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日本の夏、フルートの夏、いやいや、高音発声の夏[2008年8月のまとめ]

 去年のお盆の頃は、このブログを立ち上げるために、色々と勉強していました。今年のお盆は…と言うと「フルート購入」で湘南~東京間を行ったり来たりしてました。そう、今年のお盆は“フルートのお盆”でした。それどころか、八月全体を通しても、フルートに始まり、フルートに終わったような、フルート月間だったと思います。

 というわけで、今月をまとめちゃうと、やはり「アゲハ購入の八月」だったような気がします。そういう意味では、うれしくて楽しかった夏です。

 アゲハの購入うんぬんの事は、とても短くまとめきれませんので、カテゴリー「フルート購入顛末記」をご覧ください。

これはおもしろい、保存版かな

スペシャル・ミッション:ゴールド・フルートを吹いてこい! 」にakyさんがつけてくださったコメントの情報が、このまま埋もれさせるには惜しいのくらい有益なので、まとめにサルベージしておきます。

 何かというと、ゴールウェイが手持ちの16本のフルートを順番に吹いていくという奴です。こちらで見れます。とてもおもしろいです。

 ちなみに演奏しているフルートとその演奏順番は以下の通りだそうです。

1 Lois Lot silver 10032
2 Muramatsu silver EX 53320.
3. A.K. Cooper 164 with a Haynes Head
4. Muramatsu all silver 14657
5. Muramatsu Platinum 44755
6. J.Brogger. 18k gold 555 with a Nagahara head.
7. Muramatsu 18k gold 61700
8. A. K. Cooper 18k gold 188 (Berlin Phil flute)
9. Emanuel 18k gold 150
10. A.K.Cooper. 18k gold 197
11. Kanichi Nagahara 20k gold 50
12. Muramatsu 9k gold 64200
13. Muramatsu 14k 38220
14. Kanichi Nagahara 18k gold 518
15. Muramatsu 24k gold 60100
16. Muramatsu 24k gold 55555

 私の感想ですが、いやあ、見事に違いますねえ…。特にゴールウェイには銀は似合わない。銀だとゴールウェイが余っているような感じがします。それはおそらく自分でも分かっているんでしょうね。手持ちのフルートの大半が金というのも、そういう事なんだと思います。

 金のフルート。共通したカラーはあるものの(おそらくそのカラーが金そのものの音色なんでしょうね)、仔細に聴いていく、かなり音色的には違いますね。銀に近い音色のものもあれば、ストレートに金そのものの音色のものもあります。ただし、音色と金の含有量とは関係ないみたいですね。金とは言え、部分的に銀を使っているでしょうし、頭部管のカッティングの違いやその他モロモロもあるでしょうし。

 感心したのは、一本だけあるプラチナ。いやあ、プラチナの音って、金よりも金ぽいですなあ…。勉強になりました。

 ゴールウェイと私、実は同じフルートも吹いてますが、やはり音はかなり違います。これは腕の違いもさることながら、おそらくクチビルとか頭蓋骨の形とか、そのあたりの違いが笛の音色にかなりの影響を与えているのだと思います。つまり笛の音色は笛と演奏者の両方の影響下にあるというわけです。

 そういう意味では、他人の試奏情報は参考にはなりますが、決定打にはなりませんね。実際に自分で直接触って吹いてこないとダメだと思いました。でも、これだけのゴールド・フルートの試奏は、普通できないから、このビデオって、すごく貴重な情報だと思います。

 あ、そうそう。ゴールウェイってムラマツのファンなんですね。16本中8本がムラマツ製(ってことは日本製)でしょ。ま、トッププロが日本製のフルートを使ってくれていると思うと、なんか日本人としてうれしいです(え、偏狭な愛国心だって?)。日本の他のメーカーのフルートも使ってくれると、なおうれしいのだけれど…。ま、こういう事実を知ってしまうと、ムラマツって、やっぱりすげえなあと思います、単純に。

 残念なのは、ゴールウェイはアルタスフルートを使ってないんだ。でも、いいんだもん。それと、ナガハラは社長は日本人だけど、やっぱりアメリカのメーカーとしてカウントすべきなんだろうな。

 がんばれ、アルタス(なんのこっちゃ)。

今月の高音事情

 高音事情と書いても、日々の練習の前の発声練習の話です。発声練習でできても曲に使えるかはまた別問題だし、曲に使えなければ意味ないし…。でも発声練習でできなければ、曲にも使えないというわけで、チマチマ練習しております。

