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フルート発表会でした その3 結局、楽しかった…です[Fly me to the moon編:音源付き]

 さてさて、発表会も第三部です。こちらは、ポピュラー部門と言うよりも、ブラジル音楽部門でした。もう~すごかったです。とにかく、聞き慣れない民俗音楽を演奏する人はいるは、「フォー!」とか「ヤー!」とかのシャウトは出るは、良く分からないダンスを踊っちゃう人はいるは…もうノリノリのハイテンションな第三部となりました。絶対、こんなに盛り上がるフルートの発表会は、余所には無いね、断言します(爆)。あ、ここからはバンドのパーカッションが二名に増えました。リズム隊が増えれば、そりゃあ盛り上がるよねえ…。

 さすがに、これだけのハイテンションの中で、ステージに上がるのは、勇気が要りましたね。おまけに私は個人最多の登場回数の4回ですし、ついさっきリベンジ演奏したばかりだし…気が引ける気が引ける(笑)。

 そんな中で“Fly me to the moon”をかましてきました。

 演奏自体は…実はかなりミスしてますが、そういうのは、その場では、みんなハイテンションなので、全然気にならないのですが、こうやって時間を置いてから聞くと…結構、荒っぽい演奏してますね。おまけに、キメフレーズに失敗して、音を飲んでいるし(涙)…。でも、まあ、カーニバルみたいな雰囲気の中での演奏なので、これはこれで良しです。

 それにしても、この曲をモダンジャズではなく、ボサノヴァのアレンジにしておいて正解でした。あの雰囲気の中でモダンジャズはないな~。やっぱ、ブラジリアンだよね。

 ソロの部分は、ヒイロ先生の書いてくださったフレーズを、笛先生がフルートっぽく直したものを、私が自分の技術レベルに合わせて簡易化したものを演奏しました。今年は両先生にお世話になりましたが、次回は100パーセント、自作のソロで望みたいですね。そのためにも、ボサノヴァなり、ジャズなりの、フレーズとかリズムとかをカラダの中に入れないといけませんし、やがては、発表会のような場であっても、書きリブではなく、本当のアドリブで演奏できるようになりたいです。ま、道のりは果てし無く続きますが、ちょっとずつ頑張っていきましょう。

 妻の感想は「とにかく楽しそうで良かったね」です。私は…なんか分かんないけど、楽しかったなあ、かな。

 と言うわけで、今年のフルート発表会は、実に楽しかったですよ。体調不良もいつの間にか、吹っ飛んじゃっていたし、良かった良かったです。それにしても、アドレナリンって偉大だね。あれだけ頭痛が激しく、頭の中でセミもミンミン鳴いていたのに、いつのまにか影をひそめてしまったのだもん。アドレナリン様々です。ばんざ~い、アドレナリン。

 で、私もステージを楽しみましたが、同門の姉妹方も、すごくハッちゃけていました。たぶん、そういう教室なんでしょう(爆)。お稽古事…と言うよりも、フルートで遊んでいるみたいな感じなんですよ。だから、音楽を学ぶ、と言うよりも、音楽を楽しむって感じの教室です。とにかくノリノリな発表会でした。

 その一方で、やっぱり、私はマダマダだなって思いました。もっと上手くならないとダメだなって思いました。とにかく、自分で「こう演奏したい」という思いがあっても、演奏力不足で、それが表現できないのは悔しいですね。

 クラシック音楽は、楽譜どおりに演奏すれは良い(それが難かしいのだけれど…)けれど、ポピュラー音楽って、とりわけソロ演奏は、自分というのをグイグイ前に出して表現していかないのといけないのに、その自分の思いをちゃんとイメージどおりに表現するためには、かなり高いレベルでのテクニックが必要で、それが私に足りません。よく分かりました。

 もっと、もっと、ポピュラー音楽を、きちんと演奏するためにも、ちゃんとクラシックの勉強をして、基礎テクニックを身に付けないといけないなあと思いました。ポピュラー音楽って、簡単じゃないです。そのためにも、クラシックをきちんと勉強しないと追いつきませんよ。

 発表会が異様なほどのテンションだったので、帰宅したから、色々とドッと来ました。もちろん、頭痛もセミも戻ってきました。なんか、疲れちゃったなあ~、グッタリですよ。普通の生活に戻れるまで、時間がかかりました。

 そうそう、先生は、来年も発表会をやる、一年に一回をメドにやる、と宣言してました。ううむ、そう来たか。今年は発表会がないと勝手に思っていたので、色々と準備不足だったけれど、来年も発表会をやるなら、次回は、夏の声楽の発表会が終わったりあたりから、クラシック曲の練習を開始しようかなと思います。やっぱり、クラシック曲は、半年程度の準備期間が欲しいですよ。それだけ練習して、ダメなら諦めがつくというものです。

