フルートのレッスンに行ってきました。
まずはいつもどおり、ロングトーン練習からです。前回のロングトーンは、チューナーを見ながら行ったにも関わらず、実に気持ち悪かったので、今回は、とりあえずチューナーはセットするけれど、姉様の音に耳で合わせていく事にし、合わせた音をチューナーで確認するという方法を取りました。そうしたら、耳で気持ちよく合わせると、チューナー的にもバッチグーでした。あれ? 前回のレッスンでは、チューナーでバッチグーにすると、気持ち悪かったのに、今回は気持ちよくしてからチューナー見るとバッチグーだよ。つまり、気持ちの良いバッチグーと、気持ちの悪いバッチグーがあるわけだな。
奥が深そうだ…。
さて、アルテ15課3章、B-durの「B-durのロングトーン」と1番「音階準備練習」ですが、今回も両方とも、全く不合格でした。
あれから一週間、どうにか、b2つのB-durと#2つのD-durの混在には惑わされないようになったものの、肝心のB-durの運指が厳しかったです。左人指し指には結構注意していたつもりですが、三オクターブ目でついついブリチアルディキーを押してしまう癖はダメですね。あと3Bの時に右小指をキーから外さなければいけないのに、小指の関節が外れて指が動かなくてヘマります。あああ~、すぐに関節が外れる小指が憎い。演奏中に関節が外れてしまうと、演奏を一旦止めて、関節を入れ直さないと、どーにもなりません(涙)。で、結局、ボロボロです。ああ、難しい。
でも、そのあたりはダメだったけれど、全体的には、メトロノームの速さに追いつけるようになったのは進歩でしょう。だって前回はメトロノームの速さに追いつけなかったもんなあ。こんなオッサンですが、頑張っているんだよ。
さて、ミニヨン・エチュードは8番です。結構イケルところまで練習してきましたが、まだまだ完璧には遠い状況だったので、奇跡を信じてレッスンに臨んだのですが、練習で出来ていたところが出来なくパターンはあったけれど、練習で出来なかったところは、やっぱりレッスンでも出来ないままです。奇跡って、なかなか起こらないんですね。
それでも、なんとかかんとかやりきりました。先生からは「集中力が足りないですね」と言われましたが、合格をいただきました。つまり、私があっちこっちミスるのは、技術や練習の不足ではなく、集中力の不足と判断してくれたようなです。ああ、勘違いしているけれど、うれしいです。
…で、合格をいただいたのはうれしいけれど、H先生になってから、一曲たりとも、まともに吹けるようになった曲が無いのが寂しいです。笛先生の時は、きちんと仕上げなければ次には進めませんでしたが、H先生はソコソコ出来上がれば、次に行っちゃいます。なかなか進めないのもつらいですが、きちんと仕上がらないままサクサク進むのも不安ですね。ミニヨン・エチュードなんて、もう8曲もやったにも関わらず、一曲たりとも、まともに吹けません。なんか寂しいなあ…。
さて、次回は9番です。さっそく、先生がコルク付きフルートで模範演奏をしてくださいました。……三連符? 八分音符の連符? 符点八分と十六分の連符? 装飾音符?…ケンカを売られているような気がします。なんじゃい、この9番、やたらとリズムがムズいじゃないかい。
今回の雑談は…先生、パソコンを購入されたそうです。結局NECではなく、FMVにしたそうなんだけれど、通常価格約10万円(や、安い!)のところを“約5万円+ポケットWi-Fi(月々1500円)”の抱き合わせで購入されたそうです。つまり、普通に購入すると、約10万円になるところ、購入時にポケットWi-Fiに契約すると、マシン代は半額になるのだそうです。ただし、購入後、2年間はポケットWi-Fiのお金を月々1500円は支払わないといけないのだそうです。つまり、実際は、約5万円+(1500円×24カ月)で約86000円になるそうで、月々の支払いを入れても、通常価格よりも安く買えたのだそうです。
「ポケットWi-Fiですか、モバイルするなら、うれしいですね」
「でも、モバイルなんかしないからなあ~」 ああもったいない。私なら有効利用できるのに…。
「これ(ポケットWi-fiの事)、解約すると2万円かかるそうなんだけれど、解約した方がいいかな?」
「本当に全くモバイルをしないなら、黙って2年間ポケットWi-Fi代を支払うよりも、だいぶ安くなりますよ」
「モバイルなんてしないよ。だって、すぐに高くなるだろ」
「はい、契約するプランにもよりますが、月々1500円で済むはずはないです」
「やっぱ解約だな」
