今思うと、少し前までの私は実に元気だったし、前向きにエネルギッシュに日々を過ごしていたと思います。とにかく、1日が24時間では全く足りない…と思い、少しの時間も無駄にせず、時間をやりくりしながら、あれこれ活動をしていたと思います。
声楽とフルートとヴァイオリンを同時期に先生について真剣に学んでいた事があったなんて、信じられません。本業の仕事だって忙しかったのに、それ以外に習い事を3つもやっていたんだよ。それも、自宅練習をしなきゃいけない音楽の趣味なのに(笑)。ほんと、あの頃は、睡眠時間を削りに削って、前向きに生きていたんですよ。
で、ふと気づくと、今の私は、そこまでエネルギッシュな生き方をしていません。言葉を飾って言うと「枯れてきたのかも…?」と思わざるをえません。まあ、単なる老化による体力と気力の減退なんでしょうがね。
今でも1日が24時間では足りないと感じている部分は、以前と同じですが、以前は「あれもこれもやりたいのに、時間が足りない!」と感じていたのに、今では「もっと休みたい。もっとゆっくりしたい。もっと寝ていたい。なのに…もうこんな時間じゃん!」って感じです。
なんか、時間があっという間に過ぎ去っていく感じです。光陰矢の如しなのですよ。
特に気力の減退を強く感じます。ちょっとしたスキマ時間があったら「あれもしたい、これもしたい」と思っていた私なのに、今じゃあ、スキマ時間どころ、何の気力も沸かず、何もしないうちに、ただただ時間だけが過ぎ去ってしまい「あれ? もうこんな時間じゃん」と驚く事が多くなりました。
なんかねえ…生きているのが、ダルく感じるんですよ。面倒くさいんだよね。
だから言って、希死念慮があるわけじゃないですし、死に急いでいるわけでもありません。でもねえ…なんだか、あれもこれも面倒なんだよ。
普通、ここまで気力の減退を感じる人は、ウツではないかと心配されますが、ウツの人は、自分をウツだとは思わないようなので、たぶん私はウツではないのだろうと思います。
じゃあ、なんなのか? と言われると…年を取ったんだろうなあ…って思うわけです。
あと、私の日々の活動が不活発になったのは、妻の病気も関係していると思うのですよ。今、妻は人混みに出る事ができず、体力が低下しているので、疲れるような事ができません。それに付き合っているうちに私も、自然と不活発になり、あれこれ衰えてしまったのではないかと危惧しているわけなのです。
加齢と生活の不活発、この2つが私の気力を減退させ、人生を枯らしているのだろうと思います。
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