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2026GW ベリッシマ号に乗ってきた その13 今回のクルーズのまとめ その2

 まとめの後半です。

 さて、クルーズ船には基本的にお風呂はありません。少なくともベリッシマ号だと、あるのはシャワーだけです。お風呂大好き日本人としては、大浴場が無いのはとても残念な気がするし、前回のクルーズではそこが大きなマイナスポイントだと考えていました。が、しかし、今回のクルーズでは「シャワーしかないのも、アリっちゃあアリだな」と思うようになりました。

 その理由としては、クルーズ船って“夜更かし文化”なんですよ。つまり、お楽しみは日が暮れてからで、そこから「日付が変わるまでは、はしゃぎまくろうぜ~」という文化だし、更に言うと(意外なことに)早起き文化でもあるので、睡眠時間を確保するために、お風呂なんぞに時間を費やしている場合じゃないんです。パーティーから汗だくで戻ってきたら、さっさとシャワーを浴びて即寝る…というのが正しいスタイルなわけなんです。実際、妻はそうしていました。まあ、私はパリピではないし、汗まみれにもならないので、夕方にシャワーを浴びてましたが(笑)。

 おそらく『昼の衣装から夜の衣装に着替えるタイミングでカラダを清める』と『就寝前に汗を流す』と『目覚めたらシャワー』という一日に3回シャワーを浴びるのがクルーズ内の暗黙の了解なんだと思います。だからお風呂じゃなくてシャワーなんですが、それって平均的な日本人の生活スタイルとは違いますよね。

 たぶん、手を洗う感覚でシャワーって浴びるもんなんです。だからこまめに着替えるし、朝と昼と夜で衣装が違うわけなのです。シャワーを浴びたら、衣装は交換するんだよね。

 さらに、パリピじゃない私でも「シャワーでいいんじゃないの?」と思うようになったのは、今回、シャワーのために、ナイロン製のボディブラシを持っていったからです。ボディブラシ、いいですよ。これがあると、狭くて揺れるシャワールームでも楽にキレイにカラダを洗えるので、わざわざ湯船に浸からなくてもいいんじゃない?って思うようになりました…私にとってのシャワータイムは、カラダをきれいにするための時間だから、ボディブラシがあれば、シャワーで快適なんです。

 日本人って、なんだかんだ言っても、基本的には引きこもり体質なんだと思います。だからキャビンでくつろぎたくなるのでしょう。その気持ちは分からないでもないです。

 でも、クルーズ船は日本じゃないんです。特にベリッシマ号は、陽気でパリピなラテン系のイタリアの船なんです。キャビンでくつろぐ…というのは前提にはありません。くつろぎのスペースってのは、バーとかラウンジですよってのが、たぶん大前提にあると思います。

 実際、我々はスカイラウンジという、見晴らしの良いバー&ラウンジが気に入って、そこでウダウダ過ごすことが多かったです。ソファーはゆったりしているし、別に話をしても(電波がよく入るので)パソコンしてもインターネットしていてもいいし、適当にお茶やジュースやお酒やおやつを運んでくれるし、ミュージシャンの生演奏もちょくちょくあるし…そういう、くつろぎのスペースを活用してくつろげば良いだけの話なのです。実際私も、スカイラウンジで数時間も本ばかり読んでいました。

 でも日本にはバー文化って無いので、バーでくつろぐには、生活の意識を変えないといけませんが、私は「そこが非日常」って思っています。

 船内は外国ですし、西洋型のバー文化があるので、郷には入れば郷に従え…ってわけです。「キャビンじゃなきゃ、くつろげない」と言いたいでしょうが、キャビンはくつろぎの場ではないのです。そこが日本的な感覚とは違うのです。くつろぎたいなら、バーを利用するのです。キャビンは、寝るため、シャワーを浴びるため、着替えるため、化粧を直すために、立ち寄る場所なんです。

