すでに「ひとこと」には書きましたが、アカネ君が8月4日(月)の日付が変わって間もない頃、星になってしまいました。
死んでしまう少し前まで、元気でピンピンしていました。それが急に動きが悪くなり、転覆してしまい、助けてあげたものの、まもなく静かに息をひきとりました。おそらく心臓発作でも起こしたのでしょうね。外傷はひとつもなく、美しい魚体のまま、あっちの世界に逝ってしまいました。
アカネ君は、我が家に来た、ひさしぶりの男の子で、図鑑に出てくるような美しい金魚でした。繁殖期には大暴れをして、いっぱいベビーも作りました(全滅しましたが)。我が家に来たのは、昨年の9月なので、約一年しか飼ってやれませんでした。今、水槽には弱っている子や病気やケガの子がいて、いつ逝ってしまうか心配している子がいますが、まさか元気いっぱいのアカネ君が先に逝ってしまうとは、夢にも思っていませんでした。
この子が我が家に来た時は、私の親指程度の大きさで、小さくてかわいかったのですが、一年のうちに、とても大きく成長しました。最後のお別れの時は、私の手からはみ出すほどの大きさになってました。一体、どんだけ大きくなったんだい!
よく言うと、水槽の支配者、はっきり言うと暴君であるアカネ君が星になって、約一週間、善くも悪しくも、水槽内の人間関係というか魚関係には、あきらかな変化がありました。どう変わったかというと、みんな、とってもノビノビしてます。いやあ、いかにアカネ君がブイブイ言わせていたかということですね。隅っこに隠れていたカスミさんも、普通に水槽を泳いでいます。いきなり水槽の中が狭くなりました。
今までは食事の時でも、アカネ君が満腹になるまで、誰も食べれなかったし、カスミなんてアカネのそばに寄れなかったから、何度も食いっぱぐれていたけれど、今じゃ食事の時間になると、金魚たちが総出でエサをねだっています。当然、みんな一緒にエサを食べてます。
つまり王様(というよりも暴君)だったわけだよ、アカネ君は。
水槽内の王位継承という話では、サクラ女王の後が、アカネ王だったわけで、さあて、次の王位継承者は誰でしょうか? 妻とは「次はきっと、チヅルだよ」って噂してますが、いやはやはてさて。
夏は金魚の季節ですが、実は金魚には鬼門の季節でもあります。夏に星になる子たちの多いこと多いこと。毎年、注意しているのですが、やはり暑いのは魚にも色々とキビシイのでしょうね。
男の子を飼うのは、本当に難しいです。水槽には、まだ二匹の男の子がいますが、この子たちは、なんとか天寿を全うさせてあげたいです。
[2008年8月10日追記] アカネの写真を貼りました。
コメント
アカネ君が星に…
プロフィールの画像に貼られている金魚ちゃんは
在りし日のアカネ君でしょうか?
それにしても、金魚って大きくなるんですね!
親指ぐらいの大きさから、手のひらからはみ出る程まで…って!
>まきりんさん
プロフィールの素赤琉金は、アカネの前の素赤琉金のアケミです。アケミは先々代の女王様です。
アカネの写真をアップしておきました。
わあ~
お写真のアップありがとうございます。
綺麗なあかね色だったんですね。
男の子って…小さい頃は人間も弱いですよね。
さて…次なる水槽の支配者は…
また、楽しみにしていますね。
>まきりんさん
いえいえ、実はアカネの写真はないと思っていたのですよ。私、金魚の写真ってあまり撮らないものだから(というよりも、金魚の写真って、結構撮影難しいんですよ)。
まきりんさんのコメントで、ちょっとパソコンの中を漁ってみたところ、半年ほど前の写真の中にアカネの写真があったので、アップしてみました。
この頃は、まだ余裕で片手に収まる程度の大きさだったのですし、彼のトレードマークの左目下のホクロも、まだ目立たない程度だったのです。実際、写真だと分かりづらいでしょ。左目の下に赤いホクロががあるんですよ。これが晩年はかなり目立つようになっていきました。泣きボクロのある金魚だったんですよ、アカネ君は。