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歌なんか辞めちまえ!?[8月第2週・通算30週]

体重:101.2kg[+0.3kg:-2.2kg]
体脂肪率:29.4%[-0.3%:-1.1%]
BMI:32.3[+0.1:-0.4]
体脂肪質量:30.6kg[+0.6kg:+-0.0kg]
腹囲:101.0cm[+0.2cm:-5.6cm]
     [先週との差:2008年当初との差]

 数字は以上のとおりです。ううむ、ぜんぜん横ばいですな。本人的には結構頑張って運動しているつもりですが、なかなか運動では効果が出ないみたいですな。

 それはともかく今週は“人間ドック”に行ってきました。メタボ健診付きの人間ドックです。メタボ健診? そう、今年から“デブ検定”が義務化されましたね。なかなか気が重い人間ドックです。

 まあ、誰に言われるでもなく、自分がデブでメタボという名の悪人だという事は自覚してまして、だからこそ、こうやってダイエットをしているわけなんだけれどね。

 人間ドックって、色々と検査をした後、最後にお医者さんの健診ってのがあります。そこで色々注意を受けるわけなんだけれど、今年は診察室に入って席に着くなり、いきなり「アンタは生命保険に入れないよ。社会の迷惑になっているって自覚はあるかね」ときたもんだ。アンタだよ、アンタ。

 出会い頭の一発って奴だな。強烈だったね、ガツーンと効きましたよ。デブの自覚はあるけれど、それが即座に社会の迷惑だという自覚は全くなかったね。

 「アンタがメタボだと、会社にだって色々と迷惑がかかるんだよ。少しは努力くらいしたらどうなんだ。自己責任ってことは知っている? メタボってことは責任能力がないってことなんだヨ!」とキツイ言葉が間髪入れずに続いたよ。

 デブが一定数以上いると、社会保険だっけ、会社の負担分が増えるんだよね。それは知っているし、申し訳ないと思っているサ。これが将来的には、デブ >> 解雇 >> 再就職不可能 >> 家庭崩壊&自殺 と社会の流れが変わっていたら、イヤだなあと思っているさ。人を見かけや体型で差別し、その生活基盤すら奪うような国に日本がなったら悲しいなあとも思っているさ。

 でも、この年で、いきなり頭から、努力してないという前提で叱られるのは、結構つらいぞ。責任能力が無いって決めつけられると、ホントつらいぞ。

 「アンタ、運動はしないの? 運動はサ!」とラフに(笑)尋ねられたから「以前はしてましたけれど、今ははっきり言って運動不足だという自覚はあります」って控えめに答えたサ。

 一応、通勤は徒歩だし、休日だって移動は徒歩(昨日は近所の水族館まで片道3時間歩いたよ)だから、毎日なんだかんだ言って、1~2時間程度は歩いているから、全くの運動不足というわけではないだろうけれど、今はスポーツジムに通っているわけでもなければ、草野球チームに入っているわけでもないし、以前は毎日トレーニングしていたわけだから、それと比べたら、やっぱり運動不足なんだよ。

 「以前はしてた? じゃあ、なんでやめちゃったの! どうせ、続かなかったんでしょ!」 直球ですね。

 「趣味で歌を始めまして、歌の練習に時間が取られて、トレーニングがおろそかになってしまったのです」と正直に答えました。医者に嘘言っても仕方無いしね。

 「歌? ああ、カラオケね。アンタ、カラオケと自分の命とどっちが大切なの。いいかげんにしなさいヨ」ときたもんだ。カラオケじゃなくて声楽なんですけど。いや、仮にカラオケだとしても、それと命を天秤にかけるって発想は、いかがよ。まるで「仕事と私のどっちが大切なの!」って尋ねる、おバカなかわいこちゃんみたいな発想だな。

 お医者さんも、朝から愚にもつかない人間ドックの患者の健診ばっかりやって、いいかげん嫌気が差しているのかもしれないけれど、こっちだって、前日の夕方から飲まず食わずで、いいかげん参っているわけだし、バリウム飲まされて気持ち悪いし、これでニコニコしていろってのはムリだよね。

 「どうせ、ろくに医者にも行ってないんだろ!」と決めつけられちゃいましたので、「M先生が主治医で、毎月健康診断してもらってます」とボソッて言ったら、いやあ、M先生の悪口が始まっちゃッたよ。同業者の悪口って、どういうもんなの?

