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熱海に行ってきました その5 揚げたての天ぷらには白ワインが合います

 ロープウェイの駅からホテルまでは、海沿いの平らな道をテクテクと歩きました。まあ、それは土地勘があるから出来た事で、一見の観光客だったなら、諦めてバスがやってくるのを待っていたと思います。

 歩きながら、熱海港を見て、海沿いの繁華街のお店を冷やかして、貫一お宮の松で立ち止まり「ああ、あそこの旅館のお風呂に入った事があるよね」と妻と確認したりしました。最近は、元気を取り戻しつつある熱海ですが、それでも多くの旅館やお店がつぶれてしまったのでした。海外旅行が自由化される前は、新婚旅行客で賑わっていた街でした。その後も、社員旅行などの利用でブイブイ言わせていたのですが、今は実に細々とした観光地になってしまいました。

 熱海には外国人の観光客がほとんどいないんだよね。だから、私には居心地の良い街だけれど、外国人がやってこない観光地なんて、今や存在感無しだよね。新幹線だって止まるのに、新幹線が止まらない鎌倉や箱根に負けてますって。

 そんな事を考えながら歩いていました。

 ホテルに戻ったら、まずはお風呂です。その後は夕食まで、のんびりと読書です。

 夕食はホテルのレストランで、いわゆるバイキングを食べました。天ぷらは目の前で揚げてくれるので、その揚げたてを食べます。すき焼きも霜降り肉を目の前でさっと湯掻いて出してくれるので、その出来立てを食べます。ステーキも眼の前で焼いてくれるので、湯気の立った肉をいただきます。寿司は…さすがに料理場で握ったものが出ますが、シャリよりネタの方が大きくて「おおっ」と思いながら食べます(私は貧乏性なのです)。ズワイガニが食べ放題なのですが、私はカニのアレルギーがあるので、それは視界に入れない事にしました。その代わり、酒類が飲み放題なので、白ワインを6杯ほどいただきました。大きめのワイングラスだったので、瓶だと2本弱になってしまうと思います。いつもながら意地汚い私です。前日の駅弁の夕食と比べると、かなり豪華な夕食になりました。まあ、お値段も全然違うのですけれどね。

 夕食後は、眠くなるまで読書です。妻はお風呂は食後のお風呂に行きましたが、私は満腹だとお風呂に行く気になりれません。で、やがて睡魔が襲ってたきたので寝ました。

 翌日、最終日は、前日よりも1時間遅く起きました。前の日の朝食会場混み合っていたので、時間を遅めにした方が、多少でも混雑を回避できると思ったからですが、これは成功でした。

 朝食のバイキングは前日と同じ内容でしたので、また同じような食事を取りました。

 この日はチェックアウトまでする事がなかったので、食後はまたまた、のんびり読書をしていましたが、さすがに最後だと思うと、満腹だったけれど、朝風呂に入ることにしました。で、お風呂に入って、チェックアウトの時間まで、ゆっくりしていました。

 チェックアウトは…10時半です。かなりのんびりとしました。11時の送迎バスに乗って熱海駅に行きました。駅の近くのお土産物屋を冷やかしましたが…なんかもう、嫌になるくらい観光客がたくさんいました。お店も行列が出来るほど繁盛している店と、閑古鳥が鳴いている店の格差がすごいなあと思いました。行列が出来ているような店は、たいてい、ネットで評判になっていたり、テレビで取り上げられたりするような、ちょっと小綺麗な感じの新しい店なんですよね。マーケッティングの腕の差なのでしょうね。私が行きたい店や買い物をしたい店は、たいてい閑古鳥が鳴いています。なので、買い物はスムーズに出来ますが…あと何年お店があるのかしらと…ちょっと心配になります。

 何しろ、ほんの数年、熱海から足が遠のいていただけで、商店街の店がかなり替わってます。それなりに活気があるのは良いことだけれど、昔の熱海を知っている私は、ちょっぴり寂しさを感じちゃいます。実際、私が楽しみにして買っていた塩辛のお店も、数年前に廃業しちゃったわけだし…ねえ。

 商店街をぶらぶらした後は、駅前の足湯に浸かりながら、ハト見物をして、昼食をどこで食べようかという話になるわけですが、食べに行きたい店をいくつもあるのですが、何しろ空腹になりません。ここのところ、三食しっかり食べてきたからなあ…。なので、昼食を食べずに帰ることにしました。まあ、熱海はまた来ればいいので、別にがっつく必要はないですからね。

 そんなわけで、昼過ぎまで駅前でのんびり過ごして、地元に帰ってきました。結局、昼食は地元の駅前の店で、ネギラーメンとチャーハンを食べました。うむ、日常だね。

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