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好きな野菜、嫌いな野菜[2011年9月第1週・通算29週]

体重:102.8kg[+1.0kg:2.2kg]
体脂肪率:30.1%[+0.3%:+-0.0%]
BMI:32.4[+0.3:+1.0]
体脂肪質量:30.9kg[+0.6kg:+0.6kg]
腹囲:100.3cm[+0.3cm:-10.9cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 ううむ、いかんですね。例年、夏の間に運動三昧をして、体重を落とす私です。今年の夏は、実に仕事が忙しかったです。たまの休みに運動をガーっとして、瞬間的に体重を落としてましたが、そんな休みは本当に“たま”にしかなく、今年の夏は、仕事仕事仕事仕事仕事仕事…で運動する暇がありませんでした。9月でこの状態だと、これからの事がとても心配になります。

 やっべーなー。

 さて、カゴメ株式会社さんが今年の8月に「子どもの野菜の好き嫌いに関する調査報告書」という、ちょっと興味深い研究レポートを発表されていますので、今回は、そのレポートのご紹介と、それに関する私の感想などを書きます。

 まず、現物は、こちらにございますので、オリジナルで読みたい方は、クリックしてGO! です。

 この調査によると、子どもの約六割に何らかの野菜の好き嫌いがあるのだそうです。

 ちなみに「子どもが食べてくれない野菜(10位まで)は以下の通りだそうです。回答は複数回答可で、右端の数字は、その野菜を選んだ人が全体に絞める割合を表しています。

01 なす     32.5
02 ピーマン   26.0
02 しいたけ   26.0
04 水菜     22.9
05 オクラ    21.8
06 ニラ     20.8
07 エリンギ   19.4
08 ねぎ     18.6
09 トマト    18.5
10 アスパラガス 17.5

 “なす”は実に不人気ですね。三割強の子どもが食べないのですか…。“ピーマン”とか“ニラ”や“ねぎ”“トマト”という香りの強い野菜が嫌われるのは、何となく分かるのですが“なす”が苦手ですか? ううむ、なぜでしょ? 

 そうそう、私の事も話しておかないといけませんね。私は、子どもの頃も、オトナになってから、野菜は大丈夫な人です。野菜なら、どれでも大丈夫で、美味しくいただきます。ただ、体調が良くない時に“しいたけ”を食べるとリバースします(笑)。“しいたけ”は好きなんですが、カラダがどうも受け付けないみたいです。…ってか“しいたけ”とか“えりんぎ”って、野菜かあ? ありゃあ、キノコだろ!

 ちなみに、キノコも大好きな私です。リバースしちゃうのは“しいたけ”だけです…って“しいたけ”でリバースするなんて、私のカラダは犬並だな(笑)。

 閑話休題。このように、野菜に苦手意識のない私は、子どもたちが、野菜のどういったところが嫌いなのか、よく分かりませんし、その理由について興味津々です。それについても調査報告がありました。「食べてくれない野菜がある理由」です。

01 食感    31.2
02 味(苦味) 28.4
03 その他   12.9
04 におい   11.5
05 色・見た目  8.6
06 味(酸味)  3.9
07 味(甘味)  3.5

 ふーん「食感」と「味(苦味)」が、野菜嫌いのツートップな理由なわけね。“なす”は苦くないから食感で嫌われているってわけだ。また、私の“しいたけ”のような「カラダが受け付けない」という理由は、単独項目になっていない事から、ほとんど無いと考えてよさそうですね。

 しかし「食感」「味」「におい」と言うのは、野菜を嫌う理由として理解できるけれど「色・見た目」がイヤだから食べないってのは、一体何? サカナ嫌いの人の中に「サカナの“目”が苦手」という人がいますが、それは分かります。だって調理されたサカナって、すでに死んでいるわけで、死んでしまった動物の目が苦手というのも分かります。しかし野菜には目がないし、だいだい、その見かけで生死を感じることもできないわけで…野菜の「色や見た目」がイヤで食べられないって、どういう理由づけなんだろ???。
 
 
 このレポートを読んでいると、興味深い報告項目がありました。それは「子どもの野菜の好き嫌いと、母親の野菜の好き嫌いとの関係」といった項目です。

 当然、母親が野菜OKな人だと、子どもに野菜嫌いが少ないのは理解できます。母親が野菜嫌いな人だと、子どももその影響を受けて野菜嫌いになってしまうと言うのも理解できます。

 問題は、母親が「子どもの頃は野菜ぎらいだったけれど、オトナになって野菜嫌いを克服した」場合と「子どもの頃は野菜OKだったのに、オトナになってから野菜嫌いになりました」という場合では、どちらのパターンの親の子どもに野菜嫌いが多いかと言うと………意外な事に、野菜嫌いを克服した親の子の方が、オトナになってから野菜嫌いになった親の子よりも、10パーセントほど数値が高いんですよ。

 そして、野菜OKな母親の子の六割以上が野菜OKなのに対し、子どもの頃、野菜ダメな母親の子の七割強が野菜ダメなんだって。

 これって、もしかすると、野菜嫌いって、単なる嗜好の問題じゃなくて、遺伝的な要素が絡んでいるンじゃないの? 遺伝的な要素が絡んでいるなら、直そうと思っても、簡単に直るモンじゃないよなあ…。
 
 
 しかし、野菜って嫌われているんだな~。

 最近、人々を「肉食系」とか「草食系」とかで分けて語るのが流行っています。

 この分類が使われる時、たいてい「肉食系」がアグレッシブでエネルギッシュで好意的な書かれ方がされる一方、「草食系」がダメっぽい書かれ方をされるケースが多いです。私的には、それにはずいぶんと納得いかなかったのですが、世の中にこれほど“野菜嫌い”な人がいるんじゃ「草食系」が蔑まれるのも仕方ないのかなって、ちょっと残念な気がします。

