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休みを欲しがる人、休みを嫌う人

 日々、色々と忙しいけれど、頑張って、フルートのレッスンに行ってきました。

 本業の方は繁忙期で忙しく、家に帰ると、毎日、ボエームの勉強ばかりしていて、フルートの練習が疎かになっておりました。でも、時間がなんとかなりそうだったので、ちゃちゃっとフルートのレッスンに行ってきました。

 一応、全く練習無しでレッスンに行くのは失礼なので、レッスンの前日は、ボエームの勉強を棚上げにして、フルートをたっぷり吹いておきました。とは言え、やはり練習の絶対量の不足はなんともしがたく、エルステユーブゲンの暗譜は最初からあきらめました。

 レッスンに行って、まずはロングトーン練習ですが、これがここ数回の中で、もっとも良い出来だったのにビックリしました。先生と、ほんとにビタっと合った音で吹けました。やるじゃん、私(練習してないけれど)。

 エルステユーブンゲンは16番です。最初から暗譜を諦めて吹いてみたら、なかなかいい感じで吹けました。先生からも「いい音で吹いてますね」と誉められました。余裕をもって上手に吹けると、音色も良くなるようです。続く17番は、ほぼ初見に近い感じなので、余裕も何もなかったので、あんまり良い音では吹けませんでした。

 プチエチュードは13番ですが、今回も(当然)不合格でした。今回、特にこっぴどく注意された事は2つあります。一つは、装飾音符の付いた音符の吹き方、もう一つは、テンポの問題です。

 装飾音符の付いた音符の吹き方だけれど、装飾音符はあくまでも“装飾”であって、そのために元の音符に影響があってはいけません。スタッカートの音符に装飾が付いても、その音符はスタッカートで吹かなければいけません。なのに、私は、装飾が付いたら、そこに一生懸命になってしまい、装飾が付いた元の音符の吹き方が雑になっているというのです。特に、スタッカートの音符に装飾が付いたら、スタッカートがどこかに行ってしまっているというわけです。うわー、そりゃあダメですね。

 テンポの問題は…難しい箇所はゆっくりと吹いて、簡単な箇所はバンバン飛ばして吹いているので、もっとテンポを一定にして吹きなさいって言われました。難しい箇所はゆっくりで、簡単な箇所は速くって…ピアノ発表会のお子様たちみたいな事をやっているってわけです。ははは、確かにそうかもね。

 難しい箇所は、難しいが故に指が回らずにゆっくりになってしまうというのはありますし、苦手な箇所だから、丁寧に吹いてゆっくりになってしまうのかもしれません。一方、簡単な箇所は、本来の指定されたテンポでガンガン行くわけです。

 ですから、先生と一緒に吹くと、先生のテンポがすごく速くて、ついていけないのですが、先生曰く「あなたと同じテンポで吹くと、こんな感じなんですよ」とおっしゃいます。つまり、この速い速度が私の演奏テンポの基準で、簡単なところはこのテンボでガンガン行っているのですが、難しい箇所になると、途端にゆっくりになるってわけですね。

 いやあ、お恥ずかしい。

 さて、今回の雑談は、音楽家はいつ忙しいのですか?という話です。

 私の仕事は、今が繁忙期で、私は毎日、雑巾のようにズタボロになりながら、働いております。ちなみに、私の場合は、比較的、夏場が暇かな? 夏は暑いけれど、仕事に余裕もあるし、精神もユルユルになれるので、夏は好きです。

 で、先生に「音楽家の皆さんは、いつが忙しくて、いつがヒマなんですか」とぶっちゃけ話を尋ねてみました。

 先生曰く、秋~春は、オーケストラのシーズンだから、基本的に忙しい。夏はオケがオフだけれど、日本各地で行われる音楽祭で吹くから、やっぱり忙しい。結局、毎日、いつでも忙しいのだそうです。

 と言うのも、音楽家は個人事業主で、自由業なわけですから、仕事があるうちが華であって、仕事がなくなれば、それで「さようなら」という職業なので、忙しいのが当然で、ヒマなんて、あってはならぬのだそうです。まあ、そこらは有給休暇のある私などとは違うわけです。

 だから、若い時は、依頼された仕事は断らずに全部引き受けていたので、目が回るくらいに忙しかったそうです。さすがに今は、仕事を選ぶようになって、以前ほど忙しくはないのだそうです。

 しかし、仕事と言うのは、一度断ると、そこからは二度と依頼が来なくなるものなのだそうです。だから、仕事を断るのは、本当に勇気が必要なんだそうです。

 H先生は家庭を持っているので、お子さんが可哀想だった…との事です。とにかく、あそこのウチは、夫婦そろって音楽家ですから、お子さんが小さい時でも、なかなか家族団らんって無かったのだそうです。特に、夏の音楽祭シーズンなんて、泊まりが常識だったそうですから、お子さんが小学校までは、学校休ませて、一緒に連れて行ったんだそうですよ。それくらい、仕事の虫だったわけだし、そこで家庭を省みているようじゃあ、音楽家として大成しないわけです。

 というわけで、若い時はバリバリ仕事をしていたH先生ですが、今はもう半分引退しているようなモノですから、バンバン仕事を断って、音楽業界からフェードアウトをしている最中なんだそうです。

 「若い時に稼ぐだけ稼いだから、これからは使わないとね」との事です。まあ、天国には稼ぎは持ち込めませんから、元気なうちに、バンバン使っていかないと、働き損なんだそうです。うむ、我々サラリーマンとは世界が違うなあ。

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コメント

  1. extajiji より:

    いつも楽しく拝見しております。
    私の周りの音楽家は決して豊かとはいえない人ばかりなので下世話な関心なんですが、H先生の稼ぎって失礼ながらどのくらいなんでしょう。
    お話からすると平均的サラリーマンの何倍もあるんでしょうね。
    演奏で稼げるというだけですごいなと思うくらいですもの、見当もつきません。

  2. すとん より:

    extajijiさん

     H先生は、私の何倍の収入があるんでしょうね。見当もつきませんが、相当稼いでいると思いますよ。

    >先生の稼ぎって失礼ながらどのくらいなんでしょう。

     例えば、レッスン代が違います。キング先生の1時間分の謝礼で、H先生だと5分程度です。つまり、ワンレッスンの謝礼で、本来ならゼロが一つ違う感じかな? もっとも、私はディスカウントしてもらっていて、その5分程度の謝礼で20分程度のレッスンをしていただいてます。

     H先生のレッスンは、基本は一回1時間で、週2~3回なんだそうです。で、だいたい2~3年教えると、次の先生にバトンタッチしていくんだそうです。だから、一度にたくさんのお弟子さんは抱えないようです。あくまでも演奏の仕事がメインなんだそうです。

    >お話からすると平均的サラリーマンの何倍もあるんでしょうね。

     何倍…ってか、若い時は、何十倍も稼いでいたようです。まあ、才能で稼いでいるわけですから、ある意味、当然といえば当然でしょうね。

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