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先生に「お久しぶり」と言われる私です(涙)

 フルートのレッスンに行ってきました。

 教室に入った途端に、先生から「お久しぶり」と声をかけられてしまいました。いやはや、なんとも、申し訳ない気分でいっぱいです。

 最初のロングトーン練習は姉様も加えての3人で行いましたが、なんとも美しくなかったのです。どうやら、レッスンをさぼると、一番最初に影響が出るのが、このロングトーン練習のようです。それほどに、美音と言うのは、日々の積み重ねが必要だし、そこを怠ると、すぐに目に見えるカタチで影響が出る…ようです。

 毎日毎日、たっぷり練習したいし、レッスンもサボらずに通いたいものです。

 さて、エルステ・ユーブンゲンの14番ですが、合格しました。さすがに3週間ぶりのレッスンだし、その間だって、単に怠けていたわけじゃないわけですから、ある意味、出来て当然でしょう(えっへん)。

 で、次の15番も先生からいつものように「暗譜できてる?」と尋ねられました。いつもは「まさか…そんなわけないじゃないですか」と返事するのがお約束ですが、今回は「まだ、不完全ですが、チャレンジしてみます!」と言って、暗譜演奏に臨んだところ、思っていた以上にグダグダになってしまい、当然のごとく、次回まわしになりました。ははは…。

 プチ・エチュードの13番ですが…やっぱり難しいですねえ。

 実は私、いつもレッスンに向かう直前に、自宅でその日の曲を軽くさらってから出かけるんです(いわゆる“直前練習”をしてからレッスンに行くんです)が、今回は、そのおさらいの時に、自分が前打音の処理を間違えていた事に気づきました。

 この13番で使われている前打音は単打音でして、つまり具体的に言えば、ソの前に小さなラが付いていて、一瞬ラを吹いたら、すかさずソに移行する…というものですが、それを私はなぜかすべて複打音と勘違いして、ソの前に小さなソラをつけてしまい、一瞬ソラと吹いてからソを吹くというのをやっていました。

 当然、これは間違いなわけで、そこに気づいたので、すぐに修正をかけたのですが、そんな修正、すぐに身につくわけはなく、元々前打音が苦手な私は、レッスン本番で、グダグタな前打音になってしまったわけです。

 「(前打音は)付いていても、付いていない時と全く同じように演奏しなさい」とご注意を受けてしまったわけです。前回のレッスンの時も同じような事を言われてしたので、ここ三週間全く進歩なしってわけです、とほほ。

 雑談は…かなりヤバイ話をしました。かつては一流音楽大学と言われていた、あの学校が、なぜ今、三流大学に落ちぶれてしまったのかという話…と言っても、何かスキャンダラスな裏話があるわけではなくて、単純に学校経営の難しさと、経営戦略の失敗を無責任に2人して批判しただけであって、関係者に聞かれたら怒られそうな話をしました。

 会社を経営するのって、色々と難しいと推測します。学校と言っても、私立学校は会社のようなもので、うまく経営が進めば事業拡大も可能ですが、下手を打つと色々とうまくいかなくなります。一般企業と私立学校の違いは、取り扱い商品の違いにあって、どうしても“教育”が絡んでくると、上品な商売しかできなくなるわけで、営利追求を第一とした、えげつない商売はできなくなります。

 国もかつてほど私立学校に補助を出さなくなった現在、どこの学校も品位を保った営業が難しくなって来ましたが、それでも矜持を持ってやせ我慢しているわけですが、やせ我慢にも限度があり、どうしてもコストカットせざるをえないわけで、そのコストカットの方向を間違えてしまうと、一挙に生徒のレベルが下がり、教職員のレベルも下がり、企業としての体力も低下し、負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

 本来、教育というのは、儲からない事業なんだと思います。儲からないけれど、その国家国民にとっては必要な事業だから、国の事業とは別に、志の高い先人たちが私立学校を立ち上げてきたわけですが、それもなんか、ゆきづまりを見せ始めてきたのが、21世紀の今の日本なんじゃないかな?

 別に私立学校が儲かる必要はないと思いますが、経営の苦しさのために迷走を始めるようになったら、その国の教育政策としては、どうなんだろうと思います。ま、国も、音大を始め、私立学校なんて、つぶれてしまっても構わないと思っているのかもしれませんが、公立学校しかない社会なんて、社会への人材育成という面で考えるならば、多種多用な人材の供給ができなくなるわけで、決して誉められたことではないと思います。

 

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