 昨日の記事にも書きましたが、ポイントは脱力だと思ってます。

 私は幸いな(?)なことに、絶対音感がありませんので、今出している音が、何の音なのか、さっぱり皆目検討がつきません。なので、練習で少しずつ音を上げて行って「ああ、今日はここが限界!」と思ったところで、鍵盤を見ると…本当に調子が良いと「シのフラット」くらいまで行ってることがたまにあります。

 シのフラット~? Hi-Cまであとちょっとじゃん! あれ~? こんなところまで来ちゃったよ、って感じなんです。

 でも、そんな時の自分の状態が上手く分析できないので、再現性が乏しいのが悩み。基本は脱力なんですが、全部を全部脱力しているわけではなく、どこかで何か大切なことをしていると思うんだけれど、全く自覚無し。身体のどこがどんなふうになっているのかなあ?

 メインは…背中かな? 背中を絞っているような気がするけれど、だからと言って、そこに意識を集中しちゃうと、胸の響きのないカスカスの声になってしまう。じゃあ、腹筋?なんて思っていると、あんまり影響はない。カスカスな声を避けるために胸に響かせようとすると、とたんに高い声が出なくなる。やっぱり脱力が一番、と脱力メインに行くと、チェンジの付近で声がひっくり返る。

 ううむ、偶然できても、ダメなんだよね。でも、そんな偶然がたまにあるから、その偶然を分析できればいいけど…しない!

 現状としては、たまにシのフラットあたりまで出ちゃうこともある。でも出し方を自覚していないので、ほぼ偶然状態でしかない…といった感じでしょうか。でも、それでいいやと、今は思ってます。

 ま、つまり、わけ分からない状態なんですが、それを無理に分かろうとせずに、何とか身体がいいやり方を自然と見つけるのを根気よく待つつもりです。でないと、私はすぐに頭でっかちになって、迷宮の森に入ってしまうからね、ご用心。

 なあんて迷っていたら、松尾さんからグッドなアドバイスが…。アドバイスの内容はこちら。ああ、こういう仕組みなのね。仕組みが分かれば、あとは実践のみ。その実践が難しい…。けれど、時間はたっぷりあるから、あせらない、あせらない。一歩ずつ着実に前に進みましょう。

 とにかく今月の高音事情は、発声練習に限れば「調子がいいとなぜか『シのフラット』まで出てしまうけれど、普段は「ラ」が出るかな?どうかな?」ってところでしょうね。

フルートのサビは、白または黒

 フルートってサビると、奏者の体質によって、黒くサビたり、白くサビたりするようですが、私の場合は…という話です。

 アゲハを買って帰って、最初に吹いた時、すでにリッププレートに白い曇りが付いてしまいました。私はこれを“汚れ”と思って、クロスでゴシゴシこすったのですが、全然落ちないのですよ。それで先日、禁断の“シルバークロス”を導入して、こすったところ、その白い曇りの下から黒ずみが出てきました! こすり続けるとクロス真っ黒。で、黒いのが取れると、リッププレートはピカピカ…。

 つまり、使用初日でサビをつけてしまった私です(笑)。チャイナ娘にも同じような汚れが付いているので、おそらく同じサビでしょうね(って事は、チャイナ娘はリッププレートは銀製ってことだ)。私はどうやら「黒サビの上に白サビを重ねる二重サビ」体質の人間のようです。こりゃ、困ったね(大笑)。

今月の検索フレーズ トップ10

 先月は検索ワードで見ましたが、今月は検索フレーズで調べてみました。フレーズ? まあ、どんなワードの組み合わせで検索されているかってことです。

1 老いた犬
2 フルート
3 キング先生 アクート
4 にゅうおいらんず
5 フルート
6 スコアメーカー
7 フルート 買
7 フルート ブログ
9 ベーゼンドルファー
9 声楽 アクート レッスン
9 フルートとヴァイオリン 両方やっている人
9 吹奏楽 フルート 音 うわずる
9 フルート 高音
9 日本ベーゼンドルファー

 いやあ、圧倒的にフルート系の用語で検索されています。つまりこれは、ここのブログが「フルートブログ」として売り出し中って事なんでしょうね。確かに、フルート教室入門前後の話とか、新しいフルートを購入するとか、私もそろそろフルートを始めようかなあ…なんて考えている人には、バッチグーな話があるものね。納得。

 一方、声楽系が読者数ではフルート系を上回っているにも関わらず、検索フレーズが少なめなのは、常連さんが固まってきたということなので、これはこれでうれしいです。しかし声楽系の検索ワードはやっぱり「アクート」なんですね。皆さん、高音には興味がおありなんですね。分かる、分かる。

 それにしても「スコアメーカー」と「ベーゼンドルファー」は今だに人気ありますね。このブログの隠れたヒット商品だったりします(笑)。あと「にゅうおいらんず」で検索されてますね。みなさん、にゅうおいらんずがお好きなのね。私も好きです。中年の星だよ、彼らは。五十の手習い、ばんざい!