抱き合わせでマシン価格が約5万円、解約料金が2万円で足すと7万円でしょ。通常価格の三割引になっているわけで、ううむ、抱き合わせで購入するのも悪くないですね。ってか、今はこういう商売があるんだー。自作マシンを愛用している私には、始めての世界でした。
そうそう、うっかりしてましたが、レッスンそのものは、本当は年内にもう一度あるのですが、息子君が某所でオーケストラ伴奏のメサイアを歌うので、そっちに行かないといけないんですよねえ…。残念ですが、このレッスンが年内最後のレッスンだったのに、次回もレッスンに来る気マンマンだったので、先生に御挨拶をするのを忘れてしまいました。申し訳なかったです。ここから次のレッスンまで、なんと、丸々4週間あきます。イッツァ~、ロ~ングバケ~~ション! ああ、たっぷり自宅練習しておかないと…。
コメント
チューナーであってるのにピッチがなんだかしっくりこない。
私の場合は
チューナーで合わせるとポイントを絞っちゃう癖があるので倍音がなくなる。ゆえに、アンサンブルするときになんだかしっくりこないし、キーーンと耳の奥が痛くなるんです。
正しい音程は必要だと思いますが、あんまりチューナーに頼らず、音感を鍛えた方がいいのかもですね。
私はついつい♭気味で根暗な音色になるので、頭の中では常に明るめの響きをイメージしています♪
倍音が鳴っていると多少のピッチのずれは気持ち悪くないですよ^^
上手な(笑)弦楽器と一緒だと気持ちよかったりします。
オケでも一人一人ちょっと変なピッチでも、弦ってあったかーく包み込まれてる感じがしませんか?
全く、気にならない。
やっぱり、倍音ですよ♪あ、でも、あんまりピッチがかけ離れてるとつらいか 笑
プラスマイナス10くらいなら大丈夫!
アルタスはたくさん倍音があるよって教えてもらったけど、「ちゃんと吹けば」たくさんの倍音が鳴ってアンサンブルしやすい楽器なんですよね~。
ピアノと融け合う、ピアノの音の中からフルートが聞こえる、そんなアンサンブルも前の楽器ではなかなか至難の業でしたが、今の楽器に変えてから楽ちんになりました!
ピッチにこだわりだして、チューナー見ちゃうと、もうだめ。
まったく合わなくなる~~~
あ!あと、先生に言われたことを思い出しました!
曲に乗っちゃうとピッチなんて気にならないよってこと。
あれこれ考えすぎず、リズムに乗って(これが出来てないんです)歌っていけば、曲にあった音色でピッチは気にならない。
んだそうです・・・。確かに、そう感じました。
すとんさんは、ロングトーンでのことを書かれているので見当違いかもしれませんね^^;
私は今はフルートカルテットの練習中です。
バス、アルト、ピッコロと揃っているので、同属楽器でもなかなか楽しいですよ。
3月に後輩君がリサイタルを開催します。
実行委員としてばたばたと準備を進めながら、そのリサイタルでアンサンブルでもお手伝いさせてもらえるので、そっちの練習もしなくちゃ!です。
たくさんのお客様に来てもらえるようがんばるぞーーー!!
いがぐりさん
いがぐりさんのコメントを拝読して、なんか色々と見えてきたような気がします。そうか、倍音か…。
チューナーを見て、チューナー優先で吹いちゃうと、音程を合わせる事だけに夢中になって、ついつい音色の事を忘れてしまうんだと思います。その結果(無意識だけれど)倍音の少なめなつまらない音で吹いているのかもしれません。だから、姉様と同じピッチで吹いていても気持ち悪い。
一方、合わせる方をメインにして吹いていると、まあ決して美しいとは言えないけれど、いつもどおりの、多少は倍音も出ている音で吹くわけで、それなら合わせてみても、ソコソコ美しいし、その音色のままチューナー的にもバッチグーにすればいいわけ…って事だろうなあと、勝手に納得しました。
>上手な(笑)弦楽器と一緒だと気持ちよかったりします。
ですね。弦って倍音たくさん出るからねえ…。
ロングトーン練習でチューナーを使っているとは言え、まず優先するべきは、自分の耳に聞こえる聞こえるハモリであって、ハモった上でチューナー確認をする…というやり方(奇しくも前回のやり方です)で今後もやっていきたいと思います。
ヒント、感謝です。
音程って宇宙みたいですよね。方向がないというか、どれが正しいっていうのがない感じで。私の楽団のフルートパートでは全員チューナー禁止でチューニングしています。基準の人(音大生)だけチューナーの音を出してそれに合わせ、その音に他の人が合わせるという形を取るようになってから、音程が合うようになりました
