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私の弱点(2010年3月 フルート編)

 昨日に引き続き、フルートの弱点も書いておきます。後日「あの頃は、こんな事を悩んでいたんだー、なつかしいなあー」と言えるようにするためです(やっぱり自虐)。

 さて始めてみます。
 
 
アルペジオが苦手

 いやー、困った。ほんとに苦手なんですよ。「ドレミファ~」と並んだスケールや、クロマチックの進行ならば、なんとか指もついていくけれど、アルペジオは???になります。私の頭の中には、アルペジオが入っていないんですね。だから「ドレミファソラシドー」はすぐに吹けるけれど「ドミソドミソド~」は「?」って思ってしまって、全然ダメなんですね。

 練習しても、なかなか指が覚えられないです。例えて言うと、階段を一段ずつなら上がれるけれど、一段飛ばしでは足がもつれる…みたいな感じでしょう。

 ちなみにギターだとアルペジオは得意ですが、それは手の動きで覚えているからです。当たり前ですが、ギターの動きとフルートの動きは全く違うので、ギターのテクは応用できません(汗)。

 どうやら、私はフルートを吹く時は、頭の中の五線譜を読んでいるみたいなんです。で、その五線を指の動きに変換して笛を吹く? なんかややこしいですね。

 ま、とにかく、アルペジオは基本技だから、苦手を克服しないとダメだよね。
 
 
第三オクターブ(クロスフィンガー)が苦手

 音はとりあえず出るのだけれど、…未だに第三オクターブは指が迷います。これも努力あるのみなんだろうね。特にイヤなのがEとFとAの三つ。なんか指が混乱しちゃってます。
 
 
早いフレーズは指が追いつかない

 指が追いつかないです。ゆっくりと練習して、少しずつ速くしていくのですが、なんで、速くなるだけで、こんなに難易度ってアップするんでしょうね。特にアルテの速度設定が微妙で困ったものです。例えば、楽譜の速さが126だとすると、120まではすぐにできるようになるんです。でも、そこから、126の速度に上げるのが大変で大変で。実に絶妙な速度設定になっておりますのよ、アルテは。

 だから時折思うのです。笛先生が速度にあまりシビアでなく「ゆっくりな速度であっても、きちんとフルートが吹けて入ればOK」な先生だったら、きっと私は、とっくの昔にアルテ1巻を卒業しているんじゃないかって…。もちろん、仮の話だし、妄想なんだけれど、アルテの規定速度のほんのちょっと前で足踏みと言うのが多くてねえ…。でも、速度も含めての楽譜の指定なんだから、指定された速度で吹けなきゃ意味がないとは、私も思いますし、アルテが進むことよりも、腕前を上げる方が優先事項なので、アルテの進度が遅くなっても、確実に一つ一つの課題曲を仕上げていきたいです。
 
 
ついつい丹田を締めるのを忘れる

 これは癖ですね。ついつい楽をしてしまいます。丹田を閉め忘れると、第三オクターブが出なくなるので、分かりやすいです。「いつも心に太陽を」ではなく「いつも意識は丹田に」って感じ。

フルートを構えがユルイ

 一応、三点支持をしているつもりですが、ダメです。まだ、色々とグラグラします。本当に、中音のドとレのような、全指取り替えの運指でも、フルートが動かないように、しっかりと楽器を保持したいです。
 
 
息の入れすぎ&全般的にピッチがうわずる

 気をつけていないと、ついついフルートに息を入れすぎてしまいます。息を入れすぎると、ピッチが上がる上に、ブレスを頻繁にしないといけないので、よほど気をつけていかないといけません。

 ついつい大きな音を欲して、息を沢山吹き込むですか、まあそれって、自己満足に過ぎないんですよね。フルートなんて、息をたくさん吹き込んでも、わずか少量をしか入れなくても、出てくる音量はほぼ一緒。そんなこと、百も承知の上なのに、ついついやってしまいます。
 
 
読譜が苦手

 これは声楽の問題でもあげたけれど、やっぱり問題です。なにしろ、一生の問題かもしれません。とにかく、音程の方は、毎日少しずつ訓練しているからどうにかなるでしょうがとリズムの方は全然です。もちろん簡単なリズムはOKですが、ちょっと込み入ってくると、音符が見えなくってきます。
 
