衆議院が解散され、まだ公示前だと言うのに、あれよあれよという間に、事実的に、選挙戦が始まり、あっけなく民進党が解党してしまいました。日本をダメにした民主党の直系の政党が無くなってしまったため、あそこに集まっていた、反日で売国な政治家たちが見えづらくなったような印象があります。彼らは一体、どこから立候補するのでしょうか? やっぱり“無所属”という党から出馬するのかな?。でも無所属じゃ、お金も人手もまかないきれない人も大勢いるでしょうね。それとも、今流行りの“希望の党”から出てくるのかしら? でも希望の党って、基本的に保守系の政党だよねえ? まさか、今更、共産党とか社民党に行く…わけはないよね。だって、それじゃあ落選確実だもの。
アベ政権を確実に終わらせなきゃいけない!…なんて言っている人たちは、どうするつもりなのでしょうね。
教えられない師匠
街の音楽教師と呼ばれる人には、色々な人がいます。先日もこのテーマで書いたばかりだけれど、前回とは違う切り口で考えた時に、おそらく本当にたくさんいるのが「生徒を伸ばしたくても伸ばせない」あるいは「弟子の欠点は分かるんだけれど、どう伸ばしていったらよいのか分からない」という、師匠としてダメダメな音楽教師が多数いらっしゃるという事です。
器楽の先生に関しては、教則本に従って教えればいいので、そこまでの先生は珍しいのですが、声楽のように、教則本などの無い世界では、その先生に教える能力が不足していて、生徒を伸ばす事の出来ない先生って、多いんですよ。
名選手必ずしも名監督ならず…ですし、ましてや名選手でもない無名の選手が名監督になるのは至難な技であって、自分がプレイできる事と、選手を指導しチームを勝利に導いく事は、全くの別能力なわけです。
音大で歌を習って、素人よりも少しぐらい上手く歌える程度の人間が、他人様に歌を教えられると思う方が間違っています。歌える事と教える事には、天と地ほどの違いがあるわけです。いや、全くの別能力だと断言できます。
他人に教えるってのは…本当はすごく難しい事なんです。歌を教えるなら、歌の能力よりも教える能力の方が特化してないとダメなんです。分かりやすく言うなら、歌しか歌えない人間に歌を習うよりも、歌えないけれど歌の事はよく勉強している人間…例えばピアニストさん(つまりコレペティさん)…に歌を習った方が、100万倍マシです。
やたらと威張り散らす先生なんて、自分が無力な事を知っているからこそ、それを隠そうとして、上から目線になったり、「まだあなたには早い」とか言って教える事から逃げていたり…するんじゃないのって勘ぐりたくもなりますよね。
こちとら、命の次に大切なお金と時間を費やして歌を習っているんだから、ちゃんと教えろよ…と啖呵をきりたく気持ち…私も以前は持っていました。先生について習っているのだから、自分が成長している、上達しているという、自覚が欲しいんだよね。
何のために音楽大学を卒業するのか?
