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上野の、国立西洋美術館と上野東照宮に行ってきた

 8月に入って、お盆を目の前にして、日帰りレジャーに行ってきました。まずは上野です。久しぶりに国立西洋美術館に行ってきました。たぶん、今世紀になって初めて行きます(笑)。いつも目の前は素通りするんだけれどねえ…。

 久しぶりに行ったので、なんかあれこれ、記憶と違っていて面白かったです。

 まず、前庭がやたらとすっきりしていました。彫刻がとても見やすかったです。

 中に入って、まずは企画展(スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた)を見ましたが、これは正直、とてもつまらなかったです。私の趣味じゃないです。

 続いて常設展に行きました。ここに飾られている絵は、若い時に一度見ているはずですが、全く記憶にありませんでしたので、すべて新鮮な気持ちで見ることができました。私は、最初の方に飾られている宗教画の数々に見とれてしまいました。企画展で散々版画の類を見た後だった事もあって、無性に心が色彩を求めていたのだと思います。

 この日、一番私の心を取られて離さなかったのは(宗教画ではなく)コルネリス・デ・ヘームの「果物籠のある静物」という絵でした。板に油絵の具で果物の絵が描かれているだけの作品なんだけれど、そこに描かれた果物たちが、写真よりもリアルで瑞々しくて美味しそうに感じられたのですよ。しばらく立ち止まって見つめてしまいました。絵だからこそ描ける絵…なんだなって感じました。でも、これを写真に撮ったりすると、その良さが消えちゃうんですよ。ネットにも画僧がアップされていますが、それじゃあ無いんだな。あの飾られていた絵からでないと感じられない素晴らしさが、そこにありました。

 だから、美術館に行くのが楽しいのですよ。

 西洋美術館は、割と足早に回ったつもりでしたが、朝10時前に入ったのに、出てきた時は1時半が過ぎていました。そりゃあ疲れるよ。

 昼食は、上野のガード下にある、森の茶屋という地元の人向けの大衆食堂に入りました。「おすすめは?」と尋ねると「生姜焼きとささみフライの定食です」と即答されたので、素直にそれを注文して食べたら…絶品でした。安くてお腹いっぱいになれる…大衆食堂ってのはこうでなきゃね! また、上野に来るチャンスがあったら、この店に来るぞ!

 食後は、上野公園に戻って、上野東照宮に行きました。外国人観光客だらけでした。

 御神木である大楠の前にある静心所でしばし休息を取りました。ここは、冷房が無くても、涼しくて気持ちの良い場所でした。ここにいると「地球温暖化なんて嘘っぱちだな」って感じました。要するに、エアコンとアスファルトが無ければ、木陰で十分涼しいのですよ。

 金色堂の素晴らしさに溜息をついたら、上野とはバイバイして、そのまま横浜の桜木町ブルグ13に行って「響け! ユーフォニアム」の新作映画を見てから帰宅しました。地元に戻ったら、ちょうど花火大会の時間だったので、ドカンドカンと打ち上がる花火を見ながら、家路を急ぎました。

 実に充実した1日を過ごせました。

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