、そんなに安くないし、近所じゃ売ってないし、買いに行く時間もないし…。だいたい、今は足が肉離れ中で不自由だし、気楽に買い物にいけないわけだし。

 言いたいことはアレコレあったし、自己矛盾な気持ちも無いわけじゃなかったけれど、配送会社さんの弁償に応じることにして、説明をしました。

 翌日、配送会社から電話がかかってきました。私が頼んでいた楽譜を銀座(!)まで行って買ってきたので手渡ししたい…のだそうです。昨日の今日で、弁償ですか? 仕事、早くない?

 地区の営業所のエライ人がやってきました。あっちこっちの楽器屋さんに私が頼んだ楽譜の有無を尋ね、在庫を確認したので、自ら出掛けて行って楽譜を購入して、それを弁償の品として届けに来てくれたのです。もちろん、平謝りの平謝りをしてくれました。

 私は今回の件、誰が悪いのか分からないわけだし、今回も泣き寝入りかなと思っていたのに、思わず弁償していただいたので、却って悪い気になってしまいました。

 ここまでやっていだたけて、大変感謝しています。今回の件は水に流しましょう。

 私はエライ人にそう伝えました。だってそうでしょ? 目の前にいる彼が何か悪さをしたわけじゃないし…ね。私は彼と、彼の会社を許しました。誠意には、ちゃんと応えないとダメでしょ?

 でもね、今回の件、最後まで疑問は残りました。それは実際に私の荷物を配送した配達員の行動です。記録が正しければ、彼が我が家に品物を届けた時間、私は玄関前にいたので、絶対に彼の姿を見ているはずなのに見ていないのです。玄関のノブに品物を掛けたと言ってますが、私のその玄関のノブを持っていて、玄関のドアが閉まらないようにずっと支えていたのですから、私に気づかれないようにドアノブに品物を掛けるのは不可能です。

 じゃあ、配達時間を間違えて記載してしまった? 記載時刻よりも前に配達していたのなら、私が玄関に出た時点で気づいています。記載時間よりも遅く配達していたとしても、やはり家を出入りする際にドアノブの品物には気づくはずです。

 その日は、しばらくして出かけたのだけれど、息子くんは家にいたのだから、ピンポンしてくれた段階で、直接荷物を受け取るって(笑)。それに、ウチの近所は治安がいいので、玄関に宅配便の荷物をぶら下げたところで、今まで紛失した事はないし、第一、金目のものならともかく、楽譜なんて、誰が欲しがる? でしょ??

 なんか、あれこれ分からない。でも、弁償してもらったのだし、水に流す事にしたので、これ以上は不問にするのだけれど、やはり最後まで謎は残るわけでした。

 それにしても、その配送業者さんの対応は、実に素晴らしかったと思います。さすがは日本企業だね。

 …なんて思っていました。

 で、そんな事件から数日たったある日の事。それは先の楽譜の配達予定日から、ちょうど20日過ぎた、ある日の事だと思ってください。

 その前日の夜、私は大雨が降る中、仕事で深夜に帰宅しました。いつも帰ると、家のポストを覗いて郵便物の有無を見るのが私の習慣で、その時はポストに何も入っていない事を確認して家に入ったのです。

 で、その翌日、日の出前の大雨が降りしきる中、仕事に出かける私でした。つまり、一晩中大雨が降っていたわけです。で、ポストを何気なく見ると、何か大きな荷物が入っていて、ポストからはみ出てビショビショに濡れていました。

 で、その荷物を取り出して見たところ…それは、あの“不達”だった品物だったのです。配送会社のお問い合わせ伝票番号が一致していますし、中に入っていた納品書は、最初に注文した時にA社から届いた確認メールの記述と一致していますので、完全に、あの“不達”だった品物だったのです。

 ドアノブに品物を掛けた??? じゃあなんで、それが20日後にポストに入っているんだい? それも大雨が降っている真夜中…つまり、配送業務を行っていない時間帯に届くんだい。それに大雨で品物がずぶ濡れで、水が滴っているじゃないか?(中の楽譜自体はビニールで梱包されていたので無事でしたが…)

 まあ、この件は、水に流す事にしたので、これ以上深く追求はしない事にしたのですが、それにしても、結果として品物が届いたとは言え、やっぱり疑問は残ります。20日前に、私が玄関にいる時間にドアノブに掛けたはずの品物が、20日後の真夜中、それも大雨が降っている中、ポストにむき出しで投函されてびしょ濡れになって届いていたのは何故? 私の荷物はタイムマシーンによって配達されたのでしょうか?

 少なくとも言えることは、配送会社から受けた説明「荷物が大きくて、郵便ポストに入らなかったので、玄関のドアノブに、ビニール袋に入れて、下げておいた」は、明らかな嘘だったという事ね。で、その嘘の報告を配送会社からアマゾンにアップしたわけです。嘘をついたのが、配送を担当した配送員なのか、配送会社そのものなのかは分かりませんし、もしかすると私の想像し得ない場所でのトラブルがあったのかもしれません。

 ああ、あれこれ納得いかない。言えることは、実際に配送していないのに、配送した事にして、その虚偽の情報を注文主(直接的にはアマゾン、最終的には私)に伝えると言うのは、企業として信頼できない行為です。

 品物が届かなきゃ、今回のようにクレームが来るわけだし、隠し通せる事ではないのに…一体、どうなっているのでしょうか?

 でも、水に流すと決めたので、これ以上の追求はナシにするし、配送業者さんの名称も明らかにしないし、何よりブログのネタになったので、これで良しとします。

 あと、結果として高価な楽譜が2冊になってしまったけれど、楽譜なんて1冊あれば十分だから、別に得した感じは全然しないんだな(ボソッ)。

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