 後は、心のシャッターを閉めて、先生の言葉は右から左に受け流して、適当にあいづちをして、質問には生返事で通しました。やってらんねえな。これって、いわゆる“パワー・ハラスメント”って奴だよね。医者の立場を利用して、患者をいたぶって、何がおもしろいの?

 ここの病院の先生方は、たしかにいつもイライラしているし、色々と余裕無い事は知っている。基本的に激務だし、休憩だってろくにとれないだろうしサ。それでも患者には常にプロとして接している方ばかりだし、仕事は呆れるくらいきちんとする先生ばかりだから、そういう点では、この病院の事は信頼しているんだけどね。

 たまにハズれもいるってわけだね。去年も同じ様な数値だったけど、去年の先生は、前向きな気持ちになれるように言葉に注意しながら話してくれたよ。あれがプロってもんだろうなあ。『医は仁術』って言葉があるよね。『仁』って『他人に対する優しさ』って意味だよ、知ってますかー>お医者様。

 医者の健診の後に、栄養指導ってのにも呼ばれたよ。何を言われるか分かっているから、今年はパスって事前にお願いしておいたんだけどネ。デブだから強制招集なんだろうね。

 想定の範囲内のことをグダグダ言って下さった後の、最後の最後に「もっと野菜を食べてくださいね」っ言われちゃったよ。「メタボの方って野菜嫌いの方が多いのですけれど、そこは我慢をしても食べてくださいね」だってさ。若い娘が微笑めば、オジサンは何でも言いなりになると思ったら、大間違いだな。

 私、野菜大好きよ。実は毎日、草食動物のような食事をしているんだよ。私の食事は、穀類と豆類と野菜で成り立っているのよ。動物性タンパク質は、チーズとヨーグルトと卵がメインで、それに魚とトリがたまに加わる程度。豚とか牛とかの四つ足は、食べないわけではないけれど、まあ普段は食べない。その事は、事前に提出している栄養指導の紙にもイヤになるくらい、ちゃんと書いたんだけどな。

 ここでもハズレかよ。事前に提出された用紙くらい目を通しておけよ。もっとも、ここの病院の管理栄養士さんって、いつもみなさん、こんな感じだけどね。あんまり想定の範囲内だから、がっかりもしないさ。

 医者と栄養士には疲れることばかりだったけれど、看護婦さんはアタリだったよ。特に採血担当の看護婦さんは、もう神業のような採血技術だったね。私は太っていることもあって、いつも採血の時は苦労させられて、いやな思いばかりしているのだけれど、今回の看護婦さんは、にこやかに談笑しているうちに、痛みもなく、針さして、さっさと血を抜いちゃったよ。プロだね、プロ。これはプロの仕事だね。ほれぼれしました。

 お医者様に言われなくても、いつも心の片隅にはダイエットの事があるさ。うまくいってないことだって自覚している。どうにかしないといけないと言うことだって、身に沁みるほど分かっているつもり。毎日体重計に乗っては反省と自己否定の毎日だよ。そのうち、ダイエットが原因でウツになったりしてね。笑えないジョークだけど。

 「ウツになる」と言える人間はウツにはならないそうだから、まだ、私は大丈夫なんでしょうけれど。

 ふう。好きでデブやっているわけではないのだがら、もう少し優しい目でデブのことを見ていて欲しいと思うのは、甘えなのかなあ…。

 あ、そうそう。今年は肺活量が大減少したんだよ。例年は約6000cc程度あったのに、今年は4000ccちょいだよ。2/3に減ったよ。なんか、病気か? それを先生に質問しようと思ってたのに、「あんた、生命保険入れないよ」だもんな。聞きそびれちまったよ。健診を受けて不安になったから質問したかったのに、そんな質問をさせてくれる間も与えてくれなかったよ。これじゃ、なんのための人間ドックだか! まったく、もう。

コメント

  1. Cecilia より:

    そのお医者さん、ひどい!!
    ひどすぎる!!
    思わず姉の言葉も思い出しましたけれど、まあ姉は医者ではないので許せますが(許せないけれど)・・・。
    うちの姉もこういう言い方するんですよ!
    メタボに関しては全く同じ言い方。
    ついでに言うと専業主婦は世の中の迷惑・・・みたいな言い方。
    自分はとても健康に気をつけているみたいな言い方をするのですが、いつもコンビニ弁当だし、お料理はしてないし(仕事をしていることを言い訳にする)、単にあまり食べてないだけで健康的な生活とは言いがたいのですが・・・。