 私自身は、食の好みも行動様式も、おそらくは“草食系”なんだろうと思いますが、“草食系”も捨てたもんじゃないと思いますよ。

 ちなみに本家“草食系”である草食動物たちって、本当はすごいと思いますよ。

 カラダの大きなゾウやサイやウシは草食動物です。パワフルなゴリラも草食ですね。ウマやシカやリスなどのスピード系の動物たちも草食です。そして……好色で有名なウサギも草食でしょ。ビバ、草食系。草食動物に幸あれ! って感じです。

 最後に「子どもの好きな野菜」をご紹介します。

01 とうもろこし 77.3
02 じゃがいも  71.8
03 えだまめ   70.6
04 さつまいも  69.3
05 きゅうり   66.5
06 トマト    62.9
07 ブロッコリー 59.0
08 にんじん   58.8
09 かぼちゃ   56.5
10 だいこん   53.3

 子どもが好きな野菜のトップ4が“とうもろこし”に“じゃがいも”に“えだまめ”に“さつまいも”って………これ全部、穀類じゃん。野菜ちゃうヤン。ええんか、こんな分類で!

 どうにも、子どもさんの野菜嫌いって、根深い問題みたいですね。

 野菜が嫌いだと、食生活の幅が広がらず、色々と困ることはあるでしょうが、人間って、野菜を食べないと病気になったりするのかな? 素朴な疑問です。案外、子どもの頃から野菜嫌いで、オトナになっても野菜嫌いで、ずっと野菜を回避して生きてきて、それで健康で天寿を全うしちゃう人って、少なからずいるような気がしますが、いかがでしょうか?

 まあ、でも、野菜が嫌いだと、料理の楽しみが減るよね。料理の楽しみってのは、人間だけに許された、最高の贅沢の一つだし、人類にのみ許された文化の一つだから、料理の楽しみを味わえないなんて、ほんと、かわいそうだと思います。

コメント

  1. めいぷる より:

    あはは…(´▽`*)
    うちは「絶対食べない」は無いですが、
    わざわざ食べないし、よけれるなら避ける…というモノは、前述で思い出せるのは、
    なす、とうもろこし、おくら、あたりかな…。

    兄弟でも好みは正反対で、きゅうりならどんな料理でも(辛くても酢の物でも)OKなのと、キリギリスじゃないんだから…と渋る奴。
    人参は生の調理中が消えていく事もありました…“お前は馬か?”

  2. すとん より:

    めいぷるさん

     なす、やっぱり人気ないんですね(笑)。

    >わざわざ食べないし、よけれるなら避ける

     …な~るほど、絶対イヤってわけじゃないけれど「よけれるなら避ける」という程度のイヤさってのは、なんとなく分かります。「わざわざ食べるほどのモノではない」っていう苦手さなんですね。それにしても、人それぞれ、食の好みもそれぞれなんですね。

     私自身が野菜は得意なだけに、今回の記事は書きながら、自分でも「へえ~」って感じでした。

     しかし、とうもろこしを避けるって…これは国によっては主食なのに、避けるんですか? ある意味「米って苦手…」って言うのと通じる部分があるかも。

  3. エーダ より:

    なるほど、面白い結果ですね。
    実は私も大の野菜嫌いですが、母親はニワトリ?ウサギ?と思うほど、野菜大好き人間です。
    私の場合、母ではなく父の影響で野菜嫌いになったと思われます。
    ちなみに私の野菜傾向は・・・

    ※好きな野菜
    1>キャベツ
    2>レタス
    3>ジャガイモ
    4>トウモロコシ
    5>ピーマン

    ※嫌いな野菜
    1>シイタケ等のキノコ類全部>>食感、臭い、味、見た目全部イヤ
    2>枝豆等の豆類全部(アーモンド等のナッツ類除く)>>何故か好きになれない
    3>ナス>>食感、見た目がイヤ
    4>カボチャ>>味、見た目がイヤ
    5>ほうれん草等の濃い緑葉野菜>味、臭いがイヤ

    ・・・となります。
    どちらにも入っていない野菜は、調理方法によっては食べられない場合があり、
    自分で料理する時はできるだけ「どうすれば食べられるか」を考えて調理します。
    サプリ類はあくまで補助であり、身体に必要な栄養素は食物から摂取するのが
    一番ですから、何とか克服しようと努力はしていますが・・・難しいですね。
    加齢とともに食嗜好も変わってきた部分はありますから、以前よりは食べられるように
    なったんですけれどね、これでも。

    肉類や魚類は基本的に何でも食べられます。(特に生や半生が好き♪)
    ただ、レバ刺やウニなどは臭いや食感、味が嫌いですね。
    そうそう、我が社の鍋料理はとっても奇妙なんですよ。
    父は柔らかい食感が大嫌いなので、鍋に入れる葉野菜は一番最後の一番上に乗せて、
    ちょっとガリガリするくらいの芯が残ってる状態で出します。
    煮込んでしまうとまったく食べないので・・・。(これって鍋料理?)

  4. すとん より:

    エーダさん

     私自身が野菜が得意な人なので、野菜が苦手な人の話を聞くと、色々と考える事があります。

     キノコと豆類と緑色の葉野菜が苦手だと…ほとんど食べれる野菜がないでしょ。それこそ、サラダに使うような淡色系の野菜と根菜だけ? それでも全くダメって言う人から見れば、かなり食べられる方になるかな?

     鍋の野菜は…やっぱり煮込んでクタクタになって、ダシの味が染み込んだ奴が美味しいんじゃないかな?

     エーダさんやそのご家族に限らず、意外と野菜の食感が苦手って人がいて、ビックリです。そうか、そんなに食感って、人の味覚左右するんだ…。

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