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国立競技場に行ってきたよ

 先日、女子サッカーU-20のワールドカップとやらを見に、国立競技場に行きました。一応、決勝戦と三位決定戦って奴ね。日本は三位決定戦の方に出てました。で、今回の記事は、サッカー観戦記…ではなく、国立競技場に行った感想(笑)です。いやいや、国立競技場と言うところは、なかなかに面白いところだったので、また行く時のために、色々と書いておこうと思いました。いわば、自分用の覚書です。

 まず、国立競技場の安い席には、基本的に日影はありません。熱いです。日焼け対策は万全にしておかないと後悔します。どうしても日影が欲しい人は、お高い席へどうぞ。ちなみに今回の私は“カテゴリー3”というお安い席(自由席だよ)でしたので、日影はありませんでしたが、移動の自由はありました(笑)。

 運動系の施設ではお決まりの、手荷物検査って奴が、入場の際にあります。ま、これは国立競技場に限った話じゃないけれど、どうして、運動系の施設って、必ず客の荷物を調べるのかね? なんか信用されていない気がして、ちょっと不機嫌な気分になります。例によって、お飲み物は、徹底的した取り締まりを受けるわけです。

 今まで私が行ったところだと、運動系の施設はどこも、飲料の持ち込みは不可です。なので、自分で用意した飲料を持ち込む際には、ビン・缶・ペットボトル・紙パックなどの容器は廃棄し、中味は入り口に用意してある紙コップに移しかえて持ち込む事…って所が大半。ただし、場内で販売されている飲料に関しては、特におとがめ無しって感じで、普通に普通のモノが、ちょっとお高い値段で販売されています。

 ところが、国立競技場はちょっと違ってました。飲料に関しては、ビン・缶は持ち込み不可です。他の施設同様に、紙コップに移しかえます。しかし、ペットボトルの持ち込みは可です。ただし、ラベルを剥がし、キャップを外すし、ラベルとキャップを廃棄すればOKです。しかし、コカコーラ製品だけは、ラベルを剥がさずに、キャップを外して廃棄すだけでOKです。

 ちなみに、場内で販売されている飲料は、ソフトドリンクはコカコーラ社のモノだけで、こちらは販売される際にキャップを開けられて没収されてから手渡されます。ビールはキリン社だけで、こちらは紙コップに入れ換えて販売されていました。まあ、もっともビールに関しては、大半が生ビールだったし、サーバーから入れてたので、紙コップってのは理解できますが、缶ビールも紙コップに入れて渡すんだよね。ちなみに、紙パックに入った飲み物の持ち込みは、スルー。何のお咎めもありません。うむ、なんか色々とよく分かりません。

 で、キャップのない、クチのあいたままのペットポトルって、なんかなあ…って思いました。だって、クチが開いたままだと、コーラなどの炭酸系は気が抜けちゃうでしょ? その他のモノでも、ペットボトルって、倒れやすい形しているじゃない? なので、あっちでもこっちでも、ペットボトルを倒して、中味がジョワジョワジョワ~って光景を見ました。かく言う私も、買ったばかりのお茶を妻に倒されてジョワジョワジョワ~~で、一瞬にして無くなってしまいました(涙)。まあ、飲み物を床や座席に置く方が悪いと言えば悪いのだけれど、だから言って、ずっと手に持っているわけにもいかないじゃない? 実にキャップのないペットボトルって、悲しい存在です。

 結論。国立競技場に行く時は、水筒を持ち込みましょう。で、買った飲み物は、その場で水筒に移しかえる事。それが吉です。
 
 
 交通の便だけれど、車の人は勝手に行ってください(笑)。電車をご利用の方は、最寄り駅は千駄ヶ谷って事になってますが、千駄ヶ谷から行って良いのは、指定席の方ですね。自由席の方は千駄ヶ谷から行くと、たくさん歩いてしまいます。自由席の人は信濃町から行って、青山門から入場した方が良いです。

 ちなみに、千駄ヶ谷にしても、信濃町にしても、売店の類は駅周辺にしか無いので、必要なら駅で買い物をして持ち込む事。競技場周辺には売店はありません。

 で、場内での食べ物は…こういう施設の常で、市価よりかなりお高くなってます。まあ、商慣行って奴ですね。競技場には一度入ったら、再入場はできない事になっているので、仕方ないです。場内でしか、買い物はできないので、多少お高くても、目をつぶって買うしかないのです。

