最近は、カエデの食欲がいや増しています。これがすごいんですよ。
実は、ウチの水槽では、エサねだりは、代々王様の仕事です。しかし、現水槽王であるカエデは、その王様の仕事を、今までずっとサボっていました。
カエデは、もちろん、エサ大好きな金魚ですが、根がおっとりしているせいか、気持ちがおおらかなのか、とにかく、エサねだりという大切な仕事を、今まで、オスNo2のチヅルに任せていました。で、チヅルの働き(?)で水槽にエサが入っても、すぐにはエサ場にはやってこないで、あとからゆっくりとやってきて(王様ですから)残っているエサをガーーっと食べてしまうという事をやってました。そういう意味では、鷹揚といいますか、王者の貫祿と言いましょうか? そんな感じでした。
ところが、ここ湘南地方も秋になって、涼しくなってきた頃から、カエデの様子が変わって来ました。まず、その食欲が激しくなってきました。そのためか、最近では、率先して、エサねだりをやっています。それがまたすごい事になってまして…。
カエデが、普段の居場所を、水槽の奥からエサ投入口に変えました。で、エサ投入口の真下にいて、いつも人間の様子を見つめています。そして、人が水槽に近づくと、全身で存在をアピールしてエサねだりです。すごいですよお~。あのおっとりしたカエデが、まるでサバのよう(分かる人にしか分からない例えでごめんなさい)に動いています。もう、ビッチビッチです、音はたてます、水飛ばします。
人間からすれば「これがあのカエデ?」って感じの変貌です。
人間なら、食欲の秋と言うのは分かります。なにしろ夏は暑いですから、食欲も衰えますし、体力だって消耗します。それが過ごしやすい秋になり、体力の回復の意味もあり、食欲が復活します。
でも、金魚は変温動物です。夏は体温が上昇し活動が活発にあり、エサもたくさん食べます。そういう意味では、食欲の夏なんです。それが秋になり、水温が徐々に下がってくると、活動がドンドン不活発になってきます。食欲も減退します。そういうものです。
なのに、カエデは、真夏はグデーとして、秋になってから、食欲に取りつかれております。そういう意味では人間並な金魚で、なんか変です。おまけにあげたエサも大半を一人で食べちゃうし。ホント、どうしたんでしょうね…でも、かわいいですよ。
そうそう、最近、チヅルがやせてきたような気がします。
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