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「君にはジャズはまだ早いね…」と言われたわけではありませんが…

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 フルートのレッスンに行きました。もちろん、内容は、発表会対策レッスンのポピュラー編です。今回は、「Fly me to the moon」(画像を参照してください。こんな感じの曲です)と「To love you more」の二曲をやる予定でしたが…私が“出来ない子ちゃん”だったため、「Fly me to the moon」の一曲で゜ほぼレッスンは終了になりました。いや、残念。現実はキビシイね。今回の発表会は、かなり厳しいことになりますね、断言できます(笑)。

 結論で言っちゃうと「私にはジャズ[4ビート]は無理」って事。ま、最初から分かっていた事なので、別にどうとも思わないし、無理なら無理で辞めればいいだけの話で、だからジャズを辞める事にしました。そんだけの話。

 なので「Fly me to the moon」をジャズとして演奏するのは、ヤメヤメ。だってね、一拍を三つに分けて、その三番目の音にビートを感じながら演奏するってのは、まだまだ無理なのね。一拍を二つに割って、その二番目の音にビートを感じる(いわゆる“裏”)ですら、ひーひー言っている現状なのに、三つに分けて、その三つ目の音にビートを感じる? そりゃあ、手に余るわけです。どうしても、私の大好物なオンビートになっちゃうわけです。

Photo_5   もちろん、オンビートを回避して、きれいにオフビートで演奏するために、先生と一緒になって、色々な手を使って練習をしてみたのですが、やはり無理なものは無理でございまして、どうひねり出そうとしてもできません。で、今回の断念につながりました。

 じゃあ、代わりに何をやるか…ですが、今更曲を変えるわけにもいかず、「Fly me to the moon」はそのまま変更せず、この曲のリズムを変更して演奏しましょうとなり、そこで、リズムをジャズ[4ビート]ではなく、ボサノヴァでやってみたらどうだろうかと、そういう感じの話をしたところで時間になりました。

 ボサノヴァなら、オンとオフが一曲の中に混ざっているので、私のように、ウラで行っているつもりがいつの間にかオモテになってました~という人でも(本当はダメなんだけれど)まだ許されそうって事で、苦肉の策として、採用です。

 もっとも、私自身は、ボサノヴァとジャズの違いもよく分かっていないので、そんな私にボサノヴァをやらせて、大丈夫なのか、自分事ながら心配だったりします(汗)。と言うか、ジャズで演奏しないと決めた段階で、ボサノヴァでお茶を濁すのではなく、潔く演奏そのものを辞めてもよかったんだけどな…。

Photo_3  とにかく、「Fly me to the moon」はジャズを辞めて、ボサノヴァで演奏する事になりました。ま、どちらにしても楽譜どおりに演奏しない音楽であります。楽譜どおりに演奏しないので、練習で一生懸命、楽譜をさらっても全く意味がないので、とりあえずフルートは横に置いて、ボサノヴァの曲をたくさん聞きましょうという事になりました。要するに「あと一カ月の間に、できるだけボサノヴァのリズムをカラダに入れてください」というのが、私の「Fly me to the moon」の練習となりました。

 それと、今回の発表会で歌い吹きを入れるかどうかで、ちょっと迷っていた私ですが、やるなら、この曲だろうと思っていました。そこで色々と考え、この曲のテーマの再現部で歌ってみるなら、アリだなって思い、先生に「テーマの再現部で歌うのって、どうでしょうか?」と相談しました。歌う前は先生も乗り気でしたが、試しに歌ってみたところ、即座に却下。歌い吹きそのものには、さほど乗り気でなかったので、歌わなくなった事には異存はありませんが、即座に却下という点がちょっと応えました。思いっきり、やる気が失せました(ああ、面倒くせ~奴!<自分)。

 とにかく「Fly me to the moon」をやります。この曲のソロの部分については「やはり書きリブにして、それなりに練習してきた方がいいでしょか?」と先生に相談しましたが、ソロはソロなんだから、自由にやった方が絶対にいいですという先生のアドヴァイスもあったので、ソロ用のフレーズを書き起こす事なく、当日の気分のままに吹くことにしました。つまり、いつもの「セッション乱入パターン(笑)」と同じです。なので、曲自体もソロも練習はしません(笑)。

 まあ、バッハも「To love you more」も、きっちり楽譜どおりに演奏するので、一曲くらい、楽譜から離れた演奏もいいんじゃないの?って事らしいです。

 あ、ソロの演奏に関して、先生から一つ注意を受けたので、忘れないように書いておきます。それは「すとんさん、フルート、吹きすぎ。音の数が多すぎ。もっと、音を減らして、もっと休符を入れて吹くこと。ソロは、ただ吹けばいいのではなく、物語を感じさせるように吹く事が肝心なので、そういう方向で行きましょう」って事です。へへへ。

