フルートのレッスンに行きました。
いやあ、今回も…と言うか、ここのところ仕事が繁忙期に入って、毎日毎日忙しいです。とにかく、忙しいけれど、なぜかひょこっと時間があいたので、レッスンに行ったわけです。当然、練習なんてロクにしていないのです。でもまあ、レッスンを休むよりも、練習不足のままレッスンに行った方が先生も良しとしてくれるので、その言葉に甘えて、練習不足のままで堂々とレッスンに行っちゃいました。
ロングトーン練習は…練習はしていないけれど、前回よりはマシかな? 最高音では多少乱れたけれど、音が低くなるほどにシンクロ率が良くなります。と言うことは、問題は高音だね。もっと高音を、息を少なめにして、勢いを弱めにして吹ければいいわけだね(難しいけれど)。
さて、エルステ・ユーブンゲンは15番と16番です。前回は暗譜不十分なまま勢いで乗り切ろうとした私でしたが、今回はそんな勢いもつかないくらいに練習不足だったので、暗譜演奏にはチャレンジしませんでした。それどころか、16番は譜面通りに吹けずに、あっちこっちで指がもつれました。いやあ、だんだん難しくなってくるね。
プチエチュードは13番です。いやあ、難しいです。先生がおっしゃるには「スラーがデタラメだね」との事。スラーに限らず、譜面通りに吹くことが難しい曲です。
一人で吹く時は、割りとテンポを落として吹くので、なんとかなりますが、先生と一緒に吹くと、先生は標準テンポで吹くので、結構速いんです。速くて、指が追いつきません(涙)。追いつかないので、あっちこっちミスると叱られます。当然なんだけれど、自分の未熟さが恨めしいです。
とにかく、練習では10回吹いたら10回ちゃんと吹けることが大切なんだそうです。10回中5回ミスをするなら、それは5回間違いをカラダに染み込ませることになるので、練習の時は、絶対に間違えてはいけないのだそうです。
そうは言っても難しい曲は難しいのですが、先生がおっしゃるには「どんなに下手くそでも練習すれば、必ず指はまわるようになる」ので心配するなという事です。
大切なのはミスらない事だそうです。テンポが速くてミスるなら、できるテンポまで落として練習をするのが良いのです。また、一曲通して吹くと、集中力が続かなくてミスるなら、一曲まるまるではなく、曲の部分部分を取り出して練習する事が大切なんだそうです。
間違いを放置しない事…これが大切な事なんだそうですが、それって何もフルートに限らず、すべての学習に共通する事だよね。
今回の雑談は、どこで練習してますか? という話です。
私は、仕事が忙しくて、なかなか時間が作れないとは言え、環境的には恵まれた状態にありますので、帰宅後、歌もフルートも、自宅の書斎で練習する事でできます。書斎は簡便な防音処理がしてあるんですよ。なので、ご近所に全く聞こえないわけではないのですが、迷惑にならない程度になるので、多少時間が遅くても音楽の練習が出来ます。
私のように、朝早くから夜遅くまで働いている上に、自宅では練習できない人などは、会社で練習する人もいるんだそうです。例えば、昼休みの昼食をお弁当にして、余った時間は会社の会議室に忍び込んで(昼休みなので会議室も空いているわけです)、そこで練習する人もいるんだそうです。
また、練習時間はあっても、アパート住まいなどで自宅で練習できない人は、カラオケボックスに行って練習する人が多いんだそうです。だって、カラオケって安いからね。私もフルートオフをする時は、カラオケを会場に使うよ。
「カラオケボックスは安くて便利だし、飲み物もあるので良いのだけれど、環境がデッドなのがつらいです」と言ったら「デッドな環境でもバリっと吹けなきゃダメだよ」と逆に注意されちゃいました。いやあ、デッドな環境だと音が響かないから、より強く吹いてしまうんだよね。反省。
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コメント
過去に大変にいい声なのに、それこそボイストレーニングしてない為に胸に落とす発声で本当の声より低い深い声になっていた発声の人がいました。それも間違った発声を身体に教えてる事になるよね。また、本当は中音域中心に発声した方がよい声になりそうなのに、超高音を目指して努力し、あまりいい声にならない方もいましたね。やはり、その方の1番響く場所をわかっていて、その曲選びも大切だし、それに見合った指導が、強いては正しく美しい発声を身体に教える事になりますかね、、ひとえにそんないい耳を持って指導者につけたなら、それは幸せって感じです☆
アデーレさん
間違った事をし続けていくと、それは“悪い癖”になり、癖になってしまうと、それを修正するのは、とても難儀なんだそうです。
私のフルートの先生であるH先生は、滅多な事では吹奏楽の人を生徒に取りません。先生曰く「吹奏楽の人は、学校で先輩に間違った事ばかり習っていて、悪い癖が身についているので、教えたくないんですよ」との事です。先生は、生徒が上達するために教えるのは好きだけれど、悪い癖を矯正するために教えるのは、お好きではないようです。
