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5回吹いたら5回とも正しく吹ける速度から練習を始めましょう

 フルートのレッスンに行ってきました。実に三週間ぶり? まあ、それでも金魚の水換えよりも頻繁なんだから笑っちゃいます。

 本日のロングトーン練習は、姉様も入れての、久しぶりの3人音合せだったのですが、これが実に気持ち良いほどにバッチグーッだったわけです。いやあ、気持よかった。

 で、肝心の練習なのですが…実は私、レッスンの様子を毎回録音しているのですが、今回のレッスンは録音しそこなってしまったのです。それもうっかりではなく、録音機が作動してくれなかったのです。

 私が使っている録音機は、今は亡きサンヨーのICR-PS380という簡便なPCMレコーダー。ソプラノの録音には(音が割れてしまうので)向きませんが、フルートやテノールの録音には十分な録音機です(笑)。これを愛用していたのですが、どうにもこうにも、今回はスイッチが入らず、録音できませんでした。

 正確には、電源スイッチは入るし、録音ボタンを押すと「録音スタンバイ」状態にはなるのですが、そこからもう一度録音ボタンを押して、録音してくれる…はずなのですが、何度録音ボタンを押しても、録音状態にならず、いつまでもスタンバイ状態のままでした。

 ううむ、故障したのかな? もうすぐ発表会だと言うのに…困ったなあ。今月はフルートの合宿に行くから、金欠なのに(涙)。

 さて、エルステユーブンゲンの17番ですが…さすがに3週間ぶりだと練習もばっちりだから合格しちゃいました。えへえへ。次回は18番と19番だよぉ。

 プチエチュードは14番です。指は前回よりもだいぶ動くようになったけれど、まだまだミスブローが多いです。先生からは、もっともっとテンポを落として、ゆっくり練習してくるように言われました。

 5回吹いたら5回とも正しく吹ける速度から練習を始める事。そこから少しずつ少しずつテンポをあげていくように…との事でした。なぜテンポをゆっくりめから始めるのか? 指が動かないから?…と思いがちですが、先生曰く、そうではなくて、脳の判断速度に合わせて練習しないといけないのだそうです。

 つまり、速いテンポで吹けないのは、指が動かないからだと思いがちですが、H先生のお考えではそうではなく、指が動く動かないのではなく、脳が次の音を判断できなくて、指が勝手に動いて間違えてしまうのだそうです。ですから、一音一音、脳で判断して吹き進めないといけないのです。同じフレーズでも何度も何度も練習していくと、指が覚えて吹けるようになるのですが、先生曰く、それではダメなんだそうです。指で覚えるのではなく、脳の処理速度を上げていく事が大切なのです。

 つまり、フルート脳を鍛えていきましょうって事らしいのです。で、私の脳の判断速度に合わせて練習すると…象の歩み寄りもなお遅いテンボになってしまいました。ああ、悲しい。

 発表会用の「ハイドンのセレナーデ」も吹きました。まあ、だいたい良いのですが、練習量が絶対的に足りていないため、あっちこっちミスが目立ちます。先生からは、装飾音はまだ付けなくていいので、基本のメロディーをしっかりミスなく吹けるようにしましょうと言われました。

 この曲では、スラーとそうでない部分を明確に吹き分けなければいけないので、ちょっと極端なタンギングをしています。なので、ゴツゴツした部分とツルツルした部分が顕著になるように吹いてます。

 とにかく、頑張ろう。

 さて、雑談は無しで、合宿の話をしました。いやあ、野尻湖…遠い。合宿は野尻湖で行うのですが、野尻湖って遠いじゃないの? あんまり遠くて、ナウマンゾウの化石でも出てくるんじゃないのって、勢いです(笑)。湘南からだと、東京まで出て、そこから北陸新幹線に乗って長野に出て、そこからさらにローカル線で行くみたいです。ううむ、長野かあ…牛に引かれて行くしかないのか…。遠いなあ…。でも、楽しみでございます。

 さてさて、普段旅行なんてしないから、色々分からないや。新幹線って予約しないと乗れないのかな? それ以前に、新幹線ってSuicaで乗れるんだっけ? 新幹線用のチケットって、どこで買うんだっけ? 帰りの切符も事前に購入しておいた方が良いのかな? ああ、普段の仕事の移動は旅行会社に丸投げ(笑)しているので、ほんと、細かいこと、分かりません。ダメなオトナです。

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コメント

  1. Hiro.MTB より:

    >脳の判断速度に合わせて練習しないといけない

    これは、別のかたのブログでも同じ論を見たことがあります。

    そのかたは50歳を過ぎて始められたサックスの練習日記をブログにアップしているのですが、

    「楽器を操作できるようになるというのは、楽譜を見て指が反応する訓練をする事ではない。まず楽譜を見たらその通りに頭の中で音が鳴ること、その次にその頭の中のイメージ通りに指が動くこと」

    だと書かれていました。

    そのかたは、サックスを習い始めたころは、ミのところにオタマジャクシがあればそれを見た瞬間に反射的にミの指が動くように反復訓練することが楽器演奏の練習だと思っていたが、レッスンを続けるうちに、まずは頭の中で曲をイメージできないといくら経っても自由に指が動いてくれない(一曲ごとに最初から反復訓練のやり直しになる)ことに気付いたそうです。

    これは私も同感です。私の場合も、楽譜を見て、まずは頭の中で音楽が鳴ること(イメージできるようになること)の訓練をしないと、指が想う様に動いてくれませんね。

    この訓練と、スケール練習を組み合わせると、速いパッセージが吹けるようになるだけでなく、楽譜を初見で移調演奏できるようになります(B♭クラリネットの楽譜を渡されても、その場でフルートで吹けますよ(笑))。

  2. すとん より:

    Hiro.MTBさん

     英単語を山のように覚えても英語は話せるようにならないわけで、イディオムであるとか、文型であるとかも同時に覚えていかないとダメなのと同じで、おそらく音楽も音程ばかりに注意してもダメで、前後の音の流れとか、決まりきった頻出フレーズなども合わせてカラダに叩き込んでいかないとダメなんだろうと思います。

     音を演奏するのではなく、音楽を演奏するのである…というわけなんだろうなあと思いますした。いい話をありがとうございます。

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