いわゆるネットサーフィン(もはや死語?)をしていると、たまに“大人になってから音楽を始めた人”ってムカつく!という記事を見かけます。私も大人になってから音楽を始めた部類の人なので、ちょっとドキッとします。
そういう方の文章を読んでみると…要するに「大人になってから音楽を始めた人は“楽しそうだから”ムカつく」って事らしいのです。
確かに私も含めて、大人になってから音楽を始めた人って、音楽を趣味として始めた人だし、音楽を始めたくて始めた人で、習い始めは何事も新鮮でワクワクしているし、自分のお金で自由に音楽を学んでいるわけだから、音楽活動が楽しくて楽しくたまらないわけですし、少なくともそう感じている人がネットで「私、音楽始めました。音楽って楽しいよね」って書いているわけです。
まあ、私もそんな人の人なんですがね。
そんな我々って、音楽を趣味としてエンジョイしているわけで、大して上達もしないくせに、ワチャワチャして楽しくやっているなのです。
その様子を見て“ムカつく”人って…“大人”になる前から音楽をやっていた人なわけで…おそらくは、子どもの頃から音楽…ってかピアノを親に強制的にやらされた人が書いているような気がします。
私が子どもの頃のピアノ教室って…色々、理不尽だったと聞きますよ。そんな子ども時代を経験していれば、音楽が楽しいなんて感じられなくても仕方ないよね。だって自分たちは音楽がイヤでイヤで、でも止めさせてもらえなくて、我慢して音楽していたのに、同年代で、大人になってから音楽始めたような連中が、全然下手っぴなのに、楽しそうに音楽してりゃあ、そりゃもうなんかムカつくのかもしれません。
でも、それって嫉妬だよね。
音楽を楽しんじゃダメなの? 下手なのに喜んでいたらダメなの? そもそも音楽を趣味にしちゃダメなの?
昔は辛かったのかもしれないし、そんな子ども時代を過ごしたことや、そんな音楽体験をした事には、同情するけれど、それは我々、大人の初心者には関係ない事じゃん。自分のトラウマを無視して、他人に汚い感情を吐き出して、それで気分を晴らしているなんて、つまんないよ。少なくとも、ネットに書いて良いこととは思わないよ。だって、ネットの落書きって、世界中の人が読むわけだからね。心の汚物は自分の中で処理してくださいよ、お願いしますよ。
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