発表会等で歌う時は、当然、立位で歌います。レッスンの時も立位です。でも、家で練習する時は、以前は必ず立位で歌っていましたが、最近は疲れている事もあり、椅子に座ったまま…座位で歌ってしまいます。まあ、オペラを演じる時は、常に立って歌っているわけではなく、座ったり寝転んだりした姿勢で歌うのだから、色々な姿勢で歌った方がいいんだ…と自分に言い訳をしています。
そうは言っても、歌は立位で歌った方が結果がいいです。
と言うのも、座位を始め、その他の姿勢で歌うと、若くて体力があれば話は別なのかもしれませんが、この年では、下半身の踏ん張りが効かなくなり、ノド声になりがちです。ノド声は…いけませんね、そういう意味では、どんな姿勢であっても下半身を踏ん張って歌うべきだし、そうでなくてはいけないのです。
下半身を踏ん張って歌うは、別の言い方をするなら「丹田に力を込めて歌う」とも言えるでしょう。とにかく、腹圧を高めて、上半身を楽にして歌うべきなのです。上半身は楽地するけれど、下半身はあまり楽にしてはいけないわけなのです。
そうは言っても、椅子に座っていると、なかなか丹田に力って入らないですよね。だいたい、お腹の脂肪が邪魔で、そんなに姿勢良く座れないし(笑)。
そういえば、私がかつて所属していた市民合唱団はどこも例外なく、練習では座位で歌います。さすがにゲネプロや本番では立位でしたが、普段は座位でした。理由は…長時間の練習時間なのかな? 合唱団って、どこも長時間の練習が当たり前じゃないですか。一回の練習が、短くて2時間、長いところだと半日(6時間)なんてザラだもの。それなのに、参加メンバーの大半は、後期高齢者ばかりですからね。いくら、お元気で達者な方々とは言え、さすがにしんどいわな。そりゃあ、練習中、ずっと立ってろっのは無理ですね。いくら立って歌った方が良いとは言え、無理な事は無理ですよね。だいたい、無理強いをしたら、みんな合唱やめちゃうし…。
だから、市民合唱団の練習では座位での歌唱は仕方ないわけで、そういう環境で歌う人は、座位でもしっかりと腹圧を高めて、ノドを楽にして歌えるように心がけて、自分の声帯を守っていきましょう…ってか、それ以前に私自身が普段から立位で歌わないと…いけないんだよなあ(遠い目)。
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