我が国ではクラシック音楽というのは、あまり人気がありません。従って、その演奏家と言われる人々は、たくさんは要りません。年間200名弱の演奏家が誕生すれば、現状維持できるでしょうから、演奏家養成が目的ならば、音楽大学は、日本国に一つあれば十分です。
でも、音楽大学のみならず、音楽を専門に学ぶ事が出来る大学は、一つどころか、我が国にはたくさんあり、毎年数万人もの“音大卒業生”を輩出しています。
と言うのも、いわゆる○○音楽大学という学校は、私立学校を中心に、日本には約10校ほどあります(きちんと数えたわけじゃないから、間違っていたらごめんね)。国立大学ならば、教育系および芸術系の大学には、大抵、音楽専攻があり、たくさんの生徒さんたちが学んでいます。私立の総合大学にも、音楽専攻のある大学がたくさんあります。短期大学にも音楽専攻はあるわけだし、それら全部を数えたら…100校以上の大学で音楽を専門に学ぶ事ができるわけです。卒業生も、ざっと数えるだけで、毎年数万人ずつ輩出される計算になります。
音楽演奏家なんて、200名弱もいればいいのに、なぜ毎年数万人もの音楽大学(およびそれに準拠する大学)の卒業生を輩出するのでしょうか? これほど、需要と供給がかけ離れている以上、少なくとも、音楽大学は、音楽演奏家だけを養成しているわけではない…というか、音楽演奏家養成はおまけで、本来の目的は別にあると考えるべきでしょう。
では、それだけの卒業生たちは何のためにいるのか? 第一の目的は…学校の音楽教師の養成のためでしょうね。中学高校の音楽の先生たちを作ること、これが音大の第一目的でしょう。私はそう思います。
もっとも、音楽演奏家に何万人も要らないように、音楽の先生だって、毎年万単位の新任教師は要りません。結局、余った(失礼)人材は、一般企業に就職するわけで、何のために音楽大学に行ったんですか?みたいな話になってしまいます。
そう考えると、一昔前によく聞いた「花嫁修業の一環として、音大に行きました(はぁと)」なんてのも、立派な進学理由に思えます。
それにしても、毎年何万人もの音大卒業生を輩出している日本という国は、実に平和で豊かな国なんだなって思います。(別に皮肉っているわけでも、ディスっているわけでもないので、誤解しちゃ嫌だよ)
今月のお気に入り Apple iPad
以下のリンクは…たぶん最新型だと思う。
AppleのiPad。いわゆるタブレットってヤツです。私、ホント、お気に入りです。私もお気に入りですが、最近は妻もiPadを購入し、夫婦して愛用しています。
別にAndroidタブレットやWindowsタブレットがダメというのではなく、私的に愛用しているのがiPadなので、iPadがお気に入りなのです(仕事でWindowsタブレットを使用していますが、あれはあくまでも仕事の道具であって、愛用品ってのとは、私の場合、違います)。
我々夫婦が使っているのは、いわゆるWi-Fiモデルってヤツです。電話回線の契約をしていないので、ランニングコストがほとんどかかりません。家庭で使用する時は、自動でWi-Fiルーターに接続するので、問題はなく、出先で使う時は、たいていiPhoneを持っていますので、iPhoneに接続して使用する(いわゆる、デザリング)ので、これまた特に問題ありません。
いやあ、便利便利。私はiPadにキーボードを接続しないので、文章を書く事はしませんが、それ以外では、携帯性の良さもあり、便利に使ってます。
主に使うのは、電子書籍のリーダーとしてですが、最近はなんとなく、AbemaTVでアニメをザッピングしながら“ながら見”をしています。後は、出先のネットサーフィン(言葉が古くてごめん)かな? そうそう、YouTubeを見るときも、iPadなら寝っ転がって見られるので、これも便利です。タブレットって、本当の意味での“持ち運べるパソコン”なんだと思います。
今月の金魚
夏は無事に越えましたが、怪我をしている子が若干います。まあ、大した怪我ではありませんので、そのうち記事に書きたいと思ってます。
今月のひとこと
「バカは死ななきゃ治らない」という言葉があります。ほんと、誰かがミサイルに当って死なないと分かんないんだと思うんだよね。平和ボケってのは死に至る病だな。話し合いも、制裁も、何の役にもたっていないのに…。世界には警察もいなければ、正義の味方もいなくて、自分の身は自分で守らないといけないのに…いや、子孫の居場所は今のオトナたちが守らないといけないのに…ね。憲法9条とやらが、ミサイルを止めてくれればいいのだが、憲法9条なんて、何の役にも立たない無用の戯言だってのが、まだ分かんないのかね。(2017年8月30日~9月5日)
