さて、続きです。
26)メト・ライブビューイング「R.シュトラウス作曲『ナクソス島のアリアドネ』」
この映画の感想は、こちらに書きました。
27)ムーン・ナイト(配信)
マーベルのテレビドラマです。これ、いいですよ。なかなか面白いです。フェーズ4の作品なので、映画の諸作品と世界がつながっているはずですが、ムーン・ナイトってアベンジャーズに参加するのかな? いや、できるのかな? そこがちょっと心配ですが…でも、面白いよ、これ。
28)ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
マーベル映画です。見応えたっぷりの、さすがハリウッド映画って作品です。でも、これで、ドクター・ストレンジとスカーレット・ウィッチはMCUの物語世界から退場なのかな? ちょっぴり寂しい感じがします。
29)シン・ウルトラマン
この映画を見て以降、山本耕史さんを“メフィラス”と我が家では呼んでいます。「鎌倉殿の13人」の三浦義村を見ても“メフィラス”と呼んでしまいます。そのくせ、斎藤工さんを見ても“ウルトラマン”とは呼びません。やっぱりウルトラマンは黒部進さんなんだよね。
映画は…怒涛の展開なので、一回見ただけでは呆気にとられてしまうと思いました。私は一回しか見ていないので、未だに呆気にとられたままです。配信されているので、それを数回見ないと、この映画の良し悪しは分からないかもしれません。それぐらい、色々な要素と愛情が詰め込まれて作られています。つまり、濃度がこすぎて、リアルタイムじゃ消化できないんですよ。
そういう意味では「オタクによるオタクのための映画」と言えるのかもしれません。
30)メト・ライブビューイング「ヴェルディ作曲『ドン・カルロス』」
この映画の感想は、こちらに書きました。
31)大河への道
伊能忠敬ってご存知でしょうか? 今に通じる精度で日本地図を製作した人です。もちろん、当時はドローンも人工衛星も無いので、日本中を歩いて測量して日本地図を作った、大偉人なのです。
それほどの偉人がなぜ「大河ドラマにならないのだ?」という素朴な疑問を抱いた主人公が、伊能忠敬の足跡をたどりながら、大河ドラマ誘致に向かって奮闘努力をしていくというストーリーの映画で、実に興味深くて楽しい映画です。これ、大げさでなく、日本人なら見ておいて損はない映画だと思いますよ。いや、むしろ必見だね。
で、なぜ伊能忠敬は大河ドラマにならないのか…それは映画の中で語られているわけだけれど、それはさておき、例え大河にならなくても、日本中が彼の功績について知らなきゃダメなんじゃないかと思うし、彼のような生き方を見習うべきだと、個人的に思います。
彼のような老人に、私もなりたいです。
32)チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(配信)
チップとデールは知ってますか? 私は全然知りませんでしたが、割りと古くからいるディズニーキャラです。とは言え、あまりミッキーとは絡みませんので、そういう意味では、メジャーマイナーなキャラと言えるかもしれません。日本では、いわゆるキャラクター商品展開がされていたので、そういうグッズでチップとデールについて知った方も大勢いらっしゃるかもしれません。
ええと、リスのキャラクターです。可愛らしくて愛らしいキャラです。
映画は、結構、メタ的で、往年の大スター(今は落ちぶれてしまった)であるチップとデールが、誘拐されたかつての仲間を助け出すというストーリーで、ストーリーなんて、どーでもいい感じのドタバタなコメディです。
チップもデールも、いい感じのオッサンになっていて、アニメなのに、全然子ども向けじゃありません。ひねたオトナ向けの映画です。なので、絵柄にだまされて、子どもに見せちゃダメな感じの名画です。
33)東京2020オリンピック SIDE:A
正直に書きます。テレビ等でオリンピックを見ていた人たちは、特に見る価値ありません。時間の無駄です。むしろ、同時期に製作された「~ SIDE:B」の方(こちらはオリンピックを支えた裏方さんたちに焦点を当てた映画になっているそうです)が面白そうですが、あまりに「~ SIDE:A」の評判が悪かったために「~SIDE:B」は上映されたものの、あっという間に打ち切られてしまい、私は見に行くチャンスを失ってしまいました。「~SIDE:B」に関しては、そのうち配信されるでしょうから、そうしたら見るかもしれません。
この映画は、あと数十年とか経って、あの東京オリンピックについて知らない世代が、当時を知るために振り返って見る時に必要となる類の映画なのかもしれません。つまり、同世代である我々に訴えかけるものがなくても、それは仕方がない作品なのかもしれません。
34)太陽とボレロ
音楽映画です。ストーリーと配役には、あれこれ無理があります。ツッコミどころ満載です。たぶん、一般的な評価としては“凡作”になると思いますが、そういう凡作っぷりを楽しむのなら、それなりに楽しめると思います。音楽映画ですが、私は勧めません。
35)トップガン(配信)36)トップガン マーヴェリック
「トップガン」を見たことがなかったので「~マーヴェリック」を見るにあたり、まず家で「トップガン」を見てから、映画館で「~マーヴェリック」を見ました。
「トップガン」が、なぜ当時ヒットしたのかは、よく分かりました。そして「~マーヴェリック」は、パート2ものなのに、前作よりも素晴らしい出来の映画である事も知りました。これ、2作とも、名画だと思います。ただ、家のテレビで見るよりも、映画館の大スクリーン&大音響で見ることをお勧めします(って、もはや無理だけど)。とにかく、映像と音響が素晴らしい映画なのですよ。
結局、映画ってストーリーだけじゃなくて、映像美も必要だし、ど派手な音響も必要だし、そういう総合的なエンタメなんだよね。ストーリーだけなら、テレビでも十分。映画として成り立たせるには、やはり映像と音響にプラス・アルファというか、ある種の魔法が必要だという事です。それを如実に分からせてくれたのが、この映画だと思いました。映画として、実に素晴らしい作品たと思いました。こりゃあ、ヒットするわけだよ。
37)ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
“ストーリー+映像+音響”が映画の大前提ならば、日本映画で映画として成り立つのは、もはやアニメしかないんじゃないかって、私は思います。実際、この「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、すごいよ。ハリウッド映画と対抗しうるだけの、中身のある映画になってます。
たぶん、日本では、優秀な才能は、実写映画には集まらなくて、アニメ映画に集まってしまうんだろうと思います。だから、日本のアニメには素晴らしい作品があるけれど、実写映画が残念なことにそうでもないのは、そういう理由なんだろうと思うのです。
普通に素晴らしい映画です。
38)メト・ライブビューイング「ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』」
この映画の感想は、こちらに書きました。
39)エルヴィス
音楽映画…というよりも、ほぼほぼミュージカルと言っても良いくらいに、歌がたっぷりの作品です。とにかく、エルヴィス・プレスリーの伝記映画です。
ストーリーはエルヴィスの人生なので、昔のスターにありがちなストーリー展開と言ってしまえば、それまでです。マネージャーのトム・パーカー大佐とプレスリーの親父が悪役です。
この映画の魅力は、ストーリーではなく、音楽と主演俳優の魅力でしょうね。映画全体を通して見ると、大した作品には思えませんが、その瞬間瞬間はガツンと来るシーンが結構あります。そういう意味では、映画と言うよりも、ミュージックビデオとして見た方が満足感が高いかもしれません。
40)ソー:ラブ&サンダー
マーベル映画です。マイティー・ソーの後日談と言うか、彼の余生の話です。とにかく、ソーのキャラクターとしての“オワコン感”がいい味出している作品です。ジャンル的にはヒーロー映画でしょうが、コメディとして見る方が良いかもしれません。とにかく、面白い映画ですよ。私的には、かなりお気に入りです。
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コメント
シンウルトラマン
主題歌好きです。G4から1オクターブくらいの音域かと勝手に調整して歌ってます。カラオケで確かめてみたいところですが、これ一曲のためにボックス行くのも…
ストーリーのほうは、宇宙人ヒーローという、言ってみれば子供の世界と、大人の人間ドラマの解離がやはり目立ってる、と思いました。
主人公を含め、科特隊のメンバーが普通の人過ぎて、オフィスもののお仕事ドラマっぽいな、と。霞ヶ関のオフィスの閉塞感がすごくリアルで、これ現実の庁舎でロケ?という具合だったのでなおさら。
冒頭で人間の主人公が逃げ遅れた子供を助けに行くシーンはあり得ないだろう(軽装のmission specialistが一人で飛び出したら共倒れになるに決まってる、災害救助部隊が待機してるだろうから任せろよ)とか、彼の死体が夏の日本の山中で何日もきれいなままってのはおかしい、この点は、テレビのウルトラマンでの氷漬けという設定のほうが、とか突っ込みどころも多々。
その中で、絶妙なバランスをとっていたのがやはり山本耕史、と思います。個人的には、この映画の一番の名場面は居酒屋シーン、と感じました。
オタク的には、ウルトラセブンのダンとメトロン星人のアパートでの対話を思い出したり。
如月青さん
あの居酒屋のシーンは、絶対にメトロン星人とのチャブ台会談のオマージュだと思いますよ。
それはさておき「シン・~」シリーズは、“大きなお友達向け”にリメイクした、子ども番組なんだと思います。だから、私の心に刺さるわけなんですが(笑)。とにかく、怪しく、うさんくさくて、妙にリアルなのに、現実離れしているのです。矛盾と言うか、ツッコミどころ満載なのも「そこ、突っ込んでください」ってノリなのかな?って思ってます。ほら、コミュ障オタクって、変に自虐的だから(笑)。たぶん、あれが庵野監督の人間性なんだろうと思います。
ところで、あの映画における山本耕史さんの存在感は、すごいなあと思います。さすが、メフィラスですって。ある意味、ウルトラマン以上に、うさんくさくて怪しいでしょ?
次の「シン・仮面ライダー」は3月に公開予定ですが、予告編見ただけですが、すでに突っ込みたくってウズウズしている私です。きっと、庵野節が炸裂しているんだろうと思います。今から楽しみです。