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貧乏神とは縁のない人は、実にうらやましい

 フルートのレッスンに行ってきました。
 私がお教室にたどり着いた時には、すでに姉様のレッスンは終了しており、先生と雑談をしておられました。
 で、その雑談によると、姉様は、フルートの他に、ピアノとサックスを習っていらっしゃるそうです。ピアノはとても難しくて大変だけれど、サックスはフルートを縦に持ち替えたような感じなので、割と楽しく学んでいるそうです。ちなみに、以前はヴァイオリンも習っていたそうですが、あまりに難しくて辞めてしまったそうです。弦楽器は管楽器とは全く違うからね…さもありなん。
 さて、私のレッスンです。ロングトーン練習は、実は「なんかなー?」って感じでした。吹きすぎなのかな? 昨今には珍しく、イマイチな感じでした。
 エルステユーブンゲンは、毎度の事ですが、暗譜以外はバッチリでした。
 旋律的練習曲は6番です。前回よりはミスブローも減り、だいぶ吹けるようになっていましたが、いかんせん、ベトベトな演奏が止まりません。そこで先生と一緒に吹いて、その違いを体感してきました。要は、スタッカートの処理が、私は単調であったという事で、短く切るスタッカートもあれば、少し長めのスタッカートもあるわけで、そこは音楽の流れをよく読んで使い分けないといけません。もちろん、スタッカートがかかっている部分は、しっかりスタッカートをつけ、スラーの部分はしっかりスラーとして吹かないといけません。難しいです。
 40リトルピーセズは34番のバッハのガボットです。こちらは…もうちょっと。もう少しミスブローを減らせれば合格って事で、次までに頑張ってきましょうって話です。
 雑談は…先日、先生のマネージャーさんから連絡があって、先生の今年の仕事は、すべてキャンセルになったんだそうです。何気にコロナ不況が先生にも襲いかかっているようですが…この人は若い時に目一杯稼いでいて、今でも使い切れないほどお金を持っていると豪語している人なので、別に問題は無いようです。むしろ、仕事が無くなったので、ロングバケーションのつもりで引きこもりな生活を楽しむようです。さすが、金持ちは違います。
 先生の場合、過去幾度となく死神さんと面会していて、死神さんとは旧知の仲ですが、貧乏神さんは先生のところには全く寄り付かないみたいです。
 で、むしろ問題は、先生よりも、先生のお弟子さんたち(私から見れば姉弟子たち)です。先生自身は演奏会の仕事が無くなっても無問題ですが、お弟子さんたちは違います。演奏会が無くなると、頼りは日々のフルート教室での収入となりますが、そのフルート教室も教室が再開できなかったり、再開しても生徒がやってこなかったりで、どこも大変なんだそうです。
 あんまり大変なので、先生ご自身が教えている教室のいくつかをお弟子さんたちに任せようかと考えているようです。とは言え、先生ご自身は収入のためではなく、ご自身のライフワークとして“教える事”を現在の最優先課題にしているのだそうで、どの教室をお弟子さんに任せようかと考えてらっしゃるようでした。
 私自身は、H先生だから休み休みであっても、レッスンに通っているわけで、これがもし教える人が姉弟子さんに変わったら、いっそ、レッスンを辞めてしまうかもしれません。先生が変わるって、そういう事でしょ?

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コメント

  1. つりきち より:

    こんばんは。
    フルートの材質と音色の話はさておき、この時期でも対面レッスンをなさっているのですね。
    私は現在、フルート(ほぼ2年)とバイオリン(ほぼ1年)のレッスンを受けていますが、2020年5月以降はオンラインレッスンに切り替えています。初めはオンラインレッスンなんかと思っていましたが、それなりの環境を整えればオンラインレッスンも捨てたものではありません。
    私は現在66歳ですが、子供の頃にはピアノを習い、大学オケではクラリネットを吹き、還暦を迎えてチェロに挑戦しました。訳あってチェロは辞めましたが・・・
    最近ではピアノも再開したい、ギターもいいななんて思っています。
    難しい楽器でも3年くらい頑張ればなんとかなります。老後は暇ではありませんね。
    ますますのご活躍を。

  2. すとん より:

    つりきちさん
     そうですね、まだまだ対面レッスンも敵わない音楽教室も多い中、私は、フルートにせよ、声楽にせよ、先生方のお考えもあって、緊急事態宣言中はともかく、それ以外の時期は普通にレッスンに通っていました。
     レッスンは普通に行えても、フルートの場合、例年行っていた夏合宿と発表会は中止になりました。かなり残念に思っていますが、仕方ありません。
    >難しい楽器でも3年くらい頑張ればなんとかなります。
     ですね、同意します。ただ、3年くらい真面目にやると、面白さが分かってきますので、それで終わり…ってわけにはいかなくなりますが(笑)。

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