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2024 三陸海岸に行ってきた その4 カモメとウミネコ

 休憩をはさんで目的地に向かう途中に、なんと、ラウンドアバウト(環状交差点)がありました。いやあ、私、実物のラウンドアバウトを見るのも、通るのも始めてで、意味なく興奮してしまいました。いやあ、ラウンドアバウトって、湘南地方には無いものだから、なんかもう…ふうふうふう。

 ラウンドアバウトを通って、穴通磯(あなとおしいそ)に行きました。これもまた巨大奇岩の一つです。なかなか見られるものではありません。最寄りの駐車場に到着した時には、雨が止んでいたのですが、駐車場から穴通磯までの山道が雨に濡れて、とても歩きづらかったです。片側が崖になっているので、足をすべらせたらシャレになりません。

 それにしても、今回のツアーでは、巨大な奇岩ばかりを見せられるなあ…。

 穴通磯からバスに戻った途端に雨が降り始めました。雨の中をバスが走り、そのままホテルに着きました。夏なのに、肌寒いくらいです。

 ホテルは…ホテル観洋と言う、とても立派なホテルでした。我々にあてがわれた部屋は…これまた立派な角部屋で、どれくらい立派かと言うと、部屋にトイレが2つあるくらいに立派で広々とした部屋なのでした。

 ちなみに、ホテルに到着したのは、なんと3時でした、早い! 

 さっそく、お風呂に行きました。大浴場は、ナトリウム・カルシウム温泉でした。つまり“温かい海水”だね。湘南や伊豆の温泉と同じ種類の温泉です。いいお湯でした。露天風呂に入っていると、お風呂のすぐそばまでカモメがやってきました。「夏なのに、なぜカモメ?」と思ったものの、実際にカモメでした。

 風呂から戻って、部屋の窓から外を眺めます。窓からの眺望は素晴らしく、志津川湾と、そこに浮かぶ島々がよく見えます。鳥がたくさん飛んでいます。その中の1羽が、我々が見ている窓辺にやってきて、窓の外の手すりに止まりました。ウミネコです。

 ウミネコとカモメ、よく似ていますし、種として親戚関係にある鳥ですが、一応、別種です。皆さんは、その違いを知ってますか?

 基本的に、我々が日頃見かける「あ、カモメだ!」と思っている鳥は、たいていウミネコです。と言うのも、ウミネコは留鳥で、1年中日本にいる鳥だからです。一方、カモメは、実は渡り鳥で、日本には冬に、避寒のためにやってくる鳥です。なので、夏の日本にいるはずはないのですが…さっと露天風呂にいた子は、明らかにカモメなんだよね。不思議です。

 カモメとウミネコは、ほぼ同じような大きさの鳥で、大雑把な見かけもほぼ同じです。でも、よく見ると、違いはあります。

 例えば「ウミネコは目つきが悪く、カモメは可愛らしい目をしている」のです。いや、実際、ウミネコは目つき悪いですよ。なんかいつも怒ったような目をしています。その点、カモメの目はつぶらで、黒目がちで、なんとも可愛いのです。

 よく見ると、くちばしが違います。カモメは、普通に全体が黄色いくちばしをしています。ウミネコは、基本は黄色ですが、くちばしの先端は、赤&黒なのです。はっきり、黒と赤が差し色として入ってます。実はウミネコのくちばしって、オシャレなんです。

 後、足の色が違います。ウミネコは黄色い足をしてますが、カモメはだいたいピンクです。なので、慣れた人が見ると、カモメとウミネコの見分けって簡単なんですよ。私はだいたい、くちばしで見分けます、確認のために足を見ます…って感じです。

 だから、露天風呂で見かけたカモメが不思議でなりません。この季節にいるはずのないカモメがいるわけですからね? ううむ、三陸の不思議だな。

 それはともかく、我々が窓から外を見ていたら、ウミネコがやってきました。窓の外の手すりに留まってます。なので、よく見えます。目つきは悪いし、後頭部はハゲている(たぶん年寄りのウミネコ)し、でも可愛いのです。あまりに可愛いので、妻と“ウミネコ撮影会”を始めてしまいました。ちなみに、その時に撮った写真を、私は今、スマホの待受け(暮れなずむ夕日とたたずむウミネコ)にしています。

 はあ~。ウミネコ、可愛い。

 時間になったので、夕食に行きました。今夜の夕食は、会席料理です。豪華な食事でしたが、炊き込みご飯がカニ飯だったのが残念でした。私、甲殻類アレルギーなので、カニはダメなんだよね。特にカニ味噌がダメなので、念のために、カニはすべからくアウトにしています。そうは言っても、この前、伊香保温泉に行った時に、旅館の飯にステルス的にカニ味噌を使われてしまって、夜中に呼吸困難で地獄の門を見た事もあるので、用心するに越したことはないのです。

 夕食にあわびが出ました。今度は焼きアワビです。アワビをしっかり焼いて、レモン汁をかけて食べるのですが…これは絶品でした。アワビ、美味しいです。アワビなんて、めったに食べない私ですが、焼きアワビなら、もっと頻繁に食べてもいいなあと思うくらいでした。柔らかいし、旨味はあるし、風味もある。もしかすると、アワビは焼くに限るのかもしれない…なんて事も考えてしまいました。活きアワビはオツだけれど、やっぱりそんなに美味しくないなあと思いました。

 その他の料理(特に海産物関係)もみんな美味しくて、ここのホテルのシェフは、本当に良い仕事をしていると思いました。

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