「三年かけて身につけた癖は、三年かけても抜けないからねえ…」というのが、先生の持論なわけです。「せめて、部活に入る前に私のところに来ていれば、色々と違っていたのに…」とも言います。確かに、自分よりも1~2早く始めただけの素人に習っただけの人は、プロ奏者の目が見れば、あっちこっち間違っているんだろうと思います。
間違った事を身につけるのは、本当に、人生の遠回り…というか、無駄なんだと思います。
>本当は中音域中心に発声した方がよい声になりそうなのに、超高音を目指して努力し、あまりいい声にならない方もいましたね。
これもよく聞く話ですね。高音を得意になりたければ、高音練習は控えて、まずは中音域を徹底的に練習するのが良いそうですよ。で、中音域を練習すると、放っておいても自然と高音が出るようになるんです。中音域を練習しても、思っていたよりも高音が伸びなかった場合は、その人の声がそれまでだっただけの話なんだそうです。
「低音は限界があるけれど、高音は練習すればするほど伸びる」とよく聞きますが、これは低いレベルならば正解だけれど、高いレベルでは間違いです。初心者の場合は、練習すればするほど伸びますが、ある程度声が完成すると、やはり楽器としての適正とか限界とかを考慮しないといけないようです。
分かりやすく言えば、テノールの私がどれだけ頑張っても“夜の女王のアリア”は歌えないんです(笑)。やはり、自分の声という楽器を知ることは大切で、自分が持っている“楽器のポテンシャル”を最大限に活かすことを考えるべきだと思います。それを見失うと、ロクな事はありません。
器楽の人は、良い楽器を購入して練習に励めば、いくらでも良い音で演奏できるようになりますが、声楽の人は、歌声を購入する事はできないし、練習に励みすぎると声を壊します。ですから、どこかで自分を見つめて、受け入れるという作業がどうしても必要なんだと思います。
こんばんは。
> 間違った事をカラダに教えてはいけない
> 間違いを放置しない事
熊川哲也は幼少期のバレエのレッスンのときに指摘されたことは次のレッスンまでに修正していた、というような話を聞いたことがあります。
楽器とか声楽でこんな話をきいたことはあまりありません。
こちらは元師匠の一言を未だに引きずり続けています。
tetsuさん
たとえ子どもの頃から一生懸命に学んでいたとしても、プロになる人と趣味に終わる人がいるわけですが、それって、どこに違いがあるか、分かりますか?
一説には、間違いを指摘された時に、それをすぐさま修正して、同じ間違いを二度としない人はプロになれるけれど、何度も何度も同じ間違いを繰り返して、いくら指摘されても、その場限りの人は、趣味に終わるんだそうです。
これは別に音楽だけの話じゃないです。すべてについて、言えることなんだそうです。
確かにそうかもね。だから私は音楽のプロにはなれなかったし、今の仕事でいっぱしにやらせていただけているのも、そういう事なんだと思います。
で、何のプロにもなれなかった人は…おっと、この話をし始めると長くなるので、またの機会にします(笑)。
こんばんは
先生に部分練習よく言われます
苦手な部分取り出して、段々と前後の音を増やしていく方法です
それでも間違う私_| ̄|○
> 何のプロにもなれなかった人は…おっと、この話をし始めると長くなるので、またの機会にします(笑)。
こちらはメシ食うネタだけは何とかギリギリ確保し続けています。高校でさわった某メーカーのアセンブラ(当時Basicは無く、こちらはBasicを作る能力も無かった)で石取りゲームの三山崩しを作って遊んでいました。大学の専攻は別ですが、就職はコンピュータ関連(汎用機からPCまで)で、この業界ツブシが効くので未だに関わっています。
すとんさんのお話し、お待ちしております。
chakoさん
部分練習の必要性は、私、毎回毎回先生に言われて、自宅練習ではなるべく部分練習も取り入れているのですが、やっぱり全曲を通して練習した方が楽しいんですよね。で、ついつい通し練習を優先して、部分練習を怠ってしまったりして…ダメですね(涙)。
結局、通し練習ばかりやっているのは、苦手な事を苦手なまま放置しているのと同じなんです。分かっちゃいるけれど、止められない(笑)。だから、上達速度が遅いのです。
まあ、一度注意された事を、次回のレッスンまでにバッチリ仕上げて来られたら、プロになるしかないわけだから、まあいいかと…甘えている私でございます。
tetsuさん
人は何らかのカタチで社会に貢献し、結果として何かのプロになるものだと私は思ってます。でも、そうはならない人が、何時の時代にもいるわけです。そういう人たちの事を、最近はアレコレ考えてしまうわけですが、少ない言葉で書くと誤解されてしまうかなとも思ってます。
とにかく、いつか時間がある時に、ゆっくりと書いてみたいと思ってます。