歌劇団の練習に行ってきました。
ええと、実は遅刻しました(汗)。いえいえ、練習会場に入ったのは早かったんですよ。でも、うっかり筋トレ用のズボンを練習会場に持ってくるのを忘れてしまいました。今回は、練習後に忘年会に行く予定だったので、汗臭いまま店に行けませんから、練習着に着替えて練習しないといけないわけで…仕方がないので、練習会場を開けたら、一度自宅に戻って練習着を持ってくる事にしました。そんなわけで、私が戻ってきた時には、すでに歌劇団の練習が始まっていました。
私が遅刻して会場入りしたところで「今日は筋トレ無しだよ。着替えなくてもいいよ」と先生に言われましたが……すでに自宅と会場との往復で、汗まみれになっていた私は、着替えないと風邪ひいちゃう状況となっていたので、練習着に着替えました。
ま、世の中なんて、そんなモンです。
私がいない間に始まっていた歌劇団の練習ですが、最初に配布物(『赤ずきんチャン』の第一幕の各人の動きのメモ)を配布しました。メモの作成はSさんです、感謝です。それと今回は筋トレ無し、いつもの歩きながらの発声練習も無しで、全員で軽く発声練習をした後「クリスマスプレゼント!」というわけで、先生が一人一人の発声のチェックをしてくれました。そのプレゼントをいただいている最中に私が戻ってきたわけです。
今回の練習会場は、吸音タイプの部屋なので、ほとんど響きがない部屋なのです。普段の我々が個人レッスンを受けている部屋は、かなり響く部屋なので、響きに助けられている部分もあり、こういう響かない部屋で歌うと、色々とアラが見れるので、発声のチェックを受けるには好都合な場所って事なんです。
皆さん、あれこれアドヴァイスを受けてました。「響かないからと言って、声を押してはいけません」「不要な手の動きは止めましょう」「もっとしっかりお腹で声を支えましょう」などなど。それにしても、団員の皆さんは、よく声が出てる! ここからが歌劇団と合唱団の違いだな…と一人で納得した私でした。
私は遅刻をしたので、最後から二番目にプレゼントをいただきました(一番最後のプレゼントは、ピアニストさんがいただいていました…なにせ、歌の伴奏をするピアニストさんは、自らも歌えないといけませんからね)。私への注意は例によって“音程”。とりわけ、ロングトーンになると、後半、音程が下がる傾向があるので、そこは息をたくさん使って、むしろ音程を上昇させるぐらいの気持ちで歌うと音程キープできますよってアドヴァイスでした。どこで歌っても音程を注意されるのが私なんです。
さて、めいめいプレゼントをいただいたら、コンコーネです。今回は2番です。
とにかくポイントは“しっかり声を出す”事です。そして、全体のバランスを考えて、お互い、よく聞き合って歌う事に気をつけましょうとの事です。つまり、少しはアンサンブルとしての意識を持ちましょうって事です。“合わせる”と言うのは、歌いだしのタイミングとか、休符の長さとか、音程とかハーモニーとか、そういう部分を合わせるのです。音量に関しては、声の出ていない人が声の出ている人に合わせるようにして、声の出ている人が出ていない人に合わせるの厳禁です。また、pとかfとかクレシェンドとかディミヌエンドなどのデュナーミクは各自の思惑もあるだろうから、そこは合わせる必要はないのだそうです。我々は合唱をやっているのではなく、あくまでソロ歌手として重唱をしているって事を忘れないように。
後は『指揮を見ること』と『#は高めに取る事』が注意されました。次回は3番です。
『春に』は26~37小節を中心に練習しました。
他のパートをよく聞いて、歌を引き継ぎながら歌って行きましょう。またメロディに臨時記号が多い(部分的に転調している)けれど、音程の全音と半音の関係に気をつけて歌いましょうと言う注意をいただきました。その他は、個人的によく分からないところの音取りをしてさらいました。次回は37~46小節を中心に練習していきますので、予習をよろしくお願いします。
ここで短い休憩時間になりました。『赤ずきんチャン』の本公演の日程を再度検討しました。
さて、練習の後半は『赤ずきんチャン』の第二幕です。それぞれの動きの確認をしました。動きの詳細については、団員の皆さんは後日配布されるメモをご覧ください。
第二幕はおばあさんの家です。舞台の上手1/3が外、下手2/3がおばあさんの家で、納戸は下手舞台袖になります。出演者はぜひ、おばあさんの家の扉の存在に気をつけましょう(笑)。おぼあさんが寝ているのがベッドだと客席から見づらいので、ベッドを安楽椅子に変更します。
今回は何も無しで舞台稽古をして分かりづらかったので、次回からは、三色のビニールテープを用意して、それで舞台の大きさなどを決めて練習する事にします。
次回は『赤ずきんチャン』の音楽稽古をやります。特に『森の木々の合唱』を中心に行いますので、譜読みをやっておいて下さい。ソプラノさんが上のパートをそれ以外の人は下のパートを歌いますので、よろしく。
と言うわけで、練習後は忘年会でした。今年の忘年会は、男女に別れて行いました。女子会忘年会はおしゃれな西洋料理店で上品に行われました。男の忘年会の方は、大衆焼き肉屋でひたすら肉肉肉肉…と肉ばっかり食べました。もっとも、肉と言っても、半分はジンギスカン、残りはホルモンとハラミとコブクロで、箸休めは生キャベツだし。飲み物はホッピーだし、そんなチープな感じがステキでしょ。
何を話したかなあ…。よく覚えてません。なにしろ、メンバーが私とキング先生とYテノールさん(途中からピアニストさんが乱入しました)だったので、たぶん、大した話はしてないです。カエルのアライは美味しいとか、電気ブランを飲んでみたいとか、座敷ワラシを見た事があるとか、エボダイの干物の作り方とか、ザッフーンはすごいぞとか、Yテノールさんにオペラを題材にした絵を描いてもらおうとか、私が廃人並のパソコンヲタクだとか、アマチュア歌手と名乗りをあげるくらいならセミプロ歌手と言っちまえとか…、どっちにしても、ブログに書くほどの話じゃないですね。
次回の練習後は…新年会です(笑)。
コメント
わあ 楽しそうですね!近ければ参加したいくらいです。残念。
本番ぜひ聴きに行きたいです。
声の出ている人に合わせるの賛成です。そうすると、みなさんすとんさん並の音量になっていく…のかな?
椎茸さん
楽しいですよ! 本当に楽しいんです。本番はまだまだずっと先ですが、都合が合えば、ぜひご覧ください。演目的にも、なかなか見れない室内ミュージカルですから、見て損はないと思います。
>みなさんすとんさん並の音量になっていく…のかな?
いや、私以上になるんでしょうね。おそらく音域の問題もあるんだと思いますが、本当に歌えるソプラノの破壊力って、テノールの比ではないと思いますし、実際、ウチの門下には爆弾並に歌える方もいらっしゃいますし…ね。もっとも、それくらいのボリュームが出せないと、大ホールでオーケストラと百人以上の合唱をバックにソロを歌う(例えば第九のソロなんて、まさにそうでしょ)なんて離れ業はできないわけです。
もちろん、私だって、もっともっとボリュームアップを目指していますよ(笑)。