レモンは黄金柳出目金です。体型は和金で体色はレモン色の出目金です。かなりレアなタイプの金魚です。
そのレモンですが、我が家の水槽にやってきた時から、他の金魚とはうまくいっていませんでした。まあ、体型が他の金魚(他の子は、琉金とかオランダとか丸い金魚です)とは全然違うので、どうやら同じ種類の仲間とは認定されていなかったようで、レモンは金魚とではなく、よく緋ドジョウたちとつるんでいました。
まあ、レモンの体型は、普通の魚の形をしているので、他の金魚たちよりも、むしろ、緋ドジョウたちに似ているしね。体調が短い(半分ぐらい)の緋ドジョウと思えば、そう見えなくもないくらいです。
で、そんなレモンですが、2週間ほど前から、まるでドジョウのように水底でじっとしている事が増えました。水底でじっとしている…ドジョウなら普通のことですが、金魚ってやつは、普通に水の中を泳ぎ回る魚なわけで、水底でじっとしている子というのは、めったにいません。過去には、チョコレートオランダのカエデがよく水底で休んでいましたが、それでも彼女は、必要があれば、普通に泳いでいましたが、レモンは水底で沈んだきり、他の子たちに突っつかれても、なかなか泳ぎません。かなり激しくされて、やっと少しだけ泳ぐような感じで、その動きはまるで緋ドジョウのようなのです。
これが「私は金魚じゃなくて、緋ドジョウなの」って思っていての行動なら心配はないのですが、なんか具合が悪いのかなあ…と飼い主としては心配しています。
何もなければ、いいのですが…。
という記事を書いて、しばらく待っていたら、先日、レモンが泳ぎだしました。
なんだかんだ言って、水底で10日間ほど休んでいたことになります。
で、泳ぎだしてから、よく観察したら、腹部に大きな噛み跡があって、それがだいぶ良くなっていることに気づきました。やっぱり大怪我していたんだね。で、その怪我が治るまで水底でじっとしていたというわけです。更によく見ると、尾ビレも結構ちぎれています。おそらく、食いつかれたのでしょうね。
最近のウチの水槽は“金魚食い”が流行っているのかしら? アカリは尾ビレをほぼ全部食べられてしまったし、ラクは左目を、ナツキは両目を食べられてしまったし…。タンパク質の美味しさに気づいたヤツがいるのかも? そう言えば、タニシもシジミも水槽に入れると、あっというまに食べ尽くされてしまうようになりました。おかげで、水槽の壁面ガラスがきれいになりません。普段から、タンパク質を食べていれば、仲間を仲間と思わずエサだと思ってしまったら、そりゃあ食べるよね。
ううむ。
まあ、何はともあれ、沈んでいたレモンが泳ぎだして、ひとまずよかったね。まだ安定して泳げず、なんかグルグル泳いでいたり、背泳ぎしていたりするけれど、じっと水底に沈んでいるよりはマシだと思うんだ。とにかく、心配はまだあるけれど、ひとまず安心したよ。
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