発声に関する目下の最大の注意点、それは何はともあれ「脱力」です。無駄に力が入っていると、柔軟性に欠けてしまい、必要なところを緊張させられなくなってしまい最悪ですね。
まだまだ無駄な力が入っている私ですが、特に目立つのがクチビルとアゴ。特に高音に行こうかな…って感じになると、無意識に、そのあたりに無駄な力が入るようです。
対処法は…鏡を見ながら口もとチェック! 最近はフルートの練習でも自分のフォームをチェックするために、常に鏡出しっぱなしなので、歌の時ももちろん鏡をガン見します。クチビルとかアゴは比較的見やすいところにありますので、力が入れば一発で分かるわけで、そういう意味では矯正がしやすいところです。
なぜ力が入ってしまうのだろうか? やはり「さあ、次は高いぞ…」って思うと身構えるんでしょうね、で、力む。そして無駄なところに力が入って、あっちこっちが塞がって、結局高音が出ない。こんな事ばかりやってます。高音を出すには、上半身は力むのではなく、緩めないといけないのに…。分かっちゃいるけどできません。楽にしていれば出せる高音を、なんか無駄をやって自分でダメにしている。そんな感じです。
脱力ができて、クチビルとかアゴとかの力が抜けたら、あとの注意は「アッチョンブリケ」。それができれば、歌声はイタリアン!
はあ~。
[2008年8月28日追記] 松尾さんが、この記事に対するアドバイスをご自分のブログでしてくださっています。こちらでご覧いただけます。松尾さん、ありがとうございました。
コメント
すとんさんがお勉強になる記事を書いていただくから松尾先生がそれに関連した記事を書いてくださりうれしいです。松尾先生はきちんと言葉で表現してくださるので疑問が解決することが多く記事の更新をいつも心待ちにしている私です。
昔の先生は言葉で表現してくださる方が少なく苦労しましたね。「習うより盗め」みたいな・・・。曲の解釈は生徒の考えを尊重してくださる方だったからよかったけど、例えばハミングが発声のときナニユエ役立つかなどここ最近までわからなかったですよ。(爆)
>あゆみさん
松尾さんは本当にありがたい人だと感謝してます、私。
歌は理屈ではないとは承知してますし、あまり頭でっかちになってはいけませんが、ちょっとしたヒントがあるだけで、だいぶ上達速度が違ってくると思います。松尾さんの記事は読みやすくて分かりやすいので、本当に役立ちます。あとは、それをきちんと読んで理解して実践して自分のものにすること。それが大事ね。真っ暗な道を歩くよりも、ところどころ街灯が点いている道の方が歩きやすいもの。
あとは練習あるのみ。そして間違った方向に行かない様に、きちんと自分の先生にチェックしてもらって軌道修正を常にすること…かな。そこが肝心ね