ブログ再開です。
私は老眼です。いまや、小さな活字の本なんて、読みたくても読めません。二昔前なら、図書館に行って、大型活字本しか読む本が無い…と言った状況なのだと思います。
でも、今の時代は良いですね。電子書籍があります。電子書籍なら、いくらでも字を大きく出来ますので、大型活字本の世話にならずとも、好みの本を読むことができます。それは活字の本であれ、マンガ本であれ…です。ほんと、便利な世の中になりました。
それゆえ、電子書籍になっていない本は読めないので、電子書籍版が見つからないと、ちょっとばかり悔しい思いがします。ああ、電子書籍として売ってくれよぉ~って思うわけです。
電子書籍化の有無は、マンガ本だと、著者の意向が強いようで、決まった漫画家の作品が電子書籍では読めません。例えば、「ドカベン」や「野球狂の詩」の水島新司は、今のところ電子書籍化されていません。浦沢直樹も最近まで電子書籍化を拒んでいたそうだけれど、近年それが解禁されたようで、今ではどこでも電子書籍で読めるようになってうれしいです。
ベテラン勢で言うと、「デビルマン」の永井豪とか、「三国志」の横山光輝などは、一部の電子書籍サービスでしか作品が公開されていないので、私のようなKindleで電子書籍を読んでいる人は、これらの作者の作品が読めません。実に残念です。
まあ、人生には時間の限りがあるので、読めないマンガはさっさと諦めて、他のマンガを読めばいいだけなので、子どもの頃から慣れ親しんだ、水島新司作品も永井豪作品も横山光輝作品も、残念だけれど諦めました。はい、人間諦めが肝心ですからね。
そんな感じで「電子書籍化されないものはされないのだから、無いものねだりは止めて、さっさと諦める」という考えに至った私ですが、それでもやはり諦められない作品がある事に気づきました。
それは、橋本治の「桃尻語訳枕草子」と円地文子の「源氏物語」です。「枕草子」にせよ「源氏物語」にせよ、他の作家による優秀な現代語訳がたくさん出版されているので、それらを読めばいいだけの話だし、実際、他の作家の現代語訳も読んでいる私だけれど、それでもやはり、私にとっては、この2つの作品は特別な翻訳ものであり、類書とは全くの別物であって、どうしてもこれらの作品を再び読んでみたいのです。
無論、昔読んだ紙の本なら持っているのだけれど、老眼の私には紙の本はやはり厳しいのです。大河ドラマ「光る君へ」に触発されて「源氏物語」や「枕草子」を読みたくなっている昨今の私だけに、やはり気に入った訳の現代語訳で読みたいのですよ。
まあ「源氏物語」に関しては、続々と新しい翻訳も出版されているので、今更、円地文子訳ではないだろう…とは薄々感じているので、諦めているのですが、「枕草子」に関しては、橋本治訳以上の現代語訳は未だに現れていないと思っているので、ぜひぜひ電子書籍化して欲しいものだと、強く思っています。
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