 どの売店も同じものが同じ値段で売っているように見えますが、よくよく見ると、微妙に違いますので、ちょっと注意が必要です。同じ品目でも、高い店ともっと高い店、同じ値段でも、容量の少ない店と普通の店があります。まあ、ご自分の足で確認してみてください(笑)。

 私が歩いた範囲では、幕の内弁当とかおにぎりとかの食事系のメニューはなく、サンドウィッチや焼きそばなどの軽食系のメニューばかりが目立ちました。私的には、サンドウィッチや焼きそばって、食事じゃなくて、おやつなんだよね。競技場で、昼食と夕食を食べざるを得ないのに、そんなメニューばかりだったので、悲しかったです。ま、色々と歩き回って、やっとカレーライスを見つけた時は、砂漠でオアシスを見つけた気分でした。…次に行く時は、コンビニでお弁当を買って、持ち込むんだ!

 座った座席だけれど、最初は何も考えずに「日本サイド」と言う入り口から入って座ったら、スッゴ~~~~ク混んでた。それこそ“立錐の余地もない”程。実に息苦しい環境でした。で、冷静になって、周り(と言っても、遠くの周囲ね)を見ると、ガラガラ。んん?と思ったところ、どうやら私は、ゴール裏のサポーター席に座ってしまったようなんです。ううむ、別に日本を応援することはヤブサカではないが、サポーターという程熱心ではないし、何より混雑は大の苦手なので、さっそくバックスタンド側に移動。そこは実に広々として、スカスカ。おまけに試合はもちろん、競技場全体がよく見えるし、まあまあな席でした。

 ちなみに座席には屋根はありません。当日はカンカン照りだったので、座席に座っていると焼かれる気分です。なので、試合を見ていない時は、座席裏の通路(売店などがあるエリア。ここはたいてい日影)に避難してました(笑)。

 応援と言うと、結構日の丸を見かけましたね。で、日の丸を振って応援している人がたくさんいました。微笑ましいです。その中に、日の丸ではなく、旭日旗を振って応援している人たちがいました。係員がやってきて、すぐに注意されていました。「日の丸はOKなのに、旭日旗はアウトかい!」とちょっと憤慨した私ですが、どうやら問題は旭日旗だけでなく、着ていたTシャツも合わせて注意されていたようです。と言うのも、そのTシャツには「竹島は日本固有の領土」って書かれていたんですね。当たり前の事が当たり前に書かれていただけだし、バックスタンドに座っている人のTシャツなんて、テレビカメラで狙わない限り、誰も気づかないよ。問題にする事でもないような気がするんだけどなあ…。ダメかな?

 各国のサポーターさんたちの応援の仕方は、日本は太鼓と声援で、なんか一丸となって応援している感じがして良かったです。ナイジェリアはブラスバンドが出動して、いわゆる野球スタイルで応援していました。ブラスバンドを使った応援だと、一部の人が熱心に応援しているような印象になるなあ…、太鼓と声援の方が私は好きだな。ドイツとアメリカは、鳴り物無しで、声援だけで応援してました。ドイツはサポーター席にも、そこそこ人が座っていて、頑張って応援していました…が、アメリカは、本当にサポーターが少なくて、ちょっと可哀相でした。東京には、アメリカ人がたくさんいるはずなんだけれど、アメリカ人って、サッカーに興味がないのかしらねえ?

 試合が始まる前に国歌斉唱のコーナーがあったので、久し振りに、思いっきり『君が代』を歌ってきたよ。国歌だけれど、普段は歌う機会がないので、こういう時じゃないと歌えないから、思いっきり歌ってきたよ。日本人サポーターも頑張って『君が代』を歌ってましたね。やっぱり、国際試合になると、国旗国歌が大活躍だ!

