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まだマスクは…必要なんだよね[2021年9月の落ち穂拾い]

 暑かったり涼しかったりと、変な気候が続いていますが、皆さんはお元気ですか? 私は風邪にもコロナにも負けずに頑張っています。
 さて、緊急事態宣言が全面解除されましたが、まだまだマスク着用の日々が続いています。一日も早く、マスク不着用が容認される日々が来ることを、一日千秋の思いで待っている私です。行動を強制され続けられるは、やっぱり辛いよね。
頬の筋肉は上に引っ張ろう
 かつて「微笑みながら歌う」という歌唱テクニックがもてはやされていた事がありました。いや、今でもそうかな? 私も合唱団にいた頃は、これはよく言われていました。
 でもね、実はこれ、以前、キング先生に習っていた時に「絶対にやってはダメ」と言われて禁止され、それ以降、チャレンジしていないのですよ。なぜやってはいけないのかと言うと「いつも笑いながら歌っていたらおかしいだろ?」との事で、オペラでは、笑いながら歌う時もあれば、悲しみながら、泣きながら、怒りながら…歌う事が求められるわけだから、発声と表情は切り離しておくべきだと言われていました。
 その時は、そんなものなのかもしれないと、納得しました。
 もっとも、その話を今習っているY先生にしたところ、歌も声も、筋肉を常に上に引き上げておくのは必要だし、筋肉を上に引き上げるのと笑顔は別物だよとも言われ、ならば頬の筋肉を上にひっぱる事は良いことなのだろうと思うようになりましたが、以前身につけた悪癖はなかなか修正がきかないのでした。
歌は大切
 昔の日本の音楽家たちの逸話に「楽器は上手だったけれど、実は歌が下手だった/歌えなかった」というのは、案外あります。それは日本の音楽教育が、楽器の演奏が中心だった事と、長らく歌は邦楽の影響が強かった事の2点が関係しているのかな?と思います。
 歌は練習しなければ、人前で歌えるようにはなれないし、昔の日本人が慣れ親しんでいた邦楽は、クラシック音楽とは音階や旋法が違うから、邦楽が歌えるからと言って、クラシック系の歌が歌えるようになるわけではないんですよね。今の人は、むしろ邦楽に親しみが無いので、邦楽の音階や旋法の影響は薄いでので、そこまで歌えない人は減りましたが、それでも音楽教育が楽器中心なのは、相変わらずですよね。
 歌は大切です。
 外国人演奏家がやってきて日本人の音大生相手に公開レッスンをしていると「もっと歌って!」とか「そのフレーズを声に出して!」とか言っているのをよく見聞きします(で、全然歌えなくて、講師ががっかりするのがお決まりのパターンです)。あちらでは音楽の基礎に歌があるんだなあと思うし、令和の時代の音大生であっても、まだまだ歌に関しては、あちらの基礎レベルにも到達していないのだなあと思うわけです。
 教会で賛美歌を日常的に歌っている文化と、お念仏の文化じゃあ、歌の基礎力に大きな違いがあっても仕方ないのかもしれません。
 まあ、クラシック音楽は彼らのモノであって、日本人にとっては所詮真似事でしかない…と言わざるを得ないのでしょうね。
合唱で中心に立てる人は、ソロを歌わせても大丈夫なのか?
 合唱でパートリーダーをやるような人は、歌の音程的にはほぼ問題がないでしょう。問題はソロを中心に歌っている人の声質と、合唱のパートリーダーをやっているような人の声質の差を考慮にに入れないといけない…って事でしょう。いわゆる“合唱声”ってヤツでソロを歌った時の「これじゃない感」をどうするか、です。
 私は個人的には、合唱の人は合唱をやっていればいいし、ソロの人はソロをやっていればいいわけで、何も両方をやる必要はないんじゃないかなって考えます。両方をやりたい人は、両方の歌い方を、それぞれ別に学べばいいと思うし、プロの歌手の皆さんは、そこはうまく切り替えて歌っているようだから、我々アマチュアも、発声方法を切り替えて歌えばいいだけの話で、合唱の発声でソロを歌ってみたり、またその逆をしてみるのは、止めておいた方が無難かなって考えます。
 合唱とソロは、同じクラシック音楽に入るのだけれど、音楽の実演的には別ジャンルになるんじゃないかと思うし、別ジャンルなら求められるものが違うのだから両立が難しくても無理はないと思うわけです。
自分の声を聞くのは難しい
 自分で自分の声をリアルタイムで聞くのは、難しいです。と言うのも、他人が聞く自分の声と、自分が聞く自分の声は、実は違うんです。
 自分で聞く自分の声は、骨伝導音が主なので、他人が聞いている空気を伝わって聞こえる声と比べると、やや低く、湿った感じの声に聞こえるそうです。
 ですから、録音された自分の声を聞くと、大抵の場合、なんとも軽薄な声に感じてしまうのは、それが理由です。私も、以前は録音された自分の声を聞いて、ぎょっとしました。さすがに今はケーハクな声にも慣れましたが、自分が思うほど自分の声って美しくもなければカッコよくも無いんですよね(涙)。
今月のお気に入り ディエンビエンフー
 西島大介氏の漫画です。ジャンル的にはボーイ・ミーツ・ガール漫画です。
