フワッとした優しい声で歌う…私の一つの理想の歌声です。
そもそも、私の声は全然フワッとしていないし、優しい感じもありません。どちらかと言えば、力んだ感じの硬い声で、あまり美しくもなければ、聞いた感じも優しくないです。はっきり言えば、ダミ声の枠に入る声かもしれません。
悲しいです。
なので、私は合唱をやると声が悪目立ちします。だって、合唱をやる人の声って、フワッとした声の人が多いですからね。こういう声を“合唱声”と呼んで、下に見る人もいますが、私は必ずしもそうではありません。声がフワッとしているのは、必ずしも悪いことではないと思うのです。
そもそも、フワッとした声で歌えば、優しく聞こえるじゃないですか?
ただ、フワっとした声でも、良い感じにフワッとしている声もあれば、あまり良くない感じでフワッとした声もあります。何事も、良いものと悪いものがあるわけで、悪い側…いわばダークサイドに落ちないように気をつけないといけません。
ダークサイドに陥りやすいフワッとした声って、だいたい、腹筋の支えが乏しくて芯が感じられません。芯があってフワッとしている声は良い印象を与えますが、芯がなくてフワッとしているだけの声は、聞いていても掴みどころがない、浮いた感じの聞こえてしまって、それはそれでよろしくないのです。
私がフワッとした声で歌おうとすると、たいてい腹筋の支えがなくなって、芯のない声になりがちです。だからと言って、しっかり腹筋で声を支えると、全然フワッとした感じの優しい声にはなりません。
私的には「あちらを立てれば、こちらが立たず」と思っていますが、正直なところは単純に技量不足のなせる技なのだろうと思ってます。
ああ、悲しい。
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コメント
すとん様
旅物語をたのしく読ませていただいています。
フアッとして芯のある声は耳にやさしくでも歌い手の想いがしっかり伝わる声ですね。
ドイツ在住のオペラ歌手で車田和久さんという方が日本語の話ことばの延長線上にある発声の
問題点について詳しくユーチューブに上げています。フアッとして芯のある声をつくるのための
参考になるかもと思いコメントしました。
玉ちゃんさん
日本語話者がクラシック声楽を歌う事については、根本的な問題があるとは、私も思っています。そもそも、クラシック声楽で使われている、イタリア語を始めとした西欧語と日本語には、言語的な共通点があまりに無さ過ぎます。
生粋の日本語話者であり、日常的に日本語を話している私のようなアマチュア歌手にとって、クラシック声楽は言語的な発声において、ハードルが高すぎる…とすら思っています。もっとも、その高いハードルに挑んでいくのも、また楽しいのですが(笑)。
プロの方々が西欧に留学をするのも、ある意味、一時的にせよ、日本語と決別した生活が必要だから…なのでしょうね。
まあ、気長にゆっくりと発声の課題には取り組んでいくつもりです。あと、有益なユーチューバーさんのご紹介、感謝します。