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入浴できる幸せ[2009年6月第2週・通算23週]

体重:102.3kg[-0.7kg:-3.5kg]
体脂肪率:31.1%[-0.1%:-2.4%]
BMI:32.7[-0.1:-0.2]
体脂肪質量:31.8kg[-0.1kg:-4.1kg]
腹囲:102.8cm[-0.4cm:-4.1cm]
     [先週との差:2009年当初との差]

 そふくしダイエット第18週目です。ここのところ、体重が減っているような気がします。ちょっと、うれしいです。体脂肪質量がそれほど減ってないのが残念ですが…。

 それはともかく、今週のエッセイです。

 「みなさん、毎日、お風呂に入ってますか?」と尋ねると「何?」と思われる方が多いでしょうか。21世紀の日本では、入浴って毎日の習慣の一つと考えても、そう間違いではないと思うのですが、いかがでしょうか?

 私は基本的に“お風呂好き”ですから『入浴しないで寝る』なんて事はありえません。毎日の入浴は欠かせませんし、旅行に行っても、行き先は専ら温泉(はぁと)。その温泉に行けば、朝・昼・夕・夜・就寝前と、日に5回は入るし、温泉から帰って来た、その晩も家の風呂に入ったりします(爆)。

 そんな人生を過ごしていますが、では子供の頃はどうだったかと言うと、お風呂に毎日入るなんてありえませんでした。もちろん、我が家が貧しかったということもありますが、比較的裕福だったと思われる人たちも、必ずしも毎日入浴していたわけではなさそうです。

 と言うのも、私が子供の頃って、家にお風呂のある家庭って、一体どれくらいあったのでしょうね? 少なくとも、首都圏の人口密集地域だと、大半の家に内風呂はなかったと思うし、貸家や賃貸アパートはほぼ間違いなく、風呂はありませんでした。いや、風呂どころか、賃貸アパートには普通にトイレがなかったと思います。

 脱線しました。話を戻します。

 ですから、当時は「お風呂に入る」は「銭湯に行く」とほぼ同義だったと思います。

 あの頃は、どこの町にも風呂屋がたくさんあって、みな活気がありましたね。

 それが高度成長期になると、人々も豊かになり、いつしか、お風呂とトイレが家にあるのが当たり前になりました。

 お風呂が家にあるのが当たり前となっても、それでも今ほどは豊かではなかった時代ですから、お風呂を毎日沸かすなんて、贅沢だし、当時は銭湯に行くのと同じ感覚でお風呂を沸かしていたような気がします。

 だから、週に2~3回の入浴ってのが当たり前だし、家庭によっては、週に1回程度休日だけお風呂を沸かすといった家もありましたね。

 それでも女性は清潔であることを、こころがけていたようだけれど、男性は不潔さを威張っていたような傾向があったような無かったような…。まだまだ、あの頃は「オレなんか、一カ月くらい、風呂に入らなくても平気だぜ」なんて人がリアルにいましたね。そうそう、あの頃は新聞の人生相談とかに「旦那がお風呂に入ってくれなく困っている。どうすれば、お風呂に入ってもらえるか」と言った悩みがマジで載ってましたね。ああ、懐かしい。

 それがいつから、毎日お風呂に入るのが当たり前になったんだろ?

 やはり80年代のバブルの頃からかな? 日本人全体が身だしなみに気を使いはじめ、元々持っていた衛生志向に拍車がかかったんじゃなかったかな?

 そして21世紀になり、今の私は、入浴こそ一日一回だけれど、シャワーは可能な限り何度でも浴びるし(夏場は特に)、下着も一日に何度も取り替えています。子どもの頃と比べると、まるで世界が違うほどの差があります。

 ああ、なんていう幸せ。

 おそらく、清潔であることはすばらしいことだと思うし、毎日入浴できる事は、たぶん恵まれた事なんだと思う。こんな人生がいつまでも続くことを、私は、切に切に切に、願ってます。

コメント

  1. たかさん より:

     私の子供の頃は、確かに家に風呂はありませんでした。物心ついた時は六畳一間のアパート暮らしでしたから当然トイレも共同。そんなアパートに良く一家4人(父母と私と弟)で暮らしていたなと思います。

     銭湯は歩いて30分のところにありました。今もやっていて、家の風呂が壊れた時に何十年振りかで入りに行きました。懐かしい。そうそう、思い出しました。お風呂上りにコーヒー牛乳を飲むのが楽しみで…。貧しかったけれど何とも幸せだったなあ。