 舞台は、ベトナム戦争下のベトナムで、リアルなベトナム戦争の状況が下敷きになって、全くのファンタジーなバトルが繰り広げられる…と言った感じの、絵空事です。画風は可愛いのですが、内容は案外グロいです。まあ、戦争&バトルものだからね。
 読み進め方にはコツがあります。
 まず“0巻”は読む必要がありません。1巻から6巻までを読んだら、7巻には行かずに、『ディエンビエンフー TRUE END』を読みます。物語はこのように続いています。7~12巻は、いわば、ディエンビエンフーの別ルートの話になります。
 誰にでも勧められる…と言ったタイプの漫画ではありません。おそらく、かなり読む人を選ぶ漫画でしょう。戦争ものですが、反戦漫画ではありませんし、ましてや戦争礼賛漫画でもありません。あえて言えば、狂った時代における狂った生活の中で、人々がたくましく生きる姿が描かれている…と言うと、きれいすぎるかな? 絵柄が可愛いので、何となく読めてしまうのですが、ストーリーはかなりイッちゃってます。リアルな絵柄で書かれていたら、読みすすめるのがイヤになってしまうかもしれません。そういう漫画です。
今月の金魚
 9月3日(金) タニシが116匹やってきました。
 9月17日(金) シズカが星になりました。
 9月19日(日) アリサが我が家にやってきました
今月のひとこと
 かつて“赤メサイア”として有名だった、全音の「メサイア」が絶版になって、国内版のメサイアの楽譜が入手困難になって数年が経ちました。皆さん難儀されましたね、私も苦労しました。それが少し前に楽譜屋で見つけたのですが、全音の「メサイア」が通常の薄緑の表紙になって再販されていました。いやあ、めでたい、めでたい。国内版の楽譜があると、入手は安価で簡単だし、良いことづくめです。(2021年8月29日~9月3日)
 菅さんが総裁選に出ないんだって。つまり、もうすぐ総理を辞めますよって事だ。政治家にとって人気とか人望ってのは、とても大切で必要不可欠なものだけれど、それに欠けている事を自覚させられるってのはツライことだよね。ちょっとだけ菅さんに同情します。(2021年9月3~4日)
 ここ数日、頭の中ではヘンデルさんがヘビーローテーションしています。ヘンデル、良いよね。ヘンデルの音楽って、人々の心を豊かにし幸せにする音楽だよなあ。(2021年9月4~13日)
 緊急事態宣言はきちんと9月末で明けるのかしら? ちょっと不安。これ以上自粛なんて、もう出来ないよ。(2021年9月13~15日)
 ごめんなさい、2021年9月15日分の記事の予約投稿に失敗していたのに気づくのが遅くなってしまって、ほんと、申し訳ありませんでした。楽しみにしていた人たち、15日分をアップしたので、よろしくお願いします。(2021年9月15~16日)
 9月に入ってから雨が多いですね。おまけに次の土日は台風がやってくるみたいだし、シルバーフィークはどうなるのでしょ? 自粛生活が長引いて、カラダがだいぶなまってきているので、本音で言えばお出かけしたいのですが、あれこれままなりません。(2021年9月16~18日)
 近所を走る路線バスに乗って、車酔いになりました。台風通過中で気圧が低くなっていたとは言え、改めて老いを感じました。弱くなっているなあ…自分。(2021年9月18~21日)
 自意識過剰な人間はみっともないのだが、自分自身がそうであるとは気づかない所が悲しいと思う。世界は自分を中心に回っていると思っているのだろうが、他人から見れば脇役にすら成れていない事にも気づかない…という光景を見てしまいました。これもコロナ禍の影響なのかしら? 自殺者も増えていますが、心が壊れている人も多くなっている事を感じます。(2021年9月21~23日)
 お彼岸ですね。私は誰も入っていないお墓の掃除に行ってきました。そう、私は自分の墓を新規購入したわけで、いわば“初代”になるので、まだウチのお墓には誰も入っていないのです。良い場所にお墓を構える事ができて、満足しています。家を買って、墓を買って、別荘を買って、クルーザーを買って…というのが、私の人生の目標でしたか、途中でバブルが弾けたので、私の野望は墓購入止まりになってしまいました。残念無念。(2021年9月23~27日)
 ボール・マッカートニーの新作(?)「McCartney III Imagined」がなかなかすごいです。全曲、作曲と大半の歌はポール自身だけれど、リミックス(ってか編曲)は、今どきの若いミュージシャンたちで、これがまた良いのです。無論、自分自身でアレンジした「McCartney III」も素晴らしいわけで、つまり、80歳になっても、今の時代に通用するメロディーを書いている天才ってわけです。ちなみに両アルバムともに全米1位を取っているそうで、さすがにリビング・レジェンドだよ、ポール・マッカートニーは。(2021年9月27~29日)
 今月は以上です。よろしくお願いします。

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