今月の金魚

 水槽の世界のできごとも月ごとにまとめておくと、後で検索する時に便利かなと思って、メモ程度に書くことにしました。

 今月は…

アカネ君 星になる 2008年8月4日(月)
ハズキさん ご入居 2008年8月6日(水)
エビさん(5尾) ご入居 2008年8月6日(水) 
タニシさん(40体) ご入居 2008年8月7日(木)
カミキリ君 星になる 2008年8月23日(土)おまけ
カスミさん 入院 2008年8月25日(月)~

今月のお気に入り

 今月はお気に入りは、アゲハを除くと、サングラスかな? 去年の今頃、ユニクロで買った安い偏光レンズのスポーツタイプのサングラスなんだけれど、これがとてもいいのよ。ウォーキングする時の必携品です。サングラスも色々と試しましたが、偏光レンズはいいですね。まぶしさを防いでくれる割には、視界はそれほど暗くならないし、相手からも目が見えるので、そんなに怖がられない。欠点は、iPODの画面が見えないことくらいかな? 液晶の光は偏光レンズだとカットされてしまうのが難点ですわ。

 というわけで、来月もよろしくお願いします。フルート系の記事は、まだまだアゲハ購入関係の話題が続くと思います。

コメント

  1. えむ より:

    はじめまして。
    今年の夏は、たまたま「フルート ブログ」で検索、すとんさんのブログにたどり着き、
    1日がこのページから始まったと言っても過言ではありません。楽しかった!
    私はボサノヴァが吹きたくてフルート始めましたが、現在激しく頓挫中…。
    なので、すとんさんと笛先生のレッスンもとても気になって読ませて頂いております。
    そして私のフルートもアルタス。1207、未だ猫に小判状態ですけれど。

  2. すとん より:

    >えむさん、はじめまして。

     ボサノヴァ志望ですか…。ウチの笛先生が聞いたら大喜びですよ、きっと。

     私は、先日のレッスンで何気に「イパネマ…」とつぶやいてみたのですが、軽くスルーされました。もしかしたら聞こえなかったのかもしれないけれど、アルテの第3課終了程度じゃ、まだまだお呼びではないので、へっちゃらですけれどね。

     負けないぞ…。次のレッスンでも何気につぶやいてみるつもりです。

     アルタスの1207。いい笛ですよね。私が購入する予定だったフルートです。すごくきれいで深くて明るい音がする笛ですね。おまけに、アゲハほどツンデレ(笑)じゃなくて、割りと素直な性格の笛だし…。お互いの愛笛をかわいがって、毎日吹いてあげましょう。

     私もがんばるぞ。

  3. あゆみ より:

    仕事の合間に携帯からコメです。
    ムラマツはドイツ派で評価が高いからゴ-ルウェイが好むのもわかりますよ。私はゴ-ルウェイはあまり好きというわけじゃないですがうちの先生はゴ-ルウェイ大好き、ムラマツ大好き・・・ドイツ派の力強さが好みなんじゃないでしょうか?(そのくせランパルに習いに行った変わった奴です。奴というのは友達なので)
    なので私がアルタス買ったのでびっくりしていました。以前の生徒さんがアルタス持っててあまりよくなかったとのことでした。まあ奏者と楽器の相性は様々だということでしょう。来週先生に私の楽器で吹いてくれと言ってあります。
    私はたまたまフル-トをやってる友達(この兄がソリストで活躍してる)に勧められ別にこの楽器が好きでも何でもないのに付き合いで始めました。本当は弦が習いたかったのですが。習う以上はある程度上手くなりたいと頑張りましたね。
    どんな楽器でもそうですがある程度までは練習時間に比例(?)して上達するものですがいつかは頭打ちが来ますよね。頭打ちということがわからない人はわからないでしょうが・・・。だっていくら猛練習しても工藤氏みたいにはなれないでしょう。趣味と友達付き合いのフル-トなので頭打ちになるまで頑張ろうかなと思います。
    頭打ちになれば好きな曲を好きな時に吹くくらいで楽器にもレッスンにも投資しないつもりです。だって練習時間を捻出するのが大変なのですよ。