     うちの息子がアイスコーヒーにミルクをたっぷり入れて、お風呂上りに飲むのが好きなんです。息子には何も言っていないんですが、こんなことまで遺伝してるんですかね。

     

  2. 小夜子 より:

    私は、丁度「戸建てなら風呂付」という時代に生まれたみたいです。
    私が生まれて、それまでの賃貸アパート暮らしから、6+4.5帖に小さな台所と風呂・トイレという借家サイズの戸建てがバ~!っと量産された地域に引越した両親。
    なので、普通に最初から風呂のある家で育ちました。
    我が家は基本的に毎日風呂を沸かしてましたね~。でも、同じお湯を何日も…臭くなるまで沸かしなおしてました。そして冬なんかは時々沸かさない日もあったけど。
    思うに皆が清潔を意識するようになったのって「フケ、イヤイヤ~♪」のCMが流れた頃じゃないですか???
    あのCMを見るまで、ほぼ毎日入浴しても髪を洗うのは2~3日おきだった気がします。

  3. Cecilia より:

    うちは田舎だったからお風呂があったのでしょうか?
    別に裕福じゃなかったですが、お風呂は当然のようにありました。
    昭和30年代に作られたらしいお風呂はタイル張りで、五右衛門風呂でした。
    底に板を沈めるようになっていて、ちょっと板がずれると「アチチチ・・・」でした。(笑)
    お風呂を焚くのは私たちの役目でしたよ。
    昭和50年代後半に新しくしてガスが使えるようになっても基本的に点火のみで、あとはひたすら薪をくべていました。(このときからシャワーが使えるようになりました。)
    こんな環境だった私、記憶では昭和40年代の半ばごろに東京の町谷の家にお泊りに行っているのですが、そのとき銭湯に行ったことがもっとも心に残っています!
    非常に楽しかったです。
    ・・・で銭湯に行くことが贅沢だと思っていたし、憧れていました。
    でも毎日のこととなると大変ですね。(当然毎日入ってない人が多かったのでしょうけれど。)

  4. すとん より:

    >たかさん

     風呂上がりのコーヒー牛乳! はい、憧れました。私のところは、いつも、というわけにはいきませんでしたが、それでもたまにOKが出て、それこそ「腰に手を当てて」飲んでおりました。いやー、懐かしい。

     で、コーヒー牛乳も美味しかったけれど、フルーツ牛乳ってのもありましたよね。イチゴ牛乳は、今で言うところイチゴ・オ・レだと思うのですが、リンゴ牛乳って、ありゃなんだったんだろ?って、今さらですが思いました。覚えてますか? リンゴ牛乳。ゴールドな液体で、向こう側が見えるほど透明度が高くて、牛乳なんて一滴も入ってなさそうな飲料(笑)。でも、飲んでみると、確かに、狂おしいほどのリンゴの風味。ううむ、今でも売っているのだろうか?

     ウチの地域では、昔からの銭湯はほぼ全滅しました。その代わりにできたスーパー銭湯も今では死滅です。その代わりに温泉(海のそばなので、ナトリウム泉です)があっちこっちで開業してます。ですから、今では「外で入浴」ってなると、近所の温泉(徒歩10分程度)に行きます。

     歩いて温泉ってのも、なかなかオツなもんですよ。

  5. すとん より:

    >小夜子さん

     さすが、女性は目のつけどころが違う! 内風呂って、同じお湯を何日も沸かしている家庭が多かったでしょうね。ウチもそうでしたよ。水道代をケチっていたんでしょうね。ちなみに、お湯が臭くなると、バスクリンの登場(?)でした。ウチでは、お湯の臭み消しとして、たまに使ってました。でも、子ども心には、バスクリンが楽しみで、できれば毎日使ってほしかったのですがね。

     現在の我が家では、毎日お湯を取り替えますから、臭い消しとしてはのバスクリンは使い必要がないのですが、単なる私の趣味として、バスクリン(の類似品)を毎日使用しております。夏場はもっぱら「クール」を愛用してます。

     それに、入浴しても、髪を洗わないって、当たり前でしたね。だいたい、銭湯だと、入湯料を支払う時に、髪を洗うつもりなら、洗髪料を追加で支払っていました。だから、髪を洗うって、特別なイベントだったんですよ。だから、銭湯が内風呂になっても、普段は髪を洗わなかったのだと思います。

    >皆が清潔を意識するようになったのって「フケ、イヤイヤ~♪」のCMが流れた頃じゃないですか???

