なんと、三週連続でフルートのレッスンに行ってきました。妻からも「すごいじゃん」と誉められてしまいました。快挙快挙。
レッスンに行くと、先生はコーヒーを飲んでいらっしゃいました。どうやら、姉様が欠席だったみたいです。ピャピャッとフルートを組み立ててロングトーン練習をしました。私の調子は絶好調でしたが、先生があまり調子良くないみたいです。
どうも風邪をお召しになっていて、どうにも具合が悪そうです。
「若い時は、風邪なんて3日で直したのに…ね」って、そりゃあもう、我々は全然若くないですから、仕方ないです。私も風邪をひくと治すのに一週間かかりますから。ましてや先生の場合は、持病のために、強い薬を飲んでらっしゃるわけで、そういう点でも普通の人よりもハンデがあるわけで、風邪もなかなか治らなくても不思議ないです。
でも、フルートは呼吸器を使う楽器だから、風邪をひいていると、本当につらいです。
さて、レッスンそのものは、私の練習不足のために、そんなに進んでいません。
エルステユーブンゲンは、例によって19番です。先生に「暗譜した?」と尋ねられたものの、練習不足なので、ちっとも暗譜できてないんですよね。先週なんとか演奏できた20番も、ちょっと練習サボっていたら、あっという間に指がワヤクチャになってしまいました。ううむ、練習って必要だね。
プチエチュードの方は15番です。自分でも途中までは、かなり良い出来だったと思いますが、集中して楽譜を見ているウチに、なぜかかすみだして、やがて目がウルウルしてしまい、楽譜が見えなくなって、そのまま演奏が行方不明になってしまいました。別にウルウルしたと言っても、泣いていたわけじゃなくて、なんだろ? とにかく水分がじわじわ出てきて、視界がかすみだした…って感じです。
先生に「演奏中に集中力をとぎらせているじゃないよ」と言われましたが「いえいえ、そうではなく、目がかすんで見えなくなってきたのです」と言ったら「ああ、あるある。それはあるよね。仕方ないね」と同情されちゃいました。
…二人とも年には勝てません。
音も良く、指もそこそこまわっていただけに、演奏途中での迷子は返す返すも残念です。
さて、今週の雑談は、二人で熱心に熱海話をしました。実は、二人とも熱海という町が大好きなので、その熱い熱い熱海愛をぶつけ合いました。なにしろ、肝心のレッスン時間よりも、熱海トークをしていた時間の方が長かったくらいなのサ。
でも、会話の内容を振り返ってみると、二人とも熱海が好きすぎて、だいぶ熱海をディスっていたかも(笑)。とにかく、坂さえなければ、この世の楽園みたんな街なんだよ、熱海ってところは。あああ…お城のようにそびえ立つマックスバリューは最高なのさ。
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コメント
すとんさん
こんにちは。
あっという間に、今年も年の瀬になってしまいました。
年々、一年という時間の相対的時間が短くなっております。
これほどまでに、あっという間になるとは、若い時には想像しておりませんでした。。。。
わたしも、実は熱海ファンです。
頼朝と政子のロマンから始まり、遠い歴史を実感させるものが身近に感じられ、
また東京から近かったためでしょうか、明治以降の日本のいろんな時代の生き証人のようなものが、まだ残っている面白い場所ですね。
もちろん、温泉が良いのはいうまでもありませんが。
私にとっては、とってもミステリアスでロマンを感じる場所です。
ところで、熱海に海底遺跡があるのはご存知ですか。
ググれば、保存会のHPがあります。
こういうものを見るにつけ、ますます惹かれる私です。
ヽ(´▽`)/
こんばんは。
> 好き過ぎると、かえって悪口を言いがちになります
こちらもまさにその通りです。熱海ではなくてフルートの話題ですが。
こちらが表現できる手段がフルートしかないので、かろうじてアマオケの片隅でフルート吹いています。
フルート作品はバロックと近代フランスだけ、とか勝手にコメントつけていました。まさにそのその通りですが。
ドビュッシーの牧神はかなりエゲツナイ話を基にしているし、ジャン・ルノワールの「大いなる幻影」では笛が鳴ると男が脱走して、その後がけっこう長かったり、とか。フルートというか笛は精神性云々よりはかなり獣に近いイメージです。
でも、なぜかフルートは止められません。アマオケの周囲にはボケて何か迷惑かけるような状況になったら教えて、とは話しています。
失礼しました。
びびさん
熱海の海底遺跡、ブラタモリで見たような気がする…と思っていましたが、それは海食崖や海蝕洞で、海底遺跡ではありませんでした。なんで勘違いしたんだろ?
でも、海底遺跡なんて、なんかロマンチックですよね。そうそう、熱海って、ロマンチックなんですよ。確かに、往年と比べると、かなり寂れてしまいました。でも、それをあえて無責任に言うと、そこに熱海のロマンがあるんだと思います。ああ、無責任無責任。
ああ、大湯に入りたい。あそこは熱いので、夏場はちょっとパスですが、今時分は中々良い感じなんですよね。
tetsuさん
これって、たぶん日本人特有の“謙遜”の気持ちがねじれた結果起こることではないかなって思います。
音楽もそうですが、 日常生活の中で、好き過ぎるがために、とかえって悪口を言いがちになる事と言えば、日本男子の場合、その配偶者に関する事がそうではないでしょうか? たいていの日本人男性は、妻のことが大好きなのに、ついつい外では悪く言い勝ちです。私もそうなんですが、これって本当は良くない事ですよ。大切な人なんだから、言葉の上でももっと大切にしないといけないのに、ついついディスってしまいがちです。反省です。
こんばんは。
> 日常生活の中で、好き過ぎるがために、とかえって悪口を言いがちになる事と言えば
かみさんには頭あがりませんが、ノロケではなくてホント良くしてもらっています。
こちらは滅多に体調崩すことがないのですが、かみさんが体調崩したときの感じでは一応頼られているかな、という程度です。
そういえば、かみさんと違って、フルートはとっかえひっかえ機会とお金さえあればいくらでもできます。
こちらは、バブル弾けた頃は何本か通り過ぎていきましたが、最近は楽器屋行っても調整だけです。
昔話ですが、嫁さんとっかえひっかえするたびにドンドンレベルが下がっていったとかいう某フルーティストの方のことを飲んだときに笑いながら話した某フルートメーカーの方を思い出してしまいました。それ以来そこへ近づくことはなくなりました。この業界メチャ狭すぎです。
失礼しました。
tetsuさん
>それ以来そこへ近づくことはなくなりました。この業界メチャ狭すぎです。
音楽業界は…びっくりするくらいに、本当に狭い世界です。それは、器楽声楽問わず、クラシック界、ポピュラー界、ジャズ界問わずです。
そもそも音楽業界に属する人の数が他業種と比べると少ない上に、細分化されて縦割りの人間関係になっていて、一つ一つの業界に属する人間は少ない上に、さらにそれらの人たちが都会に集中している(地方じゃ音楽家として生きていくのは、まず無理です)わけですから、メチャ狭いのも道理です。
>嫁さんとっかえひっかえするたびにドンドンレベルが下がっていった
私はそんな大学教授を知っています(笑)。いやあ、あの分野の世界も狭い狭い(爆)。
案外、我々は自覚がないだけで、狭い人間関係の中で暮らしているのかもしれません。
考えてみれば、我々は島国の人間なのです。大陸に暮らす人々と比べると、どうあがいたって、世界が狭くなってしまうのかもしれません。