厳しかった夏も終わり、この頃では、日中はかなり(真夏と比べて)涼しい日が続いています。秋風も吹き始め、少しずつ過ごしやすくなってきていると思われます。
金魚は変温動物です。彼らには体温はありません。水温(気温と連動しています)が体温のようなものです。ですから、水温が適温なら問題ありませんが、低すぎると活動が鈍り、動けなくなったり、凍ったりしてしまいます。一方、高すぎると、活動が活発になって、心臓がバクバクしたり、血圧が上がったり、やたら無駄に体力を消耗したり、体内のタンパク質が変性してしまったりします。
我が家の場合、水槽が室内にあるため、夜間はともかく、昼間は室内無人となり、エアコンが切れている事も多く、特に夏場の室温が高くなる傾向があります。室温が高くなると、当然、水温も高くなります。今年は、その対抗処置として、凍ったペットボトルを水槽に入れたりして、水温上昇をなるべく防いでみたのですが、万全だったとは言えません。やはり、体力のない子や体調の悪い子には、シンドい夏だった事には変わりなかったと思います。
で、だいたい毎年、真夏から秋にかけての今頃の時期に、夏の暑さにやられた金魚たちが星になってしまうというのを、毎年繰り返していたわけです。
今年の場合は、とりあえず若い子たち、ホノカ、アズニャン、オタキサンは元気です。でも今年は、今まで何度も夏を乗り越えてきたサクラの調子が悪そうなんですね。例えば、ボーとしている事が多いとか、水中で斜めになって漂っていることがたまにあるとか、この前などは、ポンプとガラスの間に挟まって身動き取れなくなっていました。今までなら、そんな所にはさまっても自力で(大抵は力づくだけど)脱出できたのに、人間の救助の手を必要とするとは、サクラらしくないのです。
ただし、食欲は普通にあるのが幸いです。本当にダメだと食欲すらなくなりますからね。
とにかく、サクラの調子が悪そうです。夏バテ?なのかもしれませんが、金魚なんて、夏バテでも星になってしまうような生き物ですから、夏バテも馬鹿にはできません。
たぶん、10月までやり過ごせば大丈夫だと思いますが、ここ一ヶ月ぐらいが山場かもしれません。
頑張れ、サクラ。
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