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それでも美しい声になりたい

 美しい声とは、深みのある声で、倍音豊かな声の事です。その上で、高い声にも低い声にも偏ることのない、自分の性別の典型的な音域の声で、滑舌良く発声できる事…なんだろうと私は思います。簡単に言うと「聞きやすい男/女の声」である事です。つまりは“当たり前の声”であり、聞き苦しい声や中性的な声は美しいとは言わないんだな。

 でも、それぞれに与えられた声は、必ずしも理想的な声であるとは限らないわけで、ただただ神様から与えられた自分の声であり、それ以上でもなければ、それ以下でもないわけです。

 たとえ好き嫌いがあろうとも、自分の声は自分の声でしかないわけです。

 しかし、天下一の美声になる事は無理でも、自分史上最美な声になる事はできます。めざすなら、そこです。

 というわけで、美しい声になりたいのなら、目標を見誤ってはいけないのです。

 さて、ではどうやって自分史上最美な声を目指すのか? そのノウハウとは何なのか? そこを追い求めていくのが、ヴォイストレーニングであり、声楽のレッスンなのだろうと思います。

 私が思うに「何はともあれ、話し声から美しくしてみよう」と思います。やはり、普段遣いの声が美しくならないと、歌声も美しくはならないと思うわけです…と書くのは簡単でも、実行は難しいですね。でも、それを実行できた人だけが、美声を手にすることができたのではないか…と思うわけなのです。

 では、その具体的な方法は…やはり“Try & Error”なんだろうと思います。つまり「これは美しいだろうと思う声で発声した声を録音し、それを再生して、検討して修正した声で、再度録音をして…」を繰り返して、理想的な美しい声に少しずつ近づいていくって事ぐらいしか方法はないのだろうと思います。

 千里の道も一歩から…というか、学問に王道はなし…というか、そんなに簡単に美声にはなれないのだと思うのです。

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