この記事は音大進学を考えているような子たちに向けて書きます。
法学部を卒業すれば弁護士になれる。教育学部を卒業すれば学校の先生になれる。同様に、音大や芸大の音楽部を卒業すれば音楽家になれる。
これは事実です。法学部を卒業せずに弁護士になったり、教育学部を卒業せずに学校の先生になったり、音楽部を卒業せずに音楽家にだってなれるけれど、そのためには、あれこれ遠回りをしたり、余計な苦労などをしていかないといけないので、そのつもりが最初っからあるなら、回り道をせずに、これらの学部に入って勉強するべきです。
さて、問題は、これらの職業に就くには、これらの学部を卒業する事で条件的にかなり有利にはなりますが、これらの学部を卒業したからと言って、全員が当該の職業に就くことができるわけではないという事です。
法学部を卒業しても弁護士になれない人はいるし、教育学部を卒業しても先生になれない人も大勢います。同様に、音楽部を卒業しても音楽家になれない人は大勢います。むしろ、なれない人数で考えれば、法学部を卒業して弁護士になれない人や、教育学部を卒業して先生になれない人よりも、ずっと多いかもしれません。
実際問題、音大を卒業して、職業音楽家になれる人って、ごくごく一部の方だけで、卒業生の多くは、演奏活動のない仕事に就職しています。それでも音楽関係の企業に勤められれば、学生時代の学びも生きるかもしれませんが、ごく一般的な会社に勤めてOLさんになっている人も大勢いるんです。
まあ、それが現実。音楽家になるには音大卒業は有利だけれど、音大卒業しても音楽家になれるわけじゃないのです。
体育大学を卒業して、プロのアスリートになれる人なんて、ごくわずかで、卒業生のほとんどは、一般企業の企業戦士として働くわけで、音大卒も実は似たような感じなのかもしれません。ただ、体育大学に進学する人は、最初っからプロのアスリートになろうなんて考えている人、ほぼいませんが、音大に行く人は夢見がちな人が多いってのが、違う点なのかもしれません。
音楽大学の存在目的は、実はガッコの音楽のセンセの養成なんだよね。音楽のセンセって、都会では余ってますが、地方に行くと不足しています。ですから、都会で音楽のセンセになるのは大変ですが、地方に行けば、さほど苦労せずに就職できますが、なかなか地方に言ってくれる音大卒業生っていないみたいなんですね。都会の子が地方に行くことはまずないし、地方の子も、都会に行ったきり帰ってこないし、地方の学校で勉強した子も、卒業後は都会に行っちゃうし…。
みんな、そんなに都会がいいのかい?
そんな現実だったりします。という訳で「音大を卒業すれば音楽家になれるのか?」という問いに対する答えは「頑張れ!」となるわけです。
あと、世界的に活躍する演奏家(主にソリストですね)は、中学生とか高校生とかの、音大に入学する以前にデビューしている人も大勢います。それを考えると、音大入学よりも、コンクールに入賞して芸能事務所に所属する方が、プロの演奏家になるには近道かもしれません。
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コメント
こんばんは。
>芸能ニュースを楽しんでいる
こちらも芸能ニュース楽しんでいます。最近はインターネットもあるのでメチャ楽しいです。
今回は贈収賄ではなくて領収証の話なので他人様のサイトの引用ですがあまりにも単純です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20191119-00151486/
ドストエフスキーは当時の新聞記事から「罪と罰」を書いたとか。こちらはとても書けません。
失礼しました。
tetsuさん
私が野党の皆さんがダメだなって思うのは、今は「桜を見る会」を追求するのではなく「日米貿易協定」の件で、政府与党を追求すべきなのに、そっちは全くそっちのけと言うか、むしろ「日米貿易協定」を不問して「桜を見る会」を追求している件です…ってか、「日米貿易協定」の件を隠すために「桜を見る会」を取り上げてんじゃねーのって思うんですよ。
だとしたら、野党も与党もグルじゃん。つまり、日本の政治家なんて、みんなダメダメって話だよね。