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何のために声楽を習っているのか? その2 結局、楽しいから

 合唱への情熱にフタをした私が、なぜまだ声楽を習い続けているか?…ですが、以下の2点が現在の私のモチベーションだろうと思われます。

1)上達をし成長し続ける喜びを実感しているから
2)世界の広がりを実感してワクワクしているから

 1)の「上達をし成長し続ける喜びを実感しているから」は、単純に言えば「歌が上達して、とてもうれしい」からです。

 キング先生の門を叩いた頃と比べると、私はとても、かなり、すごく、歌が上達したという自覚があります。「それは勘違いだ」と言われるかもしれませんが、たとえ勘違いだとしても、私はそう実感しているのです。そして、それがとてもうれしいのです。

 人間、いくつになっても、上達したり成長したり、自分の能力が向上して、一つ上のステップに上がったと実感すると、うれしいでしょ? とてもワクワクするでしょ? そんな楽しい気持ちが、声楽を学び始めてから、たびたびあるんです。その喜びが声楽を学び続ける原動力になっている…のです。

 2)の「世界の広がりを実感してワクワクしているから」は、声楽の奥深さ、レパートリーの広さを感じているからです。

 最初に声楽を学び始めたばかりの頃は、発声方法を習うだけでした。しかし歌声を出すだけでも、新鮮な気分になったものです。こんな声の出し方があるのか! 自分でも知らない自分の声がここにあったのか!…って感じです。やがて、イタリア古典歌曲を歌い始めた時は、今までそんな曲がこの世にあることすら知らなかったわけで、新しい音楽との出会いに気持ちがときめき続けました。

 やがて、古典歌曲から近代歌曲、トスティとかドナウディとかを歌い始めると、新しいステージに上がったような気分になったものです。イタリア・オペラのアリアを歌い始めると、なんかもう、自分が一人前の歌手になれたような気分になったものです(まあ、軽い誤解なんだけれどね)。

 妻と二重唱を歌うようになった時は、独唱をやりながら、合唱以外の多声音楽を歌うことができる事に新鮮な喜びを感じました。英語やドイツ語の歌を歌い始めると、それまでのイタリア語の歌の世界とは、また別の世界への扉が開いたような気になりました。

 ほんと、楽しいです。

 今は、まだまだもっと、イタリア語や英語、ドイツ語の歌を歌ってみたいですが、いずれはフランス語やスペイン語、ロシア語の歌も歌ってみたいです。だって、いい歌たくさんあるものね。もちろん、日本語の歌もいずれは真剣に向かい合ってみたいと思ってますよ。

 そう思うと、まだまだ学ばなければならない歌がたくさんあり、歌いたい歌が山のようにあるのです。それと比べると、私に残された時間はあまりに短く、悠長なことなんて言ってられない気分になります。名曲の山を見た時、私はこれまで以上に、真剣に前向きに歌に取り組まないといけないなあと思うわけです。

 そうやって、歌い続けているうちに15年経ってしまったわけだし、これからも歌い続けていきたいと願うわけなのです。

 それが私が声楽を学び続けている理由だね。つまり一言で言えば“楽しい”から学び続けてきたのです。

蛇足 人間は息ができなくなると死んじゃいます。これからも呼吸をし続けるためには、カラダを鍛えないといけません。直接的には呼吸に関する筋肉を鍛える必要があると思います。で、呼吸の筋肉を鍛えるためには…古今東西、歌が良いとされています。そんな健康維持のために“歌っている”という側面がある事は、一応秘密です(笑)。つまりは「健康維持のために」歌っているという面もあるってことです。

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