 試合結果は、三位決定戦の方は、ご存じのとおり、日本が勝って、第三位の銅メダルになったわけだけれど、もしも私がナイジェリア人だったら、きっとイライラしたと思う。と言うのも、明らかに日本チームの方が色々な面で劣っているんだもん。カラダも小さいし、足も遅いし、ボールはたいていナイジェリアチームがキープしているし、攻めているのもナイジェリアばかりだし…なのに、試合が終わると勝ったのは日本でしょ。サッカーって、強そうなチームだからと言って、簡単に勝てるほど、単純なゲームじゃないって事だね。

 しかし、私はサッカーに詳しくないせいもあるけれど、試合会場で見るサッカーって、あまり面白くないです。どこを見るべきなのか分からないし、どこを見たら良いのか分からない。私のようなシロートは、テレビでサッカーを見た方が楽しめるという事を学びました。野球は球場で見ても面白いけれど、サッカーは…まるでチンプンカンプンでした。

 実は決勝戦を最後まで見ずに、決勝戦の前半まで見て帰りました。理由ですか? いくらスカスカとは言え、一応、国立競技場には2万2千人の観客がいたそうです。その集団に交じって、電車に乗って帰る? それも最後の表彰式まで見ちゃうと、確実に競技場を出るのが、夜の10時過ぎるし…。ちょっとそれは勘弁って事で、混雑を避ける意味で、早めに帰りました。これで、悠々と電車に乗って帰れる…と思ったら、水道橋から、妙齢の女子集団が電車に乗ってきて、ギューギュー詰めになって、エラいことになってしまいました。調べてみたら、この人たち、タキツバ(タッキー&翼)の10周年記念ライブのお帰りだったみたいです。道理で、エラク着飾っていらっしゃるわけだ。結局、地元まで、タキツバファンの方々に囲まれて帰りました。せっかく、早く国立競技場を出てきたのに、混雑に巻き込まれるとは…残念! でも、妙齢の女性たちに囲まれての帰宅は、悪い気はしませんでした(爆)。

 ところで、ドイツとアメリカは、どっちが勝ったの?

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コメント

  1. フミエ より:

    大学生の娘が国立競技場で飲料販売のバイトしてます
    かなり割高なんですね  お客さんに値段を聞かれるのが大変苦痛だそうです
    それと可笑しいのは、「あとでまた買うからまた来てね」なんて言われると
    嬉しいけど絶対そのエリアには再度行けないそうです
    あとで買うって言ったよね  さあ来たわよ 買って!! みたいに思われそうで・・・(笑)
    一緒にバイトしてるお友達も同意見 まあわからんでもないですね
    重くて暑くて大変らしいです
    音大生のくせにガテン系の(?)バイトするとは母は解せないですけど
    どんな感じでした?

  2. すとん より:

    フミエさん

     飲料販売のバイトって大変ですねえ。ざっと計算すると、ビール500mlを1ケース(24本)持っているとすると、それだけで12kgになります。まあ、その他にも色々と持っているので、たぶん荷物的には、15kg前後になるでしょうね。それを、あの狭い通路を通って、階段を何段も何回も昇り降りしながら、笑顔を絶やさずに売り歩いているわけでしょ。あれは大変なバイトだなって、いつも思って見てます。よっぽど時給が良くないとヤレないバイトですよ。

     ほんと、バイトとは言え、ご苦労さまです。

    >かなり割高なんですね

     だいたい、市価の倍近いお値段になると思います。いわゆる“観光地価格”って奴で、高いと言えば高いですが、世の中なんて、そんなものです。大抵の客は了解しているから、特に問題ないでしょうが、たまに、こういう場所に不慣れな客がいると、あまりの高価格にビックリされるでしょうね。ま、私は観光地に住んでいるので、慣れてますけれどネ。

  3. ぼー より:

    最後にサッカー観に行ったのは.2006ワールドカップの予選@埼玉スタジアムで、帰り道が地獄だったことを思い出します。

    炭酸系のキャップも回収…スギちゃんなみにワイルドな仕打ちだなぁ~熱中症になって理不尽な仕打ちを訴えてみる…のも命がけですね(汗)

