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帯状疱疹日記 その19 ナースじゃなくてスタッフらしい

 入院6日目、11月19日(土)です。世間は週末で休日ですが、入院患者には土曜も日曜も平日も区別はありません。私は昨日と同じ日を暮らすのです。

 朝は激痛というほどではありませんが、やっぱり頭痛で3時頃に一度目が覚めます。ただ、一度目覚めたものの、耐えられないほど痛みではなく、痛みと睡魔では睡魔の方が強かったので、朝の点滴の時間になるまで、二度寝ができました。

 で、点滴のために目覚めたら、激痛に変わっていました。いやあ、痛い痛い。なので、目覚めの一発にロキソプロフェンを決めちゃいました!

 朝の点滴はいつも通りですが、今朝は全部を入れるまでに50分しか掛かりませんでした、早い早い。なにしろ、点滴を終えた段階で、まだロキソプロフェンが効果を発揮していませんでしたから(笑)。

 で、点滴を終えたら、シャワーの予約のために“スタッフステーション”に行きます。かつては“ナースステーション”と呼ばれていた場所ですよ。名称変更はおそらく…看護婦さんは“ナース”なんだろうけれど、看護士さんはナースではないからでしょうね。女性の看護婦さんしかいなければナースでいいのだろうけれど、男性の看護士さんもいるから“スタッフ”という名称になったのだろうなあ…と思いました。だって“Nurse”って“看護婦さん”という意味もあるけれど“乳母”とか“育ての母”って意味もあって、イメージ的に女性を指す言葉だから、ジェンダー的にナースステーションじゃマズいって事なんだろうなあ。

 ベッドにいる時は裸足ですが、スタッフステーションに行く時には靴を履きます。そうです、靴を履くんです。靴じゃないとダメなんです。

 病院内は、スリッパとかサンダルが禁止されているのです。移動の際は必ず靴を履かないといけない事になっています。理由は、スリッパとかサンダルでは転倒しやすいからだそうです。ああ、確かにそうかも…。

 なので、入院の際に室内履きの持ち込みは禁止されているのです。その代わり、来院した時に履いてきた靴のまま、病棟内を移動して良い事になっています。

 でも、スリッパやサンダル…つまり室内履きって気軽に突っかけて出かけられるから便利なんだよね。靴っていちいち掃くので、ちょいと面倒です。それでも私は、いわゆるスリッポン愛用者なので、まだマシです。普通にヒモ靴とか履いてきたら、ほんと面倒だと思いますよ。ましてやブーツとか履いてきたら、たまんねーだろーなあ。私も冬はブーツを愛用するので、もしも入院が冬の時期だったらと思うと、ヤバいヤバいと思いました。
 シャワーの予約を済ませてしばらくすると朝食です。今日の朝食にはふりかけが付いていなかった(なんか悲しい)。

 朝食の時間に、だいたい朝の回診がやってきます。で、先生には「今朝は痛みで目を覚ましました」と伝えたら、手持ちのプレガバリンを今日から倍量飲んでくださいと指示が出ました。プレガバリンは1回の服用につき、現在の3倍量まで飮めるので、気にせず倍量行ってくださいとの事です。まあ、なるべく少ない量で必要な効果が得られれば、それに越したことはないわけですね。

 で、朝食を食べ終わって、一息つく頃、ロキソプロフェンが効いてきます。鎮痛剤が効いて痛みが無くなると…眠くなります。だって、夜中に痛みで目覚めているからね。起きていられたのも痛みがあって、寝る余裕がなかったから…とも言えます。

 なので、朝食を食べた後、頑張ってシャワーを浴びて戻ってくると…眠くて眠くてたまりません。結局、三度寝をしちゃいました。

 看護婦さんが昼食を持ってきた音で目覚めました。ううむ、もう昼食ですか? さっき朝食を食べたばかりなのに…。あまり食欲がありません…が、食べずに放置すると下げられてしまうので頑張って食べました。食べ始めたら…食欲がなくても空腹なので、あっと言う間に食べ終わってしまいます。こんなにガツガツ食べていたら、食事の楽しみなんて無いよね。ほぼ給餌だよ。