 とにかく「Fly me to the moon」は、前回のセッションライブ乱入のリベンジのつもりで選曲したのですが、どうもリベンジからは、ほど遠い出来上がりになりそうで、ちょっと残念です。

 レッスンの最後の五分で「To love you more」をやりました。一度通した感じでは、私の書いた譜面に、やはり、いくつかコードがおかしいところがあるような(メロディでは7thが鳴っているのに、コードが7thじゃない、などね。ロック・ギタリスト上がりなので、3コード以外の面倒なコードはあまり使いたくないのよ:笑)ので、先生が次回の練習までに、音源と照らし合わせて、コードのチェックをしてくださる事になりました。ご迷惑をおかけします。

 次回のレッスンは「To love you more」をさらっとやったら、バッハです。このバッハが難物なんですよ。果たして私は発表会当日までに、この曲を止めずに吹けるようになるのでしょうか?[この文章は反語ですよ、念のため]。

 発表会まで、あと約一カ月だと言うのに、未だに止まらずに演奏できないクラシック曲に、楽譜のコードがミスだらけのポピュラーソング、ジャズに至って、明らかに無理なので、この期に及んでの方向転換。これじゃあ、明らかに間に合わないね。下手をすると、一曲も仕上がらなかったりして…。ああ、本来なら仕上げ段階に入っていなければいけない時期なのに、明らかに準備不足じゃん。準備不足のまま、発表会か。去年の二の舞だね。

 …発表会当日、バックレちゃおうかな(一瞬、マジで考えた)。

コメント

  1. はっチャン より:

    >すとんさんへ
    先ず、「Fly me to the moon」を暗譜してね。
    そんなに難しい曲でないですから。
    ボサノバのリズムの方が難しいかも。
    ボサノバは基本2拍子ですので。
    ジャズは4ビートのスイング・リズムで3連符が基本で2拍、4拍意識することです。
    まぁ、どちらも難しいか?。

  2. すとん より:

    >はっチャンさん

     暗譜は…しますよ、出来ないかもしれないけれど(笑)。いや、別にヒネくれて言っているのではなく、悲しい現実なんですよ。私、フルートの曲って、本当に暗譜ができません。歌なら、割と簡単にイケるし、それこそ、楽譜のどこにシミがあるのかまで暗記しちゃいますが、フルートはダメ。楽器を持っただけで、アタマが白くなります。

     と言ってもキリがないので、暗譜をするように努力します。だって、まず暗譜だよね。暗譜して、指がちゃんと動いて、それでやっとスタートライン。音楽表現ってのは、そこから始まるって思ってます。それに老眼だから、楽譜の読み間違いなんて日常茶飯だから、なおさら暗譜しないとね。

    >ボサノバは基本2拍子ですので。

     ほぉ、そんな事も知らない私ですよん。勉強になりました。って事は、私が記事の中で書いた譜面は4拍子だから、あの1小節が実は2小節分ってわけですね。了解。

    >ジャズは4ビートのスイング・リズムで3連符が基本で2拍、4拍意識することです。

     ごめんなさい、これは知らなかった上に、分かりません。そうか、ジャズってそうなんだ。

     4ビートってのは、一小節に等間隔で4つ叩くリズムの事ですね。これは分かる。ジャズは三連符が基本というのも、うっすらと分かります。

     しかし、スイング・リズムになると、分かりません。跳ねる系のリズムと言うのは分かりますが、符点四分と八分音符の組み合わせとも違うだろうし、具体的な感じは全然分かりません(私のカラダの中にはスイングのリズムは入ってません)。「2拍4拍を意識」と言っても、「ウラを感じる」って奴だろうけれど、相手は三連符でしょ。三連符のウラってどこ?って感じです。私のアタマの中では自動的に4拍子が12拍子に翻訳されているのだけれど、そのどこにアクセントがあるのか、皆目検討がつきません。

     やっぱ、私には、ジャズは(少なくとも現段階では)無理だな。無理だからやらないというのは、ある意味正解だけれど、無理だからと言ってやらなかったら、いつまで経っても出来る様にはなりません。いつまでも“出来ない子ちゃん”のままというのは、とてもイヤなんですよ、私は。

    >ボサノバのリズムの方が難しいかも。

     脅かさないでくださいよ~。ジャズから撤収して、心が折れているのに、トドメは刺さないでよォ~。

     ああ、裏拍と三連符のない世界に行きたい(ボソッ)。

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