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エサねだり係は…

 これまでの我が家の水槽では、エサをねだるのは、若頭の役目と言いますか、ナンバー2の金魚の役目でした。トップに君臨する、いわゆる“王様”や“女王様”と言うのは、普段はおっとりしていて、エサねだり係の活動によってエサが投入されると、のそのそとやってきてエサを食べるという、貫祿あふれる行動を取っていたものです。

 で、現在の我が家のエサねだり係は……と言うと、実はサクラなんです(笑)。

 サクラは我が家の水槽では、一番古い金魚だし、一番カラダの大きな金魚でもあります。ですから、普通は彼女が“女王様”であってもいいのですが、それがちっとも“女王様”ではないのです。まあ、いつも『元気はつらい』で良いと言えば良いのですが、貫祿? そんなものは、全く持ち合わせていません。

 一日の大半をエサ場にいて、人がそばを通るたびに「エサ、ちょ~だい」とアピールするわけです。それもかなり激しく! 水音をバシャバシャたてて、たまに実際に水を跳ねさせてのアピールです。金魚は水槽から出られませんし、クチもきけませんから、この程度で済んでいますが、もしもこの子がワンコやニャンコだったら、さぞや、騒がしい子だろうし、ウザいだろうし、面倒くさいんじゃないかって思いました。

 よく、妻と二人で「サクラがクチをきけなくて、助かった」と話しております。それくらい、アピールは激しい上に、全く時間と言うものに気をつけていません。

 そう、年がら年中、エサをねだっているわけで、この子にはどうにも時間の概念が無いみたいなんですね。

 金魚って、アバウトですが、時間の概念って奴があるみたいで、今までの子たちは、エサの時間って奴を知っていました。ですから、エサの時間以外は大人しかったですし、逆に時間になっても、人間がうっかりしてエサを入れ忘れていると、激しく催促をしたりしていましたが…サクラは時間とは、本当に関係なく、エサをねだります。

 おねだりと言うのは、メリハリがあるから効果があるわけで、四六時中、エサばかりねだられていると『ああまたか…』と思ってしまい、たまにうっかりエサやりを忘れてしまいます(笑)。やはり『ここ一発!』って時だけねだらないと、ダメだよねえ…。

 ちなみに、そんなにエサエサエサ…と騒いでいるサクラですが、水槽の電灯を消すと、途端に落ち着きます。『電灯が消えると、消灯で、もうエサはもらえない…』と言う事は知っているみたいで、あれだけ激しくエサをねだっていたのに、電灯を消した途端に、シュンとして、落ち着くんです。

 その激変ぶりは、なかなかのミモノだったりします。まるでスイッチが切り替わるように、行動パターンが変わるんですからね(笑)。

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コメント

  1. 游鯉 より:

    さくらさん、の彼氏になると、すごく大変でしょうね…

    確かに餌の時間、普通は知ってますよね~
    人影が見えるとある程度、喜んでも、どうせ餌じゃないんだろうって知ってるものですが…(^^;
    無邪気なんですね、さくらさん。
    きっと、そのウザさ、たまらんわ~という殿方もおられるのでしょう。

  2. すとん より:

    游鯉さん

     もしもサクラが人間だとしたら、その彼氏はたまらんでしょうね(笑)。でも、わざわざ、そういう面倒をかける女の子が好き…という変わり種も世の中にはいますから、割れ鍋にとじ蓋で、相性の良い相手を見つけられれば、良いんでしょうね。

     おっしゃるとおり、サクラは“馬鹿”というよりも“無邪気”なのかもしれません。ま、つまり、可愛い奴なんですよ、サクラって。

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