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イル・ディーヴォが3人組になっていました

 イル・ディーヴォと言えば、イギリスを活動のメインに置いている、クラシカル・クロスオーバーのヴォーカル・グループです。構成はテノールが3人、バリトンが1人で、まあ、常設の“3大テノール”グループって奴の鏑矢のようなグループです。私も大好きなグループで、親日的なグループで、よく日本公演をしていたグループです。
 そんなイル・ディーヴォが、最近の日本公演では、メンバー3人でツアーを行っていたという情報が私の耳に届きました。「一体なぜ?」と思って調べてみたら、メンバーの一人、バリトンで、グループのリーダーであるカルロス・マリンが、昨年末にコロナに感染して急死してしまったのだそうです。享年53歳だそうです。
 ううむ、コロナで死ぬには、若すぎるよなあ…。でも、クラシック系の歌手としては、そろそろ引退を考える年齢である事も事実です。
 なので、残ったメンバーはグループの解散か継続かで悩んだそうです。と言うのも、カルロス無しでハモると、グループとしてのヴォーカルイメージがだいぶ変わってしまうのだそうです。まあ、唯一の低声メンバーだもんねえ。そりゃあ大変だよね。おまけに、みんな、それなりの年齢だしね。
 結局、グループを継続する事にして、予定されていたツアーは、バリトンのサポートメンバーを入れて行う事にしたそうです。今後、そのサポートメンバーがグループに加入するかどうかは未定です。でも、バリトン無しでは、ツアーもレコーディングも出来ないよねえ…。
 イル・ディーヴォの時代が終わった…って事なのかもしれません。残念だけれど、仕方ないです。ありがとう、イル・ディーヴォ。さようなら、カルロス・マリン氏。

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