 
 フルートの方が声楽よりも弱点が少なそうですが、これはあくまでも、フルートの方が、全然初級なので、まだまだ欠点を欠点して把握していないからでしょう。あるいは、声楽の方が難しいのかもしれません。なにしろフルートは、楽器に助けられている部分がたくさんありますから…。ただ、こちらは練習次第で乗り越えられるものばかりなので、一生懸命練習をしていけばいいです。またいずれ、弱点を書き出す日が来るでしょうが、その時は、今ここに書いた欠点は書かずに済む様になりたいです。

コメント

  1. kan-nazuki より:

    こんにちは。まさに私自身の弱点を見ているような感じを受けました。
    みんな似たようなところがやっぱり苦手なのかもしれません。

    分散和音は、苦手だと分かっていながら、ちゃんと克服しようとしていないのが自分でも分かっているのでさらに辛いです。

  2. 紫水 碧 より:

    アルペジオはノリでいくと案外上手くいきますよ。私も後輩に教える時は音符を追わないで流れを読んでと言っています。あと、指を高く上げ過ぎていたり、指に力が入っていると指は回りません。
    私も昔躓いたところなので、色々と研究しましたが、最終的には三点支点をしっかりさせるところに落ち着いたので、構え方とかを見直してみると良いと思いますよ。

  3. すとん より:

    >kan-nazukiさん

     アルペジオ…イヤですよね。私もアルテをやっていなかったら、克服しようなんて思いません。これは、教則本に載っているので、仕方なく取り組んでいる課題です。できれば、避けて通りたいくらいに苦手(汗)です。

     イヤな課題ですが、やらなきゃできるようにならないので、お互い、観念して頑張っていきましょうよ。

  4. すとん より:

    >紫水碧さん

     アルペジオはノリ…たぶんそうなんだと思います。こんなもの、一つ一つの音符を確認しながらの演奏は無理ですし、やってられません。おっしゃるとおりノリなんだと思います。問題は…3オクターブ目ですね。低音域と中音域の運指は規則性もあり、なんとかありますが、高音域は運指が規則正しくないために、ほんと、どうにもなりません。

     指や姿勢のご注意、感謝です。思い当たるものばかりです。やはり最後は三点支持をしっかりさせる事なんですね。さもありなんってところです。あとはやっぱり、ノリでアルペジオが吹けるほどに練習をする、って事なんだと思います。

     がんばろ、でも練習をすれば、必ずできるようになるんだから、頑張っていきましょう。

  5. アリサ より:

    今できないこともあるけど、今ではできることもたくさんあるのではないでしょうか?
    私は、そちらを羅列する方がやる気がでます。

    でも、課題がいっぱいあるのも燃えますね。
    これが天井だと思ったら、つまらないですよね。

  6. すとん より:

    >アリサさん

     な~るほど、できる事を羅列するという方法もありますね。それは私には思いつかない事です。

     と言うのも、私は自分ができる事には、あまり興味がないからです。私の興味は、専ら、できない事や苦手な事であり、できる事や得意な事には興味がないです。

     自分の性格を描写するにも、短所はいくらでも言えるけれど、長所はなかなかあげられません。私って、そういう人です。ちょっと自虐的なところがあるのかもしれません。だから、先生にキリキリしごかれるのは楽しい方だし、宿題を一杯かかえてアタフタするのはうれしい人です。

    >これが天井だと思ったら、つまらないですよね。

     でも実際問題として、この年になると、色々な事で天井を感じますよ。でも私は、たとえ天井が見えたとしても、ならば「天井まで行ってやる」という気持ちになりますね。で、たとえ見えている天井であっても、実際、その天井まで辿り着くのが難しい事、難しい事。なので、天井が見えても見えなくても、がんばっちゃうんですよ。私。

  7. 橘深雪 より:

    私、アルペジオは好きです。
    曲のようじゃないですか?

  8. すとん より:

    >橘さん

     私もアルペジオの魅力は分からないわけじゃないですよ。私、ギターだと、一番得意な奏法がアルペジオだから。どんな曲でもアルペジオで弾いちゃって、ハードロックもバラードにしてしまうオヤジなもんですから、アルペジオが曲のようだというご指摘もよくよく分かる。

     分かるけれど…フルートのアルペジオは難しい。いや、本当に難しいと思う。ギターとかピアノとかのアルペジオとは、難しさの質が違うと思う。

     でもね、フルートでアルペジオが不自由なくできたらカッコいいと思います。特に私は、いずれバスフルートを吹きたいと思っていますが、バスフルートでアルペジオって、すっごくアリな演奏法でしょ。だから、マスターしたいんですが…手ごわいっす。

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