音楽ブログの定番ネタなんですが「先生に、自分のブログが見つかっちゃったよ、ヤバイヤバイ…」というのがあります。まあ、年に数人がヤバイヤバイと騒ぐくらいに定番ネタですね。
まあ、それだけ先生に内緒でブログを書いている人が大勢いらっしゃるって話なんでしょうね。
私の場合、一番最初のレッスンの時に、先生にブログをやっている事を白状しちゃいますし、ブログに書いてもいいかって許可取りをしています。もちろん、ダメと言われれば書きませんが、今までの先生でダメと言った人はいませんので、老犬ブログは続いています。なので“ブログが先生に見つかった! ヤバイヤバイ”って事にはならないし、なぜ“ヤバイヤバイ”って騒ぐのかが分かりません。
そもそも、先生の許可なくレッスンの話をブログに書いちゃダメでしょ。これは法的にどうのこうのではなく、マナーの問題です。自分の知らないところで、自分の事がネットに書かれていて愉快に思う人なんていないわけで、ブログに書くなら、きちんと書きますと伝えて、先生が読みに来られても大丈夫なように書くべきです。
ブログって誰でも読める媒体なわけで、その“誰でも”の中には、当然、当事者である先生も入るわけで、そういう意味で、きちんと読者を意識しないといけません。なんでも、好き勝手なことを書き散らせばいいってわけにはいかないのが、ブログです。
それなりに気を使って書いていますが、レッスン中に先生から「この事はブログに書かないでね」と釘を刺される事があるし、また「この前のブログに書いた事、削除してもらえないかな?」とお願いされる事もあります。書かないでねと言われた事は書かないし、削除してねと言われたら、即座に削除します。
ブログを読んだ先生から、私の記事に対して「私はそんな事を言ってない」と言われた事もあります。「いやいや、先生、自分ではそう思ってらっしゃらないかもしれないけれど、確かにそういう事をおっしゃってましたよ」と言いかける事もありますが、大抵の場合は素直に「ごめんなさい」と謝って、当該箇所を削除しています。
まあ、ブログを書いていると色々あるし、多くの先生方は私のブログに思う事はあるでしょうが、それでも皆さん、容認してくださっています。
ある先生(指揮者さんです)がおっしゃってくださってましたが、音楽家が音楽で自己表現をするように、ブロガーはブログを書くことで自己表現をしているのだから、それはそれで尊重しないといけないんだよ…とのお言葉をいただいた事があります。ありがたいですよね。なので、私は自分の自己表現としてのブログを書いているんだと意識していますし、それゆえに、無闇に他人を傷つけるのはやめようと思っています。傷つける可能性があるなら、黙っている、書かない、口を閉じる…というのが私のポリシーです。表現って、表現するだけが表現ではなく、表現しない事も表現だと思っているからです。
こう見えて、色々と考えながらブログを書いているんですよ。ふと気づけば、もう12年もブログを書いているんですよね。ああ、ご苦労な事です。
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コメント
すとんさん、こんにちは。
ネットにあまり詳しくなさそうな先生に対しては言っていません。詳しそうな先生についている時は、私はブログに書いているということを言ったことはありますが、全部匿名にしています。と話しています。
団体もアマチュア歌手も声楽教師も共演プロ歌手も沢山存在していますから、実名は一切出していなく、特定はできません。
特定の人を悪く書きすぎた時は、こういう良い面もあってとか、自分にも原因があると思うし、なんて書くこともありますが、これはマナーというよりは自分自身の気持ちの為だったりもします。
ドロシーさん
まあ、ネットに詳しくない人にあれこれ言っても無駄だし、かえって面倒になるでしょうから、言わないのも一つの手です。ただ、人伝で知った時が面倒になるかもしれませんね。
そのためにも人物を特定されないように、記事を書く必要がありますが、問題はこの音楽業界が極めて狭い事です。特定されないように気を使っていても、案外、業界内ではバレバレだったりするみたいです。私の記事も一般人には分からないように書いてますが、業界内では身バレ上等の気分だし、私を教えてくださっている先生方も、業界では顔が広い方々なので、私同様に身バレ上等を引き受けてくださっています。
ネット社会には、匿名なんて無いからね。その気になれば、身元なんてあっという間にバレます。特に音楽家なんて、顔と名前を売ってナンボの商売だからね。顔が広いのが当たり前、無名な音楽家なんて生活出来ないんだから、バレない方が不思議…と私は考えてます。
実際、リアルな場所で見知らぬ人に「すとんさん」と呼びかけられたりして、びっくりした事も何度かあります。いやあ、バレバレじゃん(笑)。
とまあ、身バレ上等で書いてますので、嘘と悪口と思い違いは、なるべく書かないようにしています。