フルートのレッスンに行ってきました。今回も遅刻(なんか、毎回遅刻ばかりしていて、遅刻が普通の状態になりつつある、ダメな生徒な私です)をしましたので、姉様とのロングトーン練習は無し。今回も先生と二人っきりでロングトーンです。
吹き初めは音程バッチリだったのですが、吹いているうちに、私の音程が下がってしまいました。音を曲げて対応しましたが、ロングトーンが終わったら、頭部管を少し外側に向けて対応しました。そんな日もあるんです。疲れているのかな?
さて、アルテの15課は、9章のFis-durの4番「Fis-durのスケールとアルペジオ」からです。何しろ前回のレッスンで「集中力が足りない」と言われた私です。もう真剣に楽譜を食い入るように見つめて、その楽譜も、実際に吹いている音よりも少し前の部分に注視し、おさおさ怠りの無いように気を使って吹きました。二小節も吹けば、そんな自分に酔いしれて、頭の中が「お、うまくいけてるんじゃねえ?」とか「この調子、この調子」などと雑念がポツポツ生まれ、あっと言う間に集中力減退。そうなると「あ、やべっ! 気が散っている」とか「おおおお~、集中しようとすればするほど、ドツボにはまっていく~」とか焦っちゃいます。一度焦り始めると、坂を転がるがごとくに、ドンドンと雑念だらけになって…結局、合格をいただきました。
雑念で頭がいっぱいになると、返って何も考えることが出来なくなって、楽譜と自分のフルートに集中しちゃうみたいです。逆説の真実? ま、結果オーライです。
引き続き、dis-mollの6番と7番ですが…これらは合格。まあ、集中した私にとっては、難しいモノはないですからね(爆)。で、8番の「dis-mollのスケールとアルペジオ」は…ごめんなさいしました。いやあ、実はこの課題を練習している暇がなかったのですね。で「今週は7番までです」と正直に白状しました。
ですから、次回への宿題は、やり残したdis-mollの8番「dis-mollのスケールとアルペジオ」が宿題となりました。
で、ミニヨン・エチュードです。これも、じっくりと集中を高めて臨みましたが、集中すると、確かに意図せぬケアレスミスは減りますが、指が動かない事には変わりなく、中音「レミレ」の装飾音符のような箇所は、やっぱりうまく出来ません。でも、それ以外はOKという事で、やっと合格をいただきました。
うお~、これでミニヨン・エチュード全20曲終了! おめでとうございます。
考えてみれば、笛先生とはアルテの14課まで習い、15課とミニヨン・エチュードはH先生のところに移動してから始めたモノです。つまり、ミニヨン・エチュードはH先生と一緒に仕上げてきたモノで、それがやっと終わって、なんかうれしいし、充実感で心が満たされます。
頑張ったもんな、私。
まだアルテ本編は、あとちょっと(か?)残っていますが、こちらも終わりが見えつつあります(アルテ15課は10章で終了だから、あと一つだね)。こっちも頑張らないと。
と言うわけで、ミニヨン・エチュードが終わったので、次回のレッスンからは、同じくガリボルディの「フルートのための20の小練習曲」、通称「プチ・エチュード」になります。つまり、ミニヨンからプチに進級したわけです、メデタイなあ(笑)。
ちなみに私が使う譜面は、Merry改訂Leduc社の楽譜です。輸入譜(フランス版)って奴ですね。なんか、輸入譜でレッスンを受けるなんて、自分が上達したような錯覚を受けますね(笑)。
さっそく先生にお手本を吹いてもらいました。見事な演奏でしたが、本人的には納得いっていないようです。「今日はクチビルの調子が今ひとつなんだよね」とおっしゃいます。
どうしたのかと理由を尋ねると…この日はとても暑い猛暑日だったのですが、これだけ暑いのなら、お昼はいっそ“鍋焼きうどん”を食して、思いっきり汗をかいて、暑さを吹き飛ばそう…と先生はお考えになり、お昼に鍋焼きうどんを作って、アッツアッツのうどんを食べて…クチヒルをヤケドしたんだそうです。…何をやっているんでしょうね。この先生、時々ムチャをしますが、今回もムチャをやっちゃったみたいです。
日常生活をスリリングに生きるのが、先生のご趣味のようなのです。