     うわぉ、エメロンシャンプーですね。懐かしい~。そう言えば、最近、ウチの近所じゃエメロン見かけませんけれど、今でも売っているのかしらねえ?

  6. すとん より:

    >Ceciliaさん

     近所に銭湯がない立地では、昔から内風呂じゃなかったでしょうか? と、言うよりも、銭湯って、人口密集地でしか成り立たない商売のような気がします。

     五右衛門風呂…もういい年の大人ですが、一度も入った事がありません。私は逆にそういうお風呂に入ってみたいです。温泉に行くと、時折、外見は五右衛門風呂のようなデザインのお風呂がありますが、でもそういうお風呂も温泉を中に入れているだけで、本物の五右衛門風呂のように、下から直火で炊いているわけではないので、だいぶ違いますよね。ああ、入ってみたい!

  7. 夜希 より:

    3歳まで祖母の家に8人家族でいました。(曾祖母、祖母、両親、兄姉、生まれたばかりの弟)近所のおばあさんがお風呂に入りにきていたのをおぼえています。
    よその人がお風呂の入りにくるって、今では考えられませんね。

    弟が生まれてしばらくして、両親と兄弟と引っ越した家は、お風呂はあったけど壊れていたので、近くの銭湯に1日おきくらいのペースで通いました。(夏は家で行水でした)
    母は、1歳の弟、3歳の私、4歳の姉をつれて銭湯に行ってたので、今考えるとすごいなあと思います。私と姉がさきにあがって、脱衣所兼休憩スペース(子供にとっては広い)で遊んでたような気がします。
    子供だったので洗髪代はかかりませんでしたが、別料金だったっていうのはおぼえています。
    他の家の子達は家のお風呂だったみたいで、銭湯ではあまり会いませんでした。
    小学校高学年になると、灯油でお湯をわかすお風呂に直して家で入るようになりました。

    お風呂の話をすると、だいたいの年齢がわかりますね。

  8. sakura より:

    うちは私が3歳の時に田舎の祖父母のところに引越して3世代同居でした。
    お風呂はもっぱら祖母の担当だったのですが、外から薪をくべて沸かすお風呂だったので寒い季節はなかなか大変でした。
    薪に布で灯油を付けて火の中に入れるのですが、なかなか燃えなかったりして。
    雪が多いところだったので寒かったです。
    あと、炊きすぎてもうめちゃめちゃ熱かったりするんですよね。
    で、家族6人がなるべく続けて入らないとぬる~くなったらまた誰かが外から薪をくべなければなりません。
    受験勉強で遅くなってから入ろうとしたら水みたいにぬるいわ誰も寝てるわでヒサンだった記憶が・・・
    しかもソーラーパワーのシャワー(?)だったのですが、すでに誰かがお湯を使ってしまっていて水しか出ませんでした^^;
    今はシャワーもあるし好きな温度に設定できるし追い炊きできるし(!)幸せです^^

  9. すとん より:

    >夜希さん

    >お風呂の話をすると、だいたいの年齢がわかりますね。

     ははは、そうみたいですね。でも、地域差も多少はあるようですので、その辺も考慮しながら「あの人は、私よりも年上みたい」とか「思っていたよりも若い人みたいだな」とか、きっとみんなして、想像しているんだろうなあ…。

    >よその人がお風呂の入りにくるって、今では考えられませんね。

     「お風呂をいただく」って表現がありましたね。ウチも、時々、余所の家に、お風呂をいただきに行ってました。小学校低学年の時が割と多かったかな? 子どもだったので、男女混浴で、そこの家の女の子と一緒に入浴してました。子どもだったので、エロスのかけらもなくって、今思えば……実にもったいない(涙)。

     灯油で沸かすお風呂? それは初耳。すごく燃料代がかかりそう…。ウチの最初のお風呂は都市ガス(今でも考えてみればそうだ)だったけれど、ガスと灯油、どっちの方が経済的だったのだろ?

  10. すとん より:

    >sakuraさん

     おバアちゃん、大変でしたね。

     そうそう、昔のお風呂って、温度調節ができなかったので、ぬるかったり、熱かったり、大変でしたね。私は子どもの時にうっかりして、お風呂を沸騰させてしまったこともあります(笑)。今じゃあ考えられない失敗ですね。

     今は24時間、いつでも入浴できるし、シャワーもたっぷり使えるし、昔と比べると、本当に、天国みたいな入浴環境です。ありがたや、ありがたや。

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