先の方が書いていることは大正解だと思います。具体的にロングトーンに限れば「基準に合わせる」気持ちが大切ですね。あと、「鼻に響かせながら頭の頂点から音が出る感じ」だと倍音がよく響くそうです。声楽をやっていらっしゃるすとんさんなら無意識にできてそうですね
私の父がPC自作派なのでPCのことは全部任せてしまっているのですが、記事を読んでいて勉強しないといけないと思いました
今回の解約とかの話、私だったら分からずに月々払っていそうで怖いです(>_<)
音羽響さん
耳で聞いて合わせた方が、チューナーを使って合わせるよりも、音程が合うようになったというのは、おもしろいですね。ま、チューナーにはチューナーの役割があるのでしょうが、だからと言ってチューナーを過信してはいけないって事なんだと思います。耳をメインにしながらも、機械的に正確な音程を身に付けるためにチューナーをを補助的に使うことは必要なんだと思います。
>「鼻に響かせながら頭の頂点から音が出る感じ」だと倍音がよく響くそうです
つまり副鼻腔を意識して、頭声を響かせる感覚でフルートを吹けばいいってわけですね。ラジャー、よく分かりますよ。
>声楽をやっていらっしゃるすとんさんなら無意識にできてそうですね
やっているかもしれないし…それ以前に、勝手に副鼻腔に音が響くカラダになっているような気もします(笑)。
フルートの音色に関しては(社交辞令もあるでしょうが)よくH先生に誉められるんですよね。まあ、音色以外に誉めるところがないからかもしれませんが(笑)。
>今回の解約とかの話、私だったら分からずに月々払っていそうで怖いです
ええ、私も気付かなかったと思います。それにだいたい、抱き合わせ販売を嫌って、定価で購入しているかもしれませんしね。そういう事もしっかり知っていないと損しちゃいますね。
いがぐりさんのコメント 私も参考になりました
私の楽団では チューニング前の吹き込み時に
チューナーで合わせてのぞみますが
やはり チューニングはチューナー厳禁です
クラに合わせることが多いですね
アンサンブルでもリーダーに合わせます
レッスンでも チューナーは使いません
先生のピアノに耳で合わせます
しんじさん
そう言えば、笛先生の時はピアノに合わせてロングトーンの練習をしていたけれど、H先生はピアノ弾かないからなあ…。それに、今は最低限しかフルートを吹いていただけないので、基準になる音がないので、それで「チューナーを用意しなさい」って事になったのかもしれない(きっとそうだろうなあ)。
おそらく一番大切なのは、聞いて気持ちいい事なんじゃないかな? 正しい音程である事は気持ちよさの基本だけれど、でもチューナーに合わせて、微妙に気持ち悪いなら、チューナー使わずに気持ちよくなれた方が…たぶん正しいんだと思います。
しかし、いがぐりさんのおっしゃる、倍音が大切なんだというところまでは、思いもよりませんでした。つくづく、この老犬ブログは、皆さんの下さるコメントで、確実にパワーアップしているブログだなあと思いました。
いがぐりさんを始め、このブログにコメントを寄せてくださる方々に、厚く感謝いたします。
なんだか、お恥ずかしいような^^;
でも、皆さんのヒントになれたのなら、うれしいです♪
私は耳を鍛える必要があります。暗め(低いピッチ)でも、気にならないんですよね・・・。
よっぽど注意しないと正しい音程で吹けないんです~。
だから時々チューナーで確認しないとやばいので、必需品です(汗)
めざせ、クラリネットのようなピアノ!
クラリネットのピアノってあったかくてほんわか明るめでしょ?
憧れるんです(笑)
いがぐりさん
恐縮なさらずに。本当に感謝しています。ほんの一言のアドヴァイスが目の前の扉を開く鍵になることがあるわけで、今回のいがぐりさんのアドヴァイスは、私はもちろん、他の人にとっても、そういう鍵になるような言葉だったという事です。
音楽を[たとえ趣味であっても]やる以上、耳を鍛えていく必要はありますね。耳を鍛えていく上手い方法って、なかなか無いんですね。それこそ、地味に鍛練していく…くらいなんでしょうね。今はチューナーがあって便利ですね。使い方さえきちんとすれば、鬼に金棒なグッズです。昔はチューナーがなかったわけで、その頃の人と比べれば、今はなんと恵まれている事か。
あとは、その便利な道具であるチューナーをどう使って自分を訓練していくかですね。その方法は…私も試行錯誤中です。
>めざせ、クラリネットのようなピアノ!
あの、フワ~っとした音ですね。確かに、あれは美しい。いいですね。あんな音をフルートで出せたら、いいですねえ。