    外国人の分化って日本人には理解できないことも多いですよね。
    アメリカ人は、バスケ、野球、アメフト等、自分たちが始めたモノは大好きで、サッカー等の他国のものは敬遠しがちです。「ワールドシリーズ」とか国内大会に銘打って優勝すれば世界一の国ですから(笑)
    中国・韓国は自分の主張・感情を前面に出すのをヨシとする人たちで、遠慮とか思いやりとかをヨシとする日本人とは真逆の存在だと思います。
    ま、十数億の人間を食わせて行かなきゃいけないとか、中露日の大国に囲まれている小国とか、それぞれ事情はあるにせよ…最近鼻につきます。
    売り言葉に買い言葉じゃ、単なるガキの喧嘩だし淡々と、しかし目で見える形で主張していけばよいと思います。

    あ、話がずれてすみません。まあ、自分の考え方は都知事系です(笑)
    野球は球を追えばいいですが、サッカーは球が出る先を見なきゃいけないのでわかりにくいですよね。かつてサッカー少年の自分もテレビがいいです(汗)
    野球は、江川の初登板@後楽園球場が最後かも(汗)

  4. すとん より:

    ぼーさん

     サッカーの試合を最後まで見てしまうと…やっぱり帰り道は地獄ですか? 私の判断は、ある意味、間違っていなかったわけですね。

    >アメリカ人は、バスケ、野球、アメフト等、自分たちが始めたモノは大好きで、サッカー等の他国のものは敬遠しがちです。

     あ、なるほど、そういう視点を持った事はなかったけれど、言われてみれば、そうかも。つまり、彼らは“アメリカ”という世界で生きている人たちって事ですね。ま、日本も、ちょっと前までは、自分たちの世界で生きていたわけだから、他人の事はとやかく言えないし、だから、アメリカ人とは何となくうまくやれるのかもしれません。

    >野球は球を追えばいいですが、サッカーは球が出る先を見なきゃいけないのでわかりにくいですよね。

     あ、なるほど。目ウロコです。なるほど、だから球を追いかけて見ている私では、サッカーを楽しめないわけなんですね。だから、サッカーにはオフサイドがあるわけだ、納得。

     色々な事情はあるのだろうけれど、せめてペットボトルのキャップの回収だけは、真剣に、止めてほしいと思いました。なぜ、キャップを回収しちゃうんだろ?

  5. YOSHIE より:

    お疲れ様でした。

    私も日常あまりスポーツ観戦しないのですが…サッカーはTVで見ているとルールに無知でも案外わかり易いですよね。
    国立競技場って今やそんなに込み入った飲料規定があるところなんですね。

    国立競技場の正式名称は『国立霞ヶ丘陸上競技場』です…って知ってる人は知ってるか…。
    高校時代陸上部だったのですが国立競技場で行われる「霞ヶ丘リレーカーニバル」っていうのがあって当時は疑問に思わず口にしてましたので、「なつかしいな…」と今調べてみました。
    競技場の住所が霞ヶ丘町なんですね(地図によっては霞ヶ岳町)。
    いわゆる神宮外苑と呼ばれるあの辺り一帯は霞ヶ丘(岳)町と呼ぶようで「そうなんだ…」と思った次第です。

  6. すとん より:

    YOSHIEさん

     サッカーに限らず、素人が見るなら、スポーツはTVの方がいいですよ。どこを見るべきか、ちゃんと教えてくれるし、すごい事や素晴らしい事もひとつひとつ教えてくれるし、決定シーンだって、ちゃんと二度も三度も見せてくれるし、別角度でも見せてくれる。本当に親切ですよ、TVは。そこへ行くと、生観戦は、なかなか見る側にもテクニックが必要です。

     まあ、でも、その場の空気を共有できるという点は、さすがにTV以上のものがありますが…ね。

    >国立競技場って今やそんなに込み入った飲料規定があるところなんですね。

     ほんと、ややこしいですよ。ま、理由があってそうしているのでしょうが…スポーツ素人には、チンプンカンプンなんです。

    >国立競技場の正式名称は『国立霞ヶ丘陸上競技場』です

     そうなんですよね。だからマップ検索をかけた時に、国立競技場を探しているのに、出てきたのが霞ケ丘競技場だったので「本当に、ここでいいの?」って思いました。ま、国立競技場という名称は通称なのかもしれませんが、今や、公式ホームページも“国立競技場”ですから、あそこは国立競技場って事で、OKなんでしょうね。

     今回行って、色々と分かりましたので、次に国立競技場に行くことがあったら、もう少し快適に過ごせるような工夫が出来るんじゃないかなって思います。

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