 外国文化と言えば、夜は社交の時間なので、くつろぎの時間ではないのです。ここが日本文化とは全然違います。社交の時間なので、レストランに行くにしても、目一杯のオシャレが楽しめる“フォーマルナイト”が設定されています。フォーマル…と聞くと、日本人的な感覚では「堅苦しい格好をしなきゃいけない」と思いがちですが、彼らの感覚だと「目一杯のオシャレができる、ステキな夜がフォーマルナイト」なんですね。だから、男性も女性も思いっきり正装をするわけです。だって正装姿が一番のオシャレ着って感覚なのですから。

 夜の時間にショーを見るのも、観劇ってのが社交だからですし、パーティが夜の時間にあるのも、社交だからです。で、社交ってのはカップルで参加するものなのです。女性が美しい絵画なら、男性はその絵画を生かす額縁なわけです。それがフォーマルナイトのオシャレってモンなわけです。

 だから、正装姿で緊張して疲れてしまうようでは、クルーズ船は楽しめないでしょうね。私は、タキシードを着ていても、緊張なんてしません。しっかりとくつろげますよ。いやむしろ、タキシードを着てオシャレを楽しみたいです。だから、ベリッシマのゆるゆるのフォーマルナイト(スーツでいいんだよ!)には、ちょっぴり物足りなさを感じています。

 今回の旅では、プールやジャグジーを思いっきり利用するつもりでいたのですが、実際にプールに行ってみた所、子どもたちが大勢いて、彼らがフルパワーではしゃいでいて…とても大人の私が入れる状況ではありませんでした。ここは今回の旅の残念ポイントでした。ベリッシマは子連れに優しい船なんですが、プールって、そんな大勢の子どもたちの無法地帯になっていて、大人の社交場ではありませんでした。

 プールの代わりと言ってはなんだけれど、今回は有料ショーを見ました。シルク・ド・ソレイユ系のエンタメサーカスのショーでしたが、これを(船以外で見ることを考えれば)安価な値段で見られたわけだし、無料のショーだって素晴らしいけれど、こちらはそれとは全然格が違うショーで、いやあすごいものを見させていただきました。

 一方、今回のクルーズ旅で残念だったのが、韓国済州島の抜港です。抜港とは、港近くまで行きながら、港に停泊する事を諦め、次の目的に向かってしまうことです。

 天候が悪かったので仕方ないし、船旅では抜港というのは、よくあることなので諦めるしかないのですし、その分、鹿児島での滞在時間が倍近く増えたので良しとするべきなのですが…ほんと、私は海外旅行に縁が無い人間なんだなって思います。まあ、韓国はそのうち行くつもりですが…。

 ああ、抜港するほど海が荒れていたので、今回は、船もそれなりに揺れていましたよ。揺れは船のどこにいても感じるので、揺れに弱い人は船旅に向かないでしょうね。揺れを甘く見てはいけません。私は、船酔いも陸酔いもしない人なので、全然平気でしたが(笑)。

 最後に。普通の旅って、バスとか飛行機とかに乗るわけで、その乗っている時間も案外馬鹿になりません。観光の活動をしている時間の半分とか、それ以上の時間、それらの乗り物に乗っているのが、普通の旅だけれど、その時間が、実は私はあまり好きではありません。まあ、車窓を眺めるくらいはするけれど、揺れていて本は読めないし、耳をふさいで音楽や落語を聞くとしても集中できない環境だから、あまり楽しめません。拘束されているように感じるし、実際、身体の自由もありません。だから旅の移動時間って楽しくないんです。

 でも船旅って違いますよね。移動時間こそが楽しいのです。自由に行動できるし楽しめる。金銭的な余裕さえあれば、今後はすべての旅を船旅にしたいくらいです。まあ、船旅は日程的&経済的な問題から、そうそう頻繁には行けないのが残念なところです。

 と言いつつも、夏休みもクルーズ船に乗るつもりです。はは、今から楽しみです。

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