    実は私も秘かにお仕事に一日数時間行くようになったら体重が減りました。
    一ヶ月ですでに3キロ以上は減りました。
    ただ見かけはあまり変わってないかも。
    健康診断はなるべく遅い時期にしようと思っている私です。(苦笑)

  2. Cecilia より:

    そうそう、この記事には関係ないのですが、一言コメントに関連して・・・。
    私も最近イルカのショーを見ましたよ!
    これがすごかった!
    数年前に須磨の水族館で見たイルカのショーは普通のものでしたが、最近名古屋港水族館に行ったら何と大画面テレビがついていて、潜っているところも同時に見ることができる上、イルカに関してのレクチャーもあるのですね。
    しかもすごいのはお姉さんがイルカと共に演技をすることなんです!
    まるで海のトリトンのようにイルカに乗ってジャンプしたり・・・!
    すごい!
    しかも笑顔を絶やさない!
    あんなスピードで笑顔でいるというのは相当な訓練が必要では・・・と思いました。
    あのスーツはスピード社製だったりして・・・。(笑)

  3. すとん より:

    >Ceciliaさん

     体重が減るのは良いことだけれど、一カ月で3kgとは…大丈夫ですか? 減らしすぎには注意してくださいね。

    >単にあまり食べてないだけで健康的な生活とは言いがたいのですが…。

     あ、思い出したけれど、これはダイエット上、大切なことだよ。私は食べることが大好きだから、ついつい時間になったら食べたり、おいしいものをついつい食べてしまうんだけど、これが敗因だ。

     やせるためには、時間にしばられない食事をしないといけないんだ。つまり「空腹になって我慢できなくなってから食事をする」「空腹でなくなったら(満腹という意味ではなく)食事をやめる」だよ。

     結果、いつも適度に空腹で、食事にかかる時間と費用がうんと減り、ついでに体重もみるみる減ります。その代わり、規則正しい生活は放棄されます(だって食事時間がメチャメチャだもん)し、いつもイライラして周囲に迷惑かけどおしになるけれどね。私はそんな生活をしていたこと、あるよ、それで体重を125kgから80kgまで落としたんだから。

     でも、この生活は、ちょっと無理があるから、少なくとも規則正しい生活(規則正しい生活がおくれないと、音楽の練習はできないからね)をおくれるようにし、運動時間を減らし(て、音楽の時間を増やし)たら、今の体重になりました。

     だから、今の体重だって、けっこう頑張って維持しているつもりよ。私を野放図にしたら、あっと言う間に150kgくらいになるのよ。事実、過去にそれくらいの体型だった時代もあるしサ。

     そんなふうに(自分なりに)頑張っている私だけれど、周囲は誰も認めてくれやしないどころか、無責任な奴だと見なしているわけだ。ま、それが世間って奴だけどサ。

     

  4. すとん より:

    >Ceciliaさん

     最近のイルカショーは、どこもすごいことになっているらしいですよ。

     ちょっと前のイルカショーって、せいぜいが、ジャンプして、陸に上がって挨拶程度で、よくて輪くぐりだとかキャッチボールとかでしたが、最近のイルカは人と絡むのがもう当たり前。その上、音楽に合わせて動きますし、昨日の子たちは、リズムに合わせて「ピーッ」って何度も叫んでましたよ。

     なんか、イルカショーの世界に、革命的なことが起こったに違いないとにらんでます。いわゆる一つの「技術革新」?