今回の雑談は…例のフルートデュオの事を先生に報告しました。先生「ホッホ~」とおっしゃり「次のレッスンの時に譜面持ってきなさい。合わせてあげますよ」おっしゃってくれました。ありがたいけれど…どうしようかな(悩)。
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コメント
H先生、素敵です(・_・;)
フルートレッスン日記を読むたびにファンになっていきます。フルートなんて普段の自分の生活には全く登場しないのですが、とても身近に感じられます。
ホントに、今吹いてる一小節先を見て、って難しいですよねえ。
おたまじゃくしの一つ二つ先すら、ろくに見えてなくて、ただいまのおたまじゃくしのしっぽを追いかけるだけでいまだに必死です。私の先生は、いつも一小節先を意識して見ていればできるようになる、とおっしゃいますが・・・。プロフェッショナル恐るべしですね。普通ではとてもできないことができてしまうし、それがあたりまえ、というのがおどろきです。
しかし、そういう難しいことに挑戦できる、ていうか、してもいいところまで来た、ということなのでそれがうれしいな、と思っています。
アンサンブル、がんばってください。彼はまだ超初心者なようですのですとんさんのほうから合わせてあげればきっとうまくいきますよ。
椎茸さん
素敵でしょ? でも生徒の立場になると、結構、ハラハラドキドキするんですよ。好奇心旺盛だし、エネルギッシュだし、行動力あるし…。とにかく、イキがいい人なんですよ、H先生って人は。ちっとも枯れていないんですね。フルートの師であると同時に、私の人生の師でもあります。私もこういう老人になりたいです。ほんと、かっこいいんだもん。
だりあさん
ほんと、今吹いている一小節先を見るのって難しいです。暗譜してしまうなら、そんな事は出来なくてもいいのかもしれませんが、H先生は、暗譜を推奨しない人なのです。「覚えるな、楽譜を見ろ」なんですね。だから、楽譜をしっかり見て、ちゃんと演奏することを、何よりも尊んでいます。
譜面をもらったら、ささっと目を通して、きちんと演奏する…これがプロの仕事であり、生徒には、そういうプレイヤーになってもらいたいのだそうです。曲をもらったら、丹念に練習をして、カラダに曲がしみ込むまで徹底的にさらって、その曲を自分の血肉にするほどに練習して練習して練習しまくる…のは、ダメなんですね。とにかく、覚えちゃだめ。特に、曲を指で覚えるなんて、言語道断なんですね。
しっかり譜面をみて、しっかり演奏する。そのためには、少しでもいいから、演奏している箇所よりも前を見て、常に次に備えながら演奏していくのが良いのです。
でもね、クチで言うほど、それって簡単じゃないですよ。ふう。
アンサンブル、がんばります。問題は…合わせの練習時間がほとんどない事。そして、私は、合わせの練習時間以外は、全く練習しない事。ああ、それでいいのだろうか?と自問自答しながら、決して練習しようとはしないんですね。オジサンって図太いからねえ(笑)。でも、後輩君の面倒をしっかり見ながらも、なんとか形だけでも仕上がるように、持っていきたいですし、彼には楽しんでもらいたいです。でないと、次にデュエットを申し込んだ時に断られちゃうものね。
今吹いている場所より先を見る…これ出来ないと初見出来ませんから慣れてくださいねー。 ピアニストは一段下の楽譜を見ているそうですよ。
ワタシは動体視力が弱くなって、簡単な音符で書いた早い曲は目が追いつかなくなりました…(;>_<;) めちゃ細かくても視界に多くの音符が収まる曲の方が吹きやすいです。
めいぷるさん
今吹いているところよりも、ちょっと前を見る…難しいです…が、おっしゃるとおり、これが出来ないと、初見はおろか、楽譜をきちんと見て吹くなんて出来ないと思いますので、大変だけれど、少しずつ慣れていきたいと思ってます。でも、ほんと、大変です(汗)。
>ピアニストは一段下の楽譜を見ているそうですよ。
一小節先を見るのだって大変なのに、一段下を見る(それもピアノは二段譜でしょ)なんて、やっぱりピアニストってすごいなあ…。
私は動体視力以前に、分解能が下がってます。老眼もかなり進行してしまったみたいで、細かい譜はよく読み間違えます。ううむ、老眼は老眼なりの対処をしないといけませんし、自分自身、老眼に慣れないといけないんだと思います。
でも、がんばりますよ。