体調悪かったけれど、フルートのレッスンに行ってきたよん。
発表会も近づき、いよいよ少しずつ練習にもレッスンにも気合が入ってきた私です。それにしても、気合いが入っても、体調が悪く、寝てばかりいるので、一向に練習する時間が作れないのが、悩みのタネです(涙)。
さて、今回のレッスンは、時間も短いし、次回は音合わせなので、発表会でやる三曲をサラっと通しちゃいましょうって予定でした。
そこでまずは、ヒイロ先生編曲の「Fly Me to the Moon」から。とりあえず合わせてみたところ、私の譜読みの不正確さを注意されました(楽譜を読むのは大の苦手な私です)。そして笛先生からヒイロ先生の編曲にダメ出し…と言うか「この編曲、簡単すぎ。すとんさんのフルートなら、もう少し吹けるでしょう」と言うことで、やおら笛先生、作曲タイム。音符がちょっと増量、タイも増量。結果、シンコペーション多発です。すでに私では、初見できないレベルの曲になっちゃいました。ウチに帰ったら、寝ながら、ゆっくり譜読みしないと…。
笛先生が書き加えたのは「Fly Me to the Moon」のテーマ(メロディ)部分の楽譜。実は、書きリブの部分は、まだ清書もできていなければ、当然譜読みも出来ていないので、今回はパス。次回の音合わせまでには、何とか形にしておきたいです。でも、笛先生がテーマ部分を変更したように、ヒイロ先生に書いてもらった書きリブも、若干の変更が必要だろうなあ。なにしろ、ヒイロ先生の書いてくださった譜面は、あくまで“ヴァイオリン用”だからね。フルート用に書きリブも変更する必要がありそう…。
「To Love You More」は通しでやってみて[今更]楽譜の間違いを発見。フェルマータの場所が変。あと、Break Pointが明示されていないというので、そこは音合わせの時にバンドさんに直接言って、楽譜を書き直してもらう事にしました。
「バッハのシチリアーノ」は時間切れ。で、今回のレッスンは終了~。
家に戻ってから、笛先生に直してもらった「Fly Me to the Moon」のテーマの楽譜の清書をして、ヒイロ先生の書きリブの譜面を清書しました。
清書しながら…やはりヒイロ先生の作曲した書きリブは、ヴァイオリン用だな…って思いました。と言うのも、譜面を見ていると、使われる音域がヴァイオリン向けであって、フルート向きじゃないなあって思ったからです。
ヴァイオリンとフルートは、実は楽器としての音域は似たようなものです。ヴァイオリンが中央ドよりも低いソから始まって、そこからだいたい3オクターブ半ぐらいです。フルートは中央ド(または半音下のBb)から上に3オクターブほどで、ヴァイオリンの方が3~4度ほど低いくらいで、大雑把な音域はほぼ同じ。だから、同じ楽譜を使って演奏できますが…実は楽器としての特性はやはり違います。特に初心者レベルに限った話をすると、たいぶ違います。
例えば、ヴァイオリンならば初心者は、第1ポジション中心で演奏することになると思います。つまり、4弦開放のソから始まる約2オクターブですね。それに対してフルートは中音域が鳴らしやすいので、どうしても低音域のソあたりから高音域ソくらいまでの約2オクターブが初心者が使用する中心的な音域になると思います。
つまり、ヴァイオリンもフルートも、初心者では“ソ~ソ”の2オクターブがよく使われる音域という事になりますが、実はこの2オクターブ、幅は一緒でも音高は違う音なんですよ。フルートの方が、1オクターブ高いんです。楽器としての素の音域はさほど変わらないのに、よく使われる[初心者]実用音域は1オクターブも違うんです。これって、おもしろいでしょ。なので、ヴァイオリン用の譜面を、そのままフルートで吹くと、地味だし、大変だし、おもしろくないんです。かと言って、そのまま1オクターブ上げて吹いちゃうと、今度は(本来は中音域で演奏されるはずの音が高音域になるので)甲高くて耳障りな印象になります。「聞かせ所が耳障り?」じゃ困るわけです。
さらにヴァイオリンだと3の指とか4の指で演奏する音はちょっとイヤですが、フルートでは中音のレやミ、高音のミやファ#がイヤじゃないですか。そういうイヤな音も、楽器ごとに、それぞれ違うわけです。
なので、ヒイロ先生の書いてくださったヴァイオリン用の書きリブを使わせていただくわけですが、そのままでは、フルート的には地味なので、基本的には1オクターブ上げて華やかに演奏する事にしました。しかし、そのままだと、耳障りなフレーズが出来てしまうので、フレーズによって、耳あたりの良い音程まで下げるという作業が必要になりました。あと、ちょっとイヤんな運指は避けてみたり、1オクターブ上げてしまった事で、曲全体が高い方に偏るので、低い音を加えてみたりして、バランスを取ってみたり…ね。
あと、笛先生がやってくださったように、シンコペーションもいくつか加えてみましょう。ゼロから書きリブを仕上げるのは難しいですが、元のフレーズを先生が書いてくださったので、これにチョコチョコと手を加えて、自分なりのものを作ってみました。
私の手が入り、ちょっとダサくなってしまった(涙)。仕方ないか…。あ、そうそう、問題は…これ、難しくない? うわー、猛練習が必要じゃ~ん。やっばいなー。
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