     流行っている水族館って、時期をおいて、展示内容も微妙に替えてきますし、ショーの内容も変わります。可能なら、年に数回程度は水族館に行けるといいと思います。少なくとも、動物園よりもダイナミックな場所だと思ってます。

  5. tico より:

    私の友達(男性)もまん丸なんですよ。で、やはり会社からメタボ検診とかいうのを受けされられるそうですが、私が「受けておいて、はいはい、と注意だけ聞いといてほっといたらあかんの?」と聞くと、どれだけ改善できたかということが会社側の努力という結果に反映されるそうで、「はいはい」じゃ済まされないらしいのです。それってきついですね。きついだけじゃなくて、友達のまん丸仲間は「差別だっ!」とおこってるそうですよ。太ってようと痩せてようと自由じゃないかって言ってました。しかもそう簡単に痩せないですしねえ。

    話は違いますが、芝居の世界ではキャラが大切だし、それぞれの味が出ますから、丸い人は空気を柔らかくする存在なんですよね。ギリギリの空気の時に丸い人がセリフを言うとなごみますもんね。そういう演出もできないように一律の体型をした役者ばっかりだとつまらない芝居になりますよ。

    どうなるんでしょう。みんなで反対~~とデモやるかな?あ、お相撲山はメタボ検診は除外なんでしょうねえ。(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウン

  6. すとん より:

    >ticoさん

     いやはや、メタボ健診には困ったものです。確かに世の中、デブだらけになったら、そりゃ色々と困るとは思いますが、そこはそれ、個性の一つ、それがダメなら、一種の障害者として見てほしいなあと思いますが、ダメっすか?

     やせている人が思うよりも、デブがやせるのって大変よ。私のデブ仲間で、ダイエットが原因で死んでしまった人も少なからずいます。“やせる”と言うと、聞こえはいいですが、実態は“身を削る”わけで、“身を削る”には、かなり不健康なことをしないと、身は削れないんだな。

     私も一時期やせたとき、実は心臓がかなりヤバかったんですよ。今は少し太り戻したので、安定してますけれど…。

     お国の考え方なんだろうけれど、デブはダメだけど、タバコ吸いは黙認。アル中も黙認ってのが、ちょっと解せない私です。

  7. たまぁ~~に、こういういい方のお医者さんに当たることがあるんですよ。ただでさえ、お医者さんに行くってのは不安が大きいのに、こんないい方されちゃぁねぇ。

    (しかも私が当たったこーいう先生、産婦人科なんですよ!!不妊かもしれないって不安で来てるのに、「もういらないでしょ」って言われた・・・ヒドイ)

    私もメタボ検診にいかなきゃいけないんですが、どうなることやら。体型はそうでもないけど、メタボかもしれない・・・。

  8. すとん より:

    >ことなりままっちさん

     医者は、技術者である前に、客商売であり、サービス業だという事実を、きちんと自覚してもらいたいと思います。

     こういう困ったちゃんのお医者さんがクローズアップされると、その一方で、身を粉にして働いているお医者さんたちのイメージまで悪くなるような気がして、かわいそうな感じがします。大部分のお医者さんは、プロ意識の高い、立派な方ばかりですからね。

     しかし私の狭い世界の中でも、暴言系の先生は、産婦人科の先生に多いような気がします。産婦人科って基本的に24時間営業の休み無しですから、ストレスも溜まるんでしょうが、それを患者にぶつけてはいけませんな。

  9. たかさん より:

    アハハ、びっくりしました。今(2009/5/2)病院に来て診察待ちなんですが(もちろん病院の外です)、私のダイエットの具合がどうなっているか、心配を紛らわそうと、携帯からすとんさんのブログにアクセスしたら、いきなり人間ドックの話なんですもん。

    ふむふむ、そんなひどいこと言われたのか…医者にも色々いるよなあ、と思っていたら、最後の日付が去年の8月じゃないですか!

    今まで携帯からアクセスした時に、この記事は出て来なかったので、てっきり最近の記事だと思っちゃいました。

    それにしても、なんてタイミングなんでしょう。これで医者から酷いことを言われても笑っていられそうです。

  10. すとん より:

    >たかさん

     いやあ、懐かしい記事にコメントありがとうございます。そうそう、去年の人間ドックではそんなことがあったんですよねえ…今年はどうなんだろう?

     しかし、去年の夏の私は今よりも(微量だけれど)やせていたんだな。あれ、ダイエットしているのに、なぜ増えているのだろうか…? 考えると悲しくなるから、考えないでおくか(笑)。

     それにしても病院で診察待ちですか? 退屈ですね。いくら退屈だからと言って(携帯プレーヤーで)音楽を聞くわけには行きませんよね。雑誌を読むと言っても限界はあるし。大きな病院だと診察待ちが2~3時間なんてのもザラだし。病院に行くのって、ちょっと憂鬱な私です。お大事にしてください。

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