  4. すとん より:

    >あゆみさん

     フルートには、ドイツ派とフランス派があることは薄々勘づいていましたが、ゴールウェイはドイツ派ですか。あ、ベルリンフィルだもんな。

     あゆみさんの記事の文脈で行くと…アルタスもドイツ派に属するのでしょうか? ミニ・ムラマツみたいな感じ? それともフランス派? ドイツ派はモーツァルトを吹いて、フランス派はドビュッシーを吹くとか? ううむ、アルタスの音色はモーツァルトよりもドビュッシー向きのような気がするなあ…。

     それにしても、フルートの与太話としては、ドイツ派・フランス派というのも、おもしろい切り口ですね。

     さらに言うと、現役の元気なフルートメーカーって、日本とアメリカに多いのに、ジャパン派とかアメリカ派がないのも、おもしろいですね。演奏技術と製造技術って関係ありそうだけれどね。

     頭打ちの件は納得。私も同じ感じかな? とにかく頭が壁にぶつかるまでは、歌にしても、笛にしても、一生懸命やってみようと思ってます、。なにしろ私の場合は、スタート地点がとても低くて伸び代がたっぷりあるので、歌も笛も、まだまだたくさん楽しめそうなんです。

     あ、あゆみさんの先生のアルタス評は、私も知りたいです

  5. あゆみ より:

    爆笑。来週土曜日先生にアルタス吹かせますのでこうご期待!
    フランス派・ドイツ派って漠然と区別してますがアルタスがフランス派ア-ティストからはどう思われているかはわかりませんが明るくエレガントな音色(=女性的というかなんというか)だからフランス派っぽいです。(個人的意見ですが)
    フル-トという楽器にもっと力強い男性的な響きを求める人多いです。(うちの先生みたいに)
    ガロワとゴ-ルウェイを聞き比べてみると派閥がわかるかな-??

  6. すとん より:

    >あゆみさん

     ああ、ガロワ…! 実は私、ガロワ、ラブです。 彼のあのフルートの音色、私の一つの理想なんですよ。ネットでは皆さん、ゴールウェイが…とか、ランパルが…とか、ニコレが…とか、パユが…とか、の発言が多くて、なんとなく肩身が狭くてね…。

     おまけにね、私がガロワを知ったのは、2000円で70曲入りの大廉価盤だから(今ではそれ以外にも、パガニーニの「24のカプリース」の編曲版を持ってますが…)。叩き売りの廉価盤のフルート奏者として知ったわけで、ガロワに罪はないけれど、何となく言い出しにくくって…。でもね、私は彼のあの、甘~い音色が大好きなのよ。顔がイケメンなのは、ちょっとアレだけど(笑)。

     アルタスの音色が女性的というのも、なんとなく納得。私もアルタスの音色には男性的なイメージ持てませんから(笑)。私の中のフルートの位置づけって、リリックなソプラノ歌手なんですよ。そんな私のチョイスがアルタスフルートなんだから、明るくエレガントと言えば、そりゃそうでしょう、って感じです。ムラマツのフルートは…私の中ではリリコ・スピント系のソプラノ歌手なんだけれど、男性的と言われると、そんな気もするなあ…。

     ということは、ガロワが好きで、アルタスを使う私は、フランス系ってことで! 今日から私はフランス系フルーティストを目指しましょう、と、そう決めました(大笑)。

  7. 通りすがり より:

    アルタスの何とまではわかりませんでしたが、きっとアルタス
    なんじゃないかな…、となんとなく思っていたので、ちょっと当たってちょっと嬉しかったです。

    アゲハって、どこからつけたんですか?揚羽蝶のイメージ?そうすると華やかなお嬢さんなんでしょうね。フランス系だし。

    フルートネタは顛末記に限らず毎回楽しくて、続きを楽しみにしながら読ませていただいてます♪
    またおもしろいこと書いてくださいね。

  8. あゆみ より:

    がんばれ、フランス派!

    私もガロワのそのCDは習い始めの時先生から借りました。甘美な音に「ガロワっていいねー」とメルしたら一言「でも軽いよ!」と返事。先生がアルタスを「ちょっと違うな」と思うのがわかりますよ。この辺の音の好みは各人それぞれでしょうね。
    ひょっとすると私ももっと上達すると今のフルートは低音に深みがないなんて言い出すかも・・・。高音とのバランスもあり言葉ではうまく表現できないけど、そう思うようになればやはり買換えでしょう。千住さんのバイオリンの音をフルートに置き換えたら私の音の理想です。

    ガロワが軽いか?はこのCDしか聞いてないので判断できません。古典派ソナタなどしっかり構成しないと曲にならないものを吹いたものがあればと思いますが、このCDでは確かに軽い。これだけ甘い音を出す人だからガチガチな構成の曲作りをしても一つの世界が作れると思います。美音が目立ってしまうので変に軽く見られてるところもあると思います。

  9. すとん より:

    >通りすがりさん

     アルタスとは見抜かれていましたか。それはそれは、どうもどうも。

     アゲハの名前の由来は、やはり音色からのイメージです。この娘の音を聞いた時「むむ、蝶だな…それもかなり大きい奴…、うん、アゲハだな」って感じです。今度の娘は日本生まれなので、和風な名前にしたかったというのもあって、割と簡単に命名しちゃいました。

     自分では、うまく命名できたと思ってます。実際に「アゲハ」ってイメージの音色なんです。もう今では、他の名前が考えつかないくらいぴったりです。

     ちなみにアゲハ蝶って、ウチの近所じゃありふれた蝶々です。一日に一回は必ず見るくらいポピュラー(むしろモンシロ蝶の方が珍しい)なのです。カナブンと同じくらいありふれている虫かな? 柑橘系の樹木が生えていると、アゲハチョウって元気に生活するんですね。ま、ウチの近所は暖かいから(笑)。

  10. すとん より:

    >あゆみさん

     先のコメントにも書きましたが、ガロワの「24のカプリース」を持ってます。古典派ソナタではありませんが、ポピュラー名曲でもありません。ガロワ自身の編曲だそうです。

     このカプリースでのガロワの音は、特に軽いというイメージではありません。もっとも迫力ある音かと言われるとノーですね。でもよく歌ってます。笛の音というよりも鳥の声って感じかな? 大型の鳥が美しい声で歌っているような感じです。それにしても、この人、たくさんの音色を持っていますよ。フルートから実に多彩な色の音を引き出してます。おそらく、美音はこの人が持っている色の一つなんでしょうね。廉価盤の名曲集だけで力を測ったらかわいそうです。

     24のカプリースに関して言えば、力強さよりも鮮やかさと巧みさを狙った演奏のような気がします。

     人は成長してゆきますから、当然好みも変わります。今のフルートが物足りなくなったら、それはきっとあゆみさんが成長したからでしょう。うれしいことではありませんか。その時は、さらにご自身にぴったりな笛をチョイスしてください。でも、その時までは、アルタスさんを可愛がってください。

     それにしても千住さんのバイオリンの音が理想のフルート音とは、理想が高いですね。

  11. あゆみ より:

    遅ればせながら今日このリンクのゴールウェイを聞きました。

    私が思うにゴールウェイのCDの録音はムラマツでよくやってるのではないか?と思いますが・・・いかがでしょう?

  12. すとん より:

    >あゆみさん

     いやあ、あゆみさんがそうおっしゃるものだから、耳をそばだてて聞いてしまいました、例のユーチューブのビデオ。

     一応、比較対象として私がチョイスしたCDはゴールウェイの「プレイズ・マルコム・アーノルド」というアルバム。手元にあるゴールウェイの演奏で一番新しいのはこれだから。

     ううむ、はっきりとは言えないけれど、少なくとも「プレイズ~」の音は、ビデオの一番最後かその前のフルートの音のような気がする。まあ、どっちもムラマツ24Kだそうですが…。とすると、たぶんゴールウェイは10年ほど前は、ムラマツの24Kを使っていたのかなあ…。でもその頃はムラマツ24Kって、あったのかしら?

     実際にゴールウェイがレコーディングの時にどの笛を使っていたのから、おそらくデータとして、どこかに残っているんでしょうね。ゴールウェイがお好きな方なら知っているでしょうね。もし、知っている方がいらっしゃましたら、教えてくださいませ。

     しかし、ゴールウェイは、少なくともロイ・ロットは使ってませんな。いやいや、それどころか、彼は総銀フルートは使わない人なのかな? ゴールウェイの笛の音は、どれもこれも(少なくとも私が知っている範囲では)ゴールドの音がしますね。ゴール・ウェイだから、ゴール・ド? はは、オヤジギャグだね。

     しかし、改めてこのビデオを聞いてみると、フルートって、本当に一本一本違う音がするねえ…。いやいや、個性的な楽器だね、フルートは。

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