 さあ、次回は何を演奏しようかな? 選曲は演奏者まかせなので、色々と考えなきゃいけないのが、大変だし面倒くさいけれど楽しみでもあります。

 あ、“Fly me to the moon”の音源はこちらです。ちなみに、最後にシャウトしているのは、私ではなく、お店のマスターです、念のため。この曲も、ミクシィに動画をアップしてあります。

コメント

  1. はっチャン より:

    素晴らしいバックバンドでの”Fly me”でしたね。
    リズム乗って音が出てましたよ。
    アドリブはフルコーラスして欲しかったな~!。
    自分はショットバーで演奏すると酒を飲んでしまうので音程が狂います[E:coldsweats01]。
    でも 雰囲気で良かったです。
    ナイスです[E:scissors]。

  2. すとん より:

    >はっチャンさん

    >リズム乗って音が出てましたよ

     ありがとう。これが実は私には難しくってねえ…。根っこがクラシックなものだから、どうしてもリズムのキレと言うか、ノリと言うかが、あまりよろしくないんですよ。だから、リズミックな演奏ってのは、私の一つの課題ですし、今回も、そこに結構気をつけていたので、誉めてもらえるとうれしいです。

    >アドリブはフルコーラスして欲しかったな~!。

     そんな恐ろしい事は言わないの(笑)。ソロはあれでアップアップです。ポピュラー音楽の勉強(って言うのもなんだけれど)はまだまだ足りない私です。次回の目標は、自作の書きリブですよ。まだ、そういう段階なんだから、多くを求めないように(爆)。

    >自分はショットバーで演奏すると酒を飲んでしまうので音程が狂います

     普通はそんなもんでしょう(笑)。そこへ行くと私は馬鹿マジメなので、その日は4曲の演奏が終わるまで、水とお茶以外は口にしませんでした。他の人は、結構、アルコールとか甘いソフトドリンクとかを飲んでましたが、私は頑なに烏龍茶でした。なぜかって? それは「口が粘るのがイヤだから」です。だから、すべての演奏が終わるまで、お茶。その代わり、Fly me~が終わった途端に、レアチーズケーキを食べました(笑)。で、ウチに帰ってから、安心して打ち上げです。そういうところも、クラシックぽいんだろうなあ。

  3. アリサ より:

    3つ聴きましたが、これが一番楽しそうでいいなあと思いました。
    フルートとバイオリンて合いますね。
    来年もがんばってください。

    ちなみに私は宴会中の演奏でも、直前に抜け出して歯磨きしてきますよ。
    楽器が汚れるのも嫌なので。

  4. すとん より:

    >アリサさん

     確かに楽しいと言えば、この曲が一番構えていなくて、楽しげですね。他の二曲はカッチリと作曲されていて、あまり演奏の自由がない曲ですからね。その点、この曲は、ルールさえ守っていれば、何をやってもOKですから、楽しい楽しいです。

    >ちなみに私は宴会中の演奏でも、直前に抜け出して歯磨きしてきますよ。

     おお、私の上を行く方、発見。私も楽器が汚れるのはイヤだけれど、歯磨きまではしません。ちなみに、観察してみたところ、案外、他の人たちは平気で飲み食いをしながらフルートを吹くようです。実際、ジャズバーだと、酒やタバコをのみながら演奏するのは普通みたいだし…。

     …でもね、フルートがタバコくさかったりしたら、ちょっとイヤンだな。タンポがヤニだらけだったら、泣いちゃうかもしれない。

  5. Cecilia より:

    こちらも聴かせていただいていたのですがコメントが遅くなりました。
    楽しそうでいいですね~。
    私も即興が楽しめるようになりたいです。

  6. すとん より:

    >Ceciliaさん

     私も、もっともっと即興が楽しめるようになれるといいと思ってます。

     この曲のソロは“書きリブ”ですから、実は即興じゃないんです。事前に作曲してあって、それを一生懸命に練習して演奏しています。クラシック系の人がポピュラー系の曲をやる時は、たいていそうやります。

     本当の即興は…その場で考えてその場で作曲しながら演奏していきます。クラシックでも、古楽の世界だと即興が要求される事が多いですね。あと、協奏曲のカデンツァも本来は即興で演奏するものらしいです。ですから、クラシック系の演奏家も即興はできないといけないそうですが、現実はなかなかね。

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