いよいよやるのかな…。争い事の無い世の中の方が良いに決まっているけれど、目立ちたがり屋でやんちゃな首領様がいる限り、そんな甘いことも言ってられいわな。リアルな危機に対しては憲法9条なんて、何の役にも立たないじゃん。専守防衛? ミサイル攻撃の前に意味無いよね。今から法改正して予算もつけて…間に合わないよ。だから、以前から、きちんと憲法論議をして、国防について、ちゃんと決めておかなきゃいけなかったのに。ざまあみろ…と笑っている連中の顔が浮かびます。陳腐な復讐劇だけれど、まんまと、そんな手に引っかかっている日本人って、ほんと、お人好しのおバカちゃんだよな。(2017年9月5~14日)
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会という機関が「取るに足らない日本列島の4つの島を核爆弾で海中に沈めるべきだ。日本はもはや、われわれの近くに置いておく存在ではない」という報道官声明を発表したそうな。つまり、北朝鮮という国が「日本生意気だから、ミサイル打ち込んで全滅さしたる」と言っているようなわけです。ふーん、それは怖い(棒読み)。それを受けて、日本でも一部の人たちが「ミサイル怖い」「核爆弾怖い」とパニクっているそうな。ふーん、そりゃあ大変だ(棒読み)。北朝鮮が日本にミサイルを打ち込まないようにする方法は、実は簡単なんだな。日本が核武装をすればいいんだよ。そうすれば、北朝鮮は絶対に日本にミサイルを落としません。国際社会なんて、そんなモンです。核爆弾さえあれば、日本の場合は、ミサイルすら不要です。爆撃機が理想だけれど、そんなモンは日本にはないので、軍用ヘリとかオスプレイに核爆弾積んで飛んでいけばいいんです。だから、必要なのは(小型であってもいいので)核爆弾だけです。ちゃっちゃっと核爆弾作って「我が国も核を持ったよ」と北朝鮮に言っちゃえば、それで安心安全なんだな。日本が核を持っても、他国は(たぶん中国と韓国以外は)文句言わないし…。ミサイル怖い怖いと泣いているくらいなら、核武装を真剣に考えてもいいんじゃないの?(2017年9月14~19日)
なんかねー、最近、あれこれツイてないんです。あまりに小ネタ過ぎてブログに書くほどでもないのだけれど、なんかプチ不幸な日々が続いてます。なんかなー。(2017年9月19~25日)
今更だけど、TEPPEN見ました。9マス将棋、面白い…は横に置いて、ピアノ勝負からミスタッチ減点が無くなったのは喜ばしいです。別にミスタッチの多さと音楽的に素晴らしいかどうかは、全くの別モンだし、クラシックならともかく、ポップス演奏には基本的にミスタッチは無いからね。それはそれとして、今回思ったのは、演奏者の力量ではなく、アレンジの良し悪しで勝負が決まった感があって、ちょっぴり演奏者たちが可哀想でした。自分でアレンジをしている人は、まあいいとして、局側から楽譜をもらった人は、納得いかないんじゃないかな? 「これだけ難しい楽譜を弾きこなしたのに予選落ち~?」って感じになったんじゃないかな? でも、演奏が難しい事と、アレンジが良い事は、全く関係ないからなあ…。(2017年9月25~29日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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コメント
こんにちは。
> コレペティ
リヒテルが元コレペティで珍しいオペラの細かい部分までメチャ詳しかったというのをどこかで読んだ記憶がありますが、コレペティ(ドイツ語ではコレペティートル?)さんという方に実際にお会いしたことありません。今ググったらフルトヴェングラー、カラヤン、ショルティもコレペティやっていたとか。指揮者はピアノで全体把握していないとどうにもならないというのは何となくわかります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%9A%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB
失礼しました。
tetsuさん
コレペティさんは、確かに若い指揮者が修行を兼ねてやるケースもありますが、日本では、ピアニストさんの一種という人の方が多いかも。つまり、ピアニストにも色々な専門職があって、我々が普通に思い描くような、リサイタル等でピアノ曲をソロで演奏する事を生業とする人もいますが、その他のピアノ仕事を生業とされるピアニストさんもたくさんいらっしゃって、その中にコレペティさんもいらっしゃるって感じです。
ちなみに、Y門下での発表会とか演奏会とかは、Y先生が伴奏ピアニストさんとして、必ずコレペティさんをメインのお仕事にしているピアニストさんにお願いしています。なんでも、通常のピアノ曲と、オペラのピアノ伴奏では、ピアノの奏法が全然違うそうで、普通にピアノの勉強しかされていない方では、とても演奏できるものではないからだそうです。
あと、ウチの近所(というほどの近所でもないのですが)には、コレペティさんが主催する、アマチュア向けの声楽教室がありますよ。そこの発表会は、当然、普段レッスンしてくださる先生が伴奏してくださるので、発表会を見に行っても、生徒の皆さんがのびのびと歌っているのが感じられます。
また、知り合いの合唱団の練習ピアニストさんは、本業がオペラのコレペティさんだったりします。
という訳で、その姿が見えづらいだけで、実は案外身近にコレペティさんがいるのかもしれません。ただ、歌わない人には、コレペティさんと普通のピアニストさんの区別が付きづらいだけかもしれません。
それにしても、リヒテルが元コレペティさんだったとは、意外ですね。
>指揮者はピアノで全体把握していないとどうにもならないというのは何となくわかります。
そう言えば、メトの指揮者、レヴァインはコレペティさんでもあって、一流歌手たちに(自分が指揮するオペラの)指導をピアノでする映像がたくさんあります。
こんばんは。度々失礼します。
> ちなみに、Y門下での発表会とか演奏会とかは、Y先生が伴奏ピアニストさんとして、必ずコレペティさんをメインのお仕事にしているピアニストさんにお願いしています。
そういう世界があったのですね。初めて知りました。ありがとうございます。絶滅危惧種みたいに勝手に想像していました。
> 通常のピアノ曲と、オペラのピアノ伴奏では、ピアノの奏法が全然違う
コレペティでないピアノ弾きの方からベートーヴェンの「合唱付き」の練習でピアノ伴奏した話を聞いたことがあります。スコアの音符からピアノで弾ける部分を拾っていてピアノ作品向けの指使いとかなくて大変だったようです。管弦楽では多くの声部が独立して動いているような感じはなんとなくわかります。
> リヒテルが元コレペティさんだったとは、意外ですね。
補足です。
https://ondine-i.net/column/1740
「理想のピアニスト」と同じような環境で修行したいと思ったら、十八歳まで正規の音楽教育を受けず、いきなり歌劇場でコレペティトゥーア(練習ピアニスト)をつとめ、十九歳で自主リサイタルを開き、二十二歳でモスクワ音楽院に行って、ネイガウスの前でショパンの『バラード第四番』を弾かなければならないだろう。チェルニーなんて弾いたことがない、とリヒテルは言う。音階の練習もしなかった。
らしいです。こんなピアニストがこれからも出てくるのでしょうか。
tetsuさん
声楽曲の伴奏って、ピアノしか勉強していないピアニストさんだと演奏が厳しいんですよね。
>スコアの音符からピアノで弾ける部分を拾っていてピアノ作品向けの指使いとかなくて大変だったようです。
…でしょうね。でも、弾ける部分だけ拾われて弾かれちゃうと、歌う方は困るんですよ。と言うのは、基本的には、どの音も大切だから。ピアノだとみっちり書かれている譜面も、元はオーケストラの譜面から起こしたものですから、この音はビオラの音、こっちの音はチェロの音、こっちの音はトランペットの音…だったりするんですよね。
だから、コレペティさんのような、オーケストラ譜をそのままピアノに落とし込んだような譜面を、指揮者や歌手のわがままに合わせて、楽々弾けるピアニストさんが必要なんですよ。
あと、たぶん、リヒテルは、自然ピアニストさんなんでしょうね。いわゆる、天才?
>こんなピアニストがこれからも出てくるのでしょうか。
出て来るでしょうが、我々が生きているうちにお目にかかれるかどうかは、分かりません。