 昼食後すぐに先生がやってきて、痛みの確認をします。倍量服用しているプレガバリンの効果を尋ねに来たのだと思います。先生が戻った後、看護婦さんが追加分のプレガバリンを持ってきてくれました。この先はすばらくプレガバリンの倍量服用をしていく事になりそうです。

 治験が終わっちゃったからね。治験の新薬の代用がプレガバリンなんだろうなあ…。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    すとん様、おはようございます、
    大腸がん、ステージ4、余命半年宣告を受けた、
    オペラ座の怪人の怪人、です。

    本日の、入院ネタに関連して、
    私からも入院ネタを1つ。

    昔読んだエッセイで、
    出産直前の妊婦さん(本業漫画家だったかな?)が
    書いたエッセイで、
    女性看護師さんが「ため口」で話しかけてくるのが、
    嫌で嫌で、仕方なかった、と書いてありました。

    で、私も、今朝、ため口で話してくる女性看護師さんに出会い、
    いや~、嫌でしたな~、
    ちっと考えちゃいます、
    「あんた(私のこと)、もうすぐ死ぬのよ。」
    「あんたの死期をコントロールするのは、あたしたち、医者・看護師よ。」
    「『だから』、あたしたち(看護側)は、あんたより身分が上よ。」

    そんなこたあ、考えちゃあ、いないんでしょうけど、
    そういう妄想をしてしまう私でした~。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  2. すとん すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん

     痛くないですか? 痛みは生活の質を大きく下げますから、痛い時は我慢せずに痛み止めをバンバン打ってもらうようにしてください。痛みは自分にしか分かりません。我慢しちゃダメですよ。

     さて、看護婦さんのタメ口ですが…幸い、私はそういうヤカラに出会いませんでした。

     タメ口の看護婦はダメですね。看護なんてサービス業なのに、そのサービスの基本がなってません。顧客に対する敬意が足りないのです。プロ意識が低いですな。

     でも、患者は立場が弱いですからね…。たとえ担当看護婦がヤカラであっても、そこは我慢我慢です。自分が快適に過ごすためには、担当看護婦さんには気持ちよく働いてもらわないといけませんので…。

     入院していると、患者って、ほんと立場が弱いなあ…って思います。なにしろ、生殺与奪の権を病院関係者に委ねちゃっているわけですからね。だからこそ、優しさってヤツが身にしみるんだけれどね。

  3. 如月青 より:

    タメ口と立場の弱さ
    これは医療のみならず福祉関連でも経験しました。「人の世話をする」職業の人って、
    必要以上に相手を「保護対象」と見るために、一種馬鹿にした態度になってしまうことが
    あるようです。

    30代のとき、ある事件に巻き込まれ、ソーシャルワーカー(多分20代)と話す機会があったのですが、タメ口はもちろん、「これはお役所に出す書類だからね。気を付けて失礼な書き方しないようにね」にはカチンときました。
    私はあなたより年上で、しかも10年以上官庁相手に仕事してるんです、と言いたくなりました(言いませんでしたが)。

    かえって警察関係の人のほうが、そこらへんの礼儀は心得ている、と感じました。敬語を使わない刑事さんもいましたが、年齢的に自分の親世代だったし、説教臭い言い方はなかったので、下に見られている、とは思わなかった。

    医療に関しては、我々は向こうより知識や経験が豊富、ということはないので、「弱さ」は隠せないのですが、タメ口にはタメ口、という手はあるように思えます。

  4. すとん すとん より:

    如月青さん

    >「人の世話をする」職業の人って、必要以上に相手を「保護対象」と見るために、一種馬鹿にした態度になってしまうことがあるようです。

     まあ、分かりますが、私に言わせると、そういう態度を取る人は、まだまだ半人前なんだなあ…と思ってます。他者に対する敬意と想像力が足りないのですよ。想像力と言うのは、その人の病院外での姿への想像力です。

     まあ、いわゆる“当たり外れ”というヤツなのかな? 何にせよ、誰にせよ、当たり外れってあるわけで、ハズレの人には当たってほしくないだけですし、自分が逆の立場の時に、がっかりさせたくないと思うのです。

    >タメ口にはタメ口、という手

     いやいや、それって、こちらのメンタルがかなり強くないとできないですって!

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