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タキシードを着ることになりました(ちょっと場違い?)

 歌劇団の練習に行ってきました。

 実は今回の私は、遅刻ギリギリでした。本当は団長さんなんだから、開始30分前には会場に着いて、練習場の鍵を開け、ピアノの準備をし、皆さんの使うイスの準備など、色々とやらないといけないのに、今回はなんと5分前に到着。ダメじゃん。幾人かの団員さんたちを待たせてしまいました。申し訳ない。

 とりあえず、時間ギリギリに会場準備OK。歌劇団の練習そのものは、時間どおりに始められたと思います。

 まずは、いつもどおりのストレッチと、今回からはブレスの練習も各自でこの時間にする事になりました。

 ストレッチとブレスの練習が終わったところで、先生が入って、いつものイヌの呼吸。これは速い呼吸を200回の1セットでした。

 「歌ってから筋トレをやるのと、筋トレやってから歌うのと、どっちがいい?」と尋ねられたので、筋トレを選択。イヤな事は、早めにクリアしておきたいんです。

 筋トレのメニューは。いつもどおりで、スクワット20回×2セット、腹筋20回×2セット、背筋10回×2セット。大切なことは、きちんと頭をつかって、鍛えるべき場所を意識しながら筋トレをすること。ただ、漫然と筋トレをするのではなく、今はここの筋肉を鍛えているだという目的意識を持ちながら筋トレをすることが大切なんだそうです。

 筋トレの次は発声練習です。いつもやっている「歩きながらの発声」は、今回からキャラを決めて、そのキャラになりきって演技をしながら発声練習、というのに変わりました。略して“キャラなりきり発声練習”です。たった今、私が命名しました(笑)。

 ちなみに、今回の私のキャラは『IT長者。六本木ヒルズに住んでいる、若くてやり手の社長さん』という設定でやりました。携帯電話とiPAD(に見立てた楽譜)を持って、忙しげにツカツカと歩きながら、多少切れ気味で電話をしたり、メールを打ったりという役(笑)。他の団員さんは、お姫様、奥方様、ウェイトレス、美人OL、コビトなどに挑戦してました。

 この練習は発声も大切だけれど、演技も大切。いかに、その役にふさわしい動きをしながら声を出すという練習なわけで、声は出しつつも、その役に見えるような演技をしないといけません。と言うわけで、キング先生による、案外細かい演技指導が入りました。例えば、扇子の動かし方一つで、お姫様と奥方様を演じ分けるとか、ね。私は携帯電話で話しばっかりしていたのでダメ出しをいただきました。「今どきの人は、電話よりもメールでしょ…」はい、そうですね(汗)。

 演技をする際に大切なのは、年齢設定なんだそうです。そして、自分の実年齢を忘れて演技をすることが肝心。ああ、確かにそうかもしれませんね。
 
 この練習は、とてもおもしろかったですよ。団を半分に分けてやったので、自分で演じながら声を出すのはもちろん、他の団員がやっているのを見れました。他人がやっていることを見るというのも、良い勉強になります。

 あと、演技をしながら発声をすると、声に気を取られないので、かえって素直に声が出たりして、それはそれでおもしろいと思いました。次回の練習では、一人二役を用意しておくように言われました。さて、次回はどんなキャラになろうかな。

 その後は通常の発声練習をしました。

 発声練習が終わったら、今回は早めの休憩でした。休憩時間は、我が団にとって幹部会議(幹部と言いながら全員参加ですが:笑)の時間でもあります。

 今回の会議は、まずは10月の本番の確認。本番は「仕事と育児と介護と病気と事故以外の欠席は認めない」事を確認しました。とにかく、みんなで参加すること。とは言え、舞台経験や合唱経験のない団員さんもいるわけなので、、今回は「経験値を高める」という方向で、ひとまず舞台経験をしてみるという方針で気軽に参加してみましょうという方針で臨むことになりました。

 だいたい、合唱関係のイベントに歌劇団が参加するんだから、あくまで私たちは彩りのようなもの。つまり“色モノ”なんですね。まあ、そういう意味では“目立てば勝ち”なので、必要以上に緊張する必要は全くないわけです。

 本番の出演順番の希望の固めたり、係を決めてみたりと相談しました。あと、当日の舞台の大雑把な立ち位置を考えたり、衣装を考えたりとかもしました。

 先生は指揮者なので黒の上下。私はソリストなのでタキシード(このあたりが、色モノっぽいでしょ。たぶん、当日、私以外の人でタキシードを着る人はいないでしょう:笑)。他の団員は合唱なので、結婚式に出席するような、フォーマルっぽい服装にしましょうとなりました。ちなみに、女声の衣装は、先生のファッションチェックが入る事になりましたので、次回の練習の時には、本番衣装を持ってきて、ファッションショーをやってください。

 さらに、当日は、先生とピアニストと女声陣は楽譜を持って舞台に上がります(本番まで練習はたったの三回しかありません)が、私はソリストなので暗譜でございます。ま、暗譜には苦労しないで済みそうな曲なので、私は結構気楽に考えております。

 さて、次回の練習は合宿代わりの親睦会をやることになってます。なので、練習も夜ではなく、午後の時間帯に行い、練習後に親睦会(つまり宴会)です。宴会幹事は、会場選び&予約はMさんが、当日の会計などはOさんがやる事になりました。よろしくお願いします。なお、次回は会費の納入月なので、それもよろしくお願いします。

 休憩後は歌の練習です。本日はピアニストさんが急病のため、お休みだったので、先生のピアノで練習でしたが、連絡をもらったのが、練習開始直前だったので、先生、初見でピアノ弾いてました。大変ですね…。

 歌は、まずはコンコーネの6番(合唱版)です。今月は先生がピアノを弾きながらなので、軽く流すことにしました。きちんとやるのは、また次回です。なので、次回8月は、コンコーネの6番&7番を、その次の9月は8番&10番を行い(9番は飛ばします)、10月は本番練習に集中し、11月からはいよいよ、ミュージカル「赤ずきんちゃん」の練習に入る事となりました。ミュージカルの方も、今年いっぱいは、譜読みと音取りに専念し、来年に入ってから役を決めて、演技をつけて…などの段取りとなりました。皆さん、頑張っていきましょう。

 「ふるさとの四季」は「朧月夜」です。いつのまにか、歌と季節がズレてしまいました(汗)。「朧月夜」は重唱で何度も歌いました。とにかく先生の指導は(私に向かっては)音程をしっかりと、(私以外の方には)たっぷりした音量で歌いましょうでした。あと、歌う時はテンポで歌うのではなく、お互いの息を感じて歌うように言われました。で、さらには息を感じて“合わせて歌う”のではなく意気を感じてお互いに“あおって歌う”くらいが良いと言われました。つまり「合唱じゃなく重唱なんだからね…」という事なのでしょう。で、「朧月夜」は今回でひとまず終わり。次回は「鯉のぼり」と「茶摘み」をやります。「鯉のぼり」はテノール中心、テノールソロバンバンなので、私はとっても待ち遠しいです。

 10月の本番で歌う「木綿のハンカチーフ」の練習は、今回は無し。次回から歌い始めるので、団員の皆さんはそのつもりで準備をお願いします。

 最後に、団員の皆さん、先生が散々おっしゃっていたように、楽典の勉強をしましょう。先生ご推薦の「黄色い楽典」はこちらですので、まだお持ちでない方は、ぜひ購入しておくといいです。もちろん「黄色い楽典」に限らず、なんであれ楽典は勉強しておきましょう。オンラインで楽典の勉強がしたい人は、洗足学園音楽大学のオンラインスクール(こちらです)がお薦めです。

 やることはたくさんありますが、一つ一つを丁